お世話になっております。鈴木 太二です。
たった今、俳協ボイスアクターズスタジオの方から合格通知が届きました。感無量です。

巻島さんのもとで演技を学び始めて早1年半、ようやく努力が形になった気持ちです。
その努力をすることができたのも、努力を形にできたのも、一重に巻島さんのお陰だと思います。

まだ養成所の門をくぐっただけで気が早いかもしれませんが、是非お礼が言いたくて連絡しました。 本当にありがとうございます。

一年半、むしろもうすぐ二年も前になりますが、あの時僕は声優になりたいという意思はあっても、そのためにどんな事をすればいいか、右も左もわからない状態でした。
とにかくどんな形でもいいから、声優になるために努力しているという実感が欲しくて、巻島塾の門を叩いたことを覚えています。

役者という道を歩む先輩として、巻島さんは何度も僕を導いて下さいました。
役者になるためにどんなことをしていけば、どんなことに目を向けていけばいいのか、それに正解というのはないのかも知れないけど、進むべき道を示して頂いた事にはとても感謝しているんです。

ですが、何よりも感謝したい事は、芝居というものがとても楽しいものであると教えてくれたことです。

ただ演技することだけが楽しいだけではなくて、夢の実現に向けて努力することや、より惹きつける演技をするために悩むことすら楽しく感じられるようになったのは、お芝居に触れさせてくれた巻島さんのお陰だと思います。

芝居という物事を手に取ったのは僕ですが、それをとても素敵に紹介して頂いた、そんな風に感じているんです。

以前、巻島さんが話していた「演技と恋は似ている」ということ。
僕は今、まさに巻島さんが話していた状態にあるのではないかと思います。

うまく言えませんが、「演技」という名前の女の子に恋をしているような、そんな気持ちなんです。 いわば、巻島さんはそんな素敵な女性に引き合わせてくれた恩人というべきでしょうか(笑)

そう思えて以来、毎日に色がついたように楽しくなりました。
願わくば、この気持ちがずっと続くように、ずっと演技を追いかけていられるように、僕は役者を目指そうと思います。

半年後の無料特待生の審査、そして正式な所属を目指し、これからも邁進していくつもりです。
僕にできる巻島さんへの恩返しは、僕の望みと同じだと思いますから。

長文、散文となりまして申し訳ございません。
俳協の方には合格しましたが、巻島塾の方にはこれからも通わせていただこうと思っております。
今後もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。

<声優演技研究所からのコメント>
褒めすぎです。 でも、どうもありがとう。
「演技と恋愛は同じ」
鈴木くんは気を使って書かなかったんだろうけど、もうひとつ付け加えさせていただきます。

どちらも、“趣味の段階が一番楽しい”とも、生徒の前で話しました。

恋愛では、「芸能人とファンの関係」が一番楽しいよ、とね。
だって傷つきませんから。フラれて傷つくなんてことはありませんから。好きなだけでいられますから。あこがれの気持ちだけでね。

これがホントの恋愛になると、フラれるんじゃないか、恋のライバルが現れやしないか、仕事や勉強が忙しくてなかなかデートが出来ない、最近恋人の態度が冷たい、等々、楽しいばかりじゃいられません。

演技も全く同じ。趣味の段階が一番楽しいんですよ。
だから、本当に大変なのは、これからなんだと思います。
ただ、偉そうに書いちゃいましたが、鈴木くんが気持ちのしっかりした立派な男だということは、レッスンを通じて重々承知しています。
また、困難な道のりを知っていても前に進もうとするチャレンジ精神は素晴らしいと思います。
より一層気を引き締めて頑張りましょう。
合格おめでとう。