24時間血圧測定

 高血圧とは、外来で日をかえて数回測定した血圧の値(外来随時血圧)がおおむね最大血圧140mmHg以上、あるいは最小血圧90mmHg以上の場合をいい、これが診断及び治療開始の基準となります。但し医師の前では緊張する人も多いため、患者さんがご自宅で測定した血圧の値(家庭血圧)も診断や治療の参考にします。家庭血圧の場合、外来随時血圧と比べてやや低いことが多いので135/85を目安とし、それ以上を高血圧として対処します。最近、24時間携帯血圧計が開発され、日中に続いて夜間睡眠時の血圧の変化も把握できるようになりました。特に深夜・早朝の血圧上昇は、脳血管障害や狭心症の引き金になる危険性が指摘されており、臨床的に重要視されるようになっています。検査の要領は、当日簡単な器械を体につけてから約24時間後の翌日に来院して頂きます。検査結果は器械をはずしてから30分ほどでお知らせすることができます。要予約。

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