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1978年(昭和53)山人会報43号より
市川 久夫
ボクら中年は、1杯飲むと知らずに映画の話に熱中することがよくある。ただし、あのころの、あの「羅生門」であり「静かなる決闘」「赤線地帯」である。監督でいえば、黒澤、溝口、吉村、成瀬、衣笠といった映画の神様みたいな人たちだが、当時大映でプロデューサーをしていた市川久夫さんだ。
市川さんのお父さんは身延町の出身だが、市川さんは本所・押上の生まれで、いわば山人会は2世会員である。東京外語のフランス語科を出て、はじめ逓信省へ入ったが役人が性に合わず、たまたま新興キネマの企画部員を募集していたのが映画人のスタートで入社したもの。丸山定夫主演の「風雪の春」を製作中に応召、満州、朝鮮で暗号の指導をした。
現在、部長として基礎を作った東宝テレビ部で、顧問として「江戸の旋風」を撮っている。誠に多忙で、お住まいの調布でも地域活動に引っ張りダコ。一女二男を育て上げ、これからの62歳の壮年である。(深沢)