肺炎球菌ワクチン

乳幼児期に起こる髄膜炎、肺炎、敗血症などの重症感染症では、その6割がヒブ菌、3割が肺炎球菌によるものと言われています。そのため、乳児期にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン(小児用)の両方を接種することで大きな予防効果が期待されます。接種のタイミングは、DPT(三種混合ワクチン)と同じ要領で行われます。一方、肺炎球菌は成人肺炎の主な原因菌でもあります。肺炎は日本人の死因第四位を占め、また最近、抗生物質の効かない細菌が増えていることから、特に高齢者には肺炎球菌ワクチン(成人用)の接種が推奨されます。

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