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1973年(昭和48)山人会報31号より
小林 冨司夫
新聞社のイスを去って2年近くになる。在職中の無理がたたって肺気腫をわずらった。一時は再起を危ぶまれたほどの衰弱振りだったが、見事に立ち直った。「実は病にかこつけてばかばかしく長い伝記モノを書いていた」という。近く出版になる中国の画人・八大山人の数奇に満ちた生涯を書きつづった「私設八大山人」(仮題)がそれだ。構想10年、3年の歳月をかけたという。来年は郷土の俳人・飯田蛇笏の十三回忌を記念して写真と文の「蛇笏百景」(仮題)の執筆にとりかかる。さらに壬申の乱に活躍した「甲斐の勇者」の勇壮な物語執筆の意向をもらしている。往年の活躍を取り戻した小林さんである。峡南の久那土の出身。中国大陸で青春をすごし、戦後は山日に入社して文化部長を11年も勤めた。その間、御坂峠の天下茶屋近くに太宰治の文学碑建立など郷土文化を育ててきた足跡は大きい。山人会賞財団の発足以来、常任理事をつとめ、財団をもり立ててきた。自宅には史子夫人と長男夫妻と孫がいる。(坂本記)