イラストで読む 演技のテクニック | ||||||||||
![]() 自分の正直な気持ちを伝えたら、相手に誤解された。 ![]() 役の気持ちを正確に読み取って演技をしても、誤解されてしまう可能性だって考えられます。 ![]()
![]() イラストを使って演技のテクニックをご説明します。
変えたのは眼だけです。他の部位は変えてません。でもイラストから受ける印象はまったく変わるんです。 ![]() このテクニックは、映画やテレビドラマの撮影現場では、ごくふつうに使われています。 ![]() ![]() でも感情がないのに、「泣いている」ように見せてしまうのが演技のテクニックなんです。
![]() それでは順を追って考えてみましょう。 まず、感情をこめない無表情の棒ぜりふ「おはよう」をつかいます。 このイラストに 棒ぜりふで「おはよう」といわせるのと ![]() ![]() 下のイラストでは・・・ まったく同じ棒ぜりふの「おはよう」をつかっても受けるイメージは変わります。 ![]() ![]() つまり、感情をこめない棒ぜりふでも、アニメなどの絵でセリフの印象を変えることは【ある程度】可能なんです。
![]() そこで・・・ 声のトーンはやや低めで、 声の大きさはふつうに「おはよう」 ![]() 下のイラストでは 声は高め、少しリズミカルに「おはよう」 ![]() 「仲がいいお友達」といった感じがしますね。 ![]() ![]() これをさらに細分化すると 走ってきたように息を弾ませて、声は大きく、トーンは高めでリズミカルに、下のイラストで「おはよう」 ![]() 走る、は「行動」。息を弾ませる、は走るという行動で生じた「結果」であり、感情ではありません。 しかしそのテクニックをつかってセリフを言うことで、「うれしい・楽しい」といった感情が、見る側に感じられてくるんです。
![]() それはなぜなのか? 決まりごとの通りにお茶をたてられれば、きれいに優雅に見えるからなんです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() わたしたちは、「メソッド演技」で役へのアプローチの方法を学び、ブレヒト演劇から「当たり前だと思ってることが本当にそうなのか?常識を疑え」という日常の観察を演技に応用する方法を学んでいます。 ![]() ![]() ![]() そんなときにテクニックは威力を発揮します。 そうすれば、「調子が悪くてうまくいかなかった」という事態は減りますよ。 ![]() テクニックと演技の真髄、その両方を学んでいくことは大切ですね。 ![]() |
||||||||||
|