かわら版

珪藻頁岩の電子顕微鏡写真

珪質頁岩の構造を電子顕微鏡撮影により撮影した写真等を載せています
珪質頁岩は珪藻土が堆積時の地圧地熱により変性を受けて頁岩化した物です。
一度、珪藻質が水熱により溶けることで、珪藻核が崩れて再構築されているため一様では無く、構造は珪藻土と異なります。


稚内層珪藻頁岩 電子顕微鏡 写真

  

  

  


珪藻土 電子顕微鏡写真

 

いかかですか。
珪藻土とは全く違うことがお分かりになられましたでしょうか。


豊富事業所のお話


弊社の豊富事業所の建物は、この稚内層珪質頁岩の事業の為に建設した建物ではありません。
この建物は、北海道電力株式会社の豊富火力発電所として昭和32年(1957年)11月 1日に日本で最初の事業用ガスタービン発電所として、商業運転を開始した建物です。
1976年2月に閉鎖されるまでに18年余りの間、総発電時間125,461Hr総発電量133,382,300kwhを記録し、日本最初の事業用ガスタービン発電所としてパイオニアの栄光を担い苦難に耐えてその使命をしたそうです。
(日本ガスタービン学会誌vol.26 日本で最初の事業用ガスタービン発電所「豊富」 を引用及び参照)
その為か、建物の外観は下の写真であるように炎の絵のイメージでデザインされている建物です。
その、事業用ガスタービン発電所としてのパイオニアを担った建物は現在、稚内層珪質頁岩を素材原料とした調湿建材のパイオニアとしての製造工場に役割を変え、再びパイオニアとしての役割を担っています。

工場


豊富温泉

先にお話ししました日本で最初の事業用ガスタービン発電所として稼働した背景には、天然資源の話があります。
この地は、石油・天然ガスが埋蔵されていることが分かり、ボーリングを実施したところ大正15年5月17日に天然ガスが噴出し、石油は昭和16年には国策会社・帝国石油が、日本石油によって採掘を成功した鉱区を所有し第2次大戦中には1.8kL/day良質な石油を採取したこともあります。
その天然ガスを利用しての発電事業だったのです。
しかし、石油の方は徐々に採取量が減り、その後天然ガスとガスが噴出するときに出てくる鉱泉水が残り、その鉱泉水を沸かし、最北の温泉郷「豊富温泉」として現在に至っているのです。
この豊富温泉は、油湯として知られ、アトピーなどの皮膚病に効果があることでも知られています。
ここには、町営、民営のホテル・旅館など数件があり、豊富町の重要な観光事業を担っています。
(日本ガスタービン学会誌vol.26 日本で最初の事業用ガスタービン発電所「豊富」 を引用及び参照)

井戸現在も天然ガスと鉱泉水を出す井戸
温泉
ガスと分離され出ている鉱泉水 
手前の油が皮膚病に効果があると言われている