潜伏キリシタンとは
下の部分は、以前作ったものです。
いろいろな本を読んでいるうちに、違和感を感じました。
当時私は,カクレキリシタンが、禁教だった江戸時代に
隠れて信仰を守られてきた方々だと思っていました。
長崎県世界遺産推進課によって作られた
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産というHPがあります。
その説明がとてもわかりやすいです。
キリスト教禁教期にひそかに信仰を続けてこられた方々が
潜伏キリシタン
その後、キリスト教が解禁されて、3つに分かれます。
カトリックに復帰された方々は、カトリック信徒
潜伏キリシタン以来以来の信仰を続けた方々は、かくれキリシタン
転宗した方々は、仏教や神道その他の信徒
間違いがあってはいけませんので、世界遺産推進課の表現をそのまま転記させて頂きました。
大変申し訳ありません。
カクレキリシタン、隠れキリシタン、潜伏キリシタン
書名 | 著者 | 出版社 | 禁教時代 (主に江戸時代) |
明治以後 | |
キリスト教に復活 | 祖先の信仰を守る | ||||
かくれキリシタン | 片岡弥吉 | NHK BOOKS | 潜伏キリシタン | かくれキリシタン | |
カクレキリシタンの 信仰世界 |
宮崎賢太郎 | 東京大学 出版会 |
潜伏キリシタン | 復活キリシタン | カクレキリシタン |
大いなる遺産 長崎の教会 |
柿森和年 | 智書房 | 潜伏キリシタン | カクレキリシタン | |
遠藤周作 | かくれ切支丹 | ||||
西海のキリシタン 文化総覧 |
鶴田文史 | 天草文化 出版社 |
潜伏キリシタン | 離れ | |
浦上キリシタン 流配事件 |
家近良樹 | 吉川弘文館 | 隠れキリシタン | ||
日本史の教科書 | 山川出版社 | ||||
日本史用語集 | 山川出版社 | 隠れ(潜伏) キリシタン |
|||
Agora 10 | JAL | 隠れキリシタン |
記述が見当たらない | |
不明 |
日経新聞に隠れキリシタンの解説がありました。
以前から、解説がわかりにくいと思っていたら
本によって、信者さんの呼び方が違っていましたので
何冊かの本で調べてみました。
江戸時代に、キリスト教が禁止されて
ひそかに信仰を続けていた方々
明治時代になって、キリスト教に帰依なさった方々
潜伏時代の信仰を守っていらっしゃる方々
3つのお名前が、本によって違っていました。
研究なさっている先生方は、いろいろな名前を使う事で
それぞれの違いを出そうとなさっているようです。
私の何人かの知り合いに聞きましたら
隠れ(カクレ)キリシタンという言葉から
江戸時代のキリスト教の信仰を禁じられた時代に
ひそかに信仰を守っていた方々を連想する方が
多かったです。