秋もやっぱり 北海道 鉄旅
暫定ダイジェスト版
さてさて、稚内に到着しました。宗谷方面の天候は今ひとつぱっとしない模様です。しかしながら、何とか利尻富士が見える程度です。ただ、頂上は曇ってますが…。
朝一番ということで、もう稚内はツーリング時代から訪れているところ。宗谷岬にでも行こうかなと思ってたのですが、実は、この鉄旅の中で唯一行ってない所がありました。それは、7年前に廃止されたJR深名線跡をバスに乗車したままで探ろうというものです。そうなると、名寄に到着するには稚内を7:37に発車する特急『スーパー宗谷2号』に乗車するしかないのです。というのも、名寄からの幌加内方面行きのバスが9:00(土休日運休)、13:00、16:10、19:00しかありません。これに最適な接続とすれば、この列車に乗車して名寄に10:18に到着したあと、13:00のバスまで粘るしかありません。『SP宗谷2号』が発車すると、今度は10:58の普通列車まで待たなければならず、名寄に到着してももうほとんど夕暮れ状態なので、車窓の景色や接続は難しいものであります。ということで、宗谷岬はあきらめて、今回はあえて、深名線跡をバスで行くことにしました。

とはいっても、せっかく稚内に来たのだから、何か一つ見ようということで、駅から5分で行ける名所、『北防波堤ドーム』に行くことにしました。やはり大きいですね。さすがは稚内。このドームこそこの地のランドマークといってもいいでしょう。大正から昭和初期にかけて建設されたこの建物、老朽化と塩害対策のため、23年前に復元されたのですが、長く連なるアーチと扇がたのドームスタイルは、まさに芸術品。それだけに観光客だけでなく、地元の人々も愛されているのですね。
さて、駅に戻り、『SP宗谷2号』で名寄を目指しますが、今日は4両での運転…、おいおい、名寄から乗客が多くなるのにこの両数は少ないのでは…。確かにこの列車、自由席が普段は1両しかないので、稚内〜名寄間は乗客は少ないのですが、名寄〜旭川間ともなると利用客が多いため、いつもごった返しているのです。せめてなら名寄で増結するとか、あともう1・2本札幌〜名寄間の特急を増便してもおかしくないでしょうか…と私は思うのですが…。
名寄に到着しました。やはり、旭川方面の乗客が多いようですね。しかし、立席が出るほどではなさそうですが、自由席の状況を見ると、やはり増結が必要なのかもしれませんね。一方、下りの『SP宗谷1号』に関しても、やはり盛況してます。どちらにしても、旭川〜名寄間全体のダイヤを大幅に見直さないといけないでしょうか…。さて、ここからは幌加内方面行きバスが来るまで約3時間の長〜い待ち合わせです。その間、何しようかと考えたのですが、何も考えていません(笑) 待合室でボケ〜っと待ってみたとき、右手に喫茶店のようなものが。これはと思い、早速中へ入ってみると、なんとそこは、自営のコーヒーショップだったのです。

店内はハイビジョンが映し出された大きなプラズマテレビに5.1chのサラウンドスピーカー、流れているのは落ち着いた洋楽ポップ、店内もテーブル席が2箇所あるだけのこじんまりとしたものですが、なぜか雰囲気は落ち着いています。早速ブレンドコーヒーをお持ち帰りとして注文。早速駅の外で飲んでみたところ、これが以外にも美味しい。とある全国チェーンのコーヒーバーよりも格別に味が違って、普段のコーヒーを飲んでいたのは一体なんだったのだろうかといいたくなります。値段は少々張りますが、これはぜひ待ち合わせに飲んでみたいものです。
待つこと3時間、ようやく幌加内行きバスが到着しました。このバス、名寄と深川を結んだJR深名線の廃止に伴い新設されたジェイアール北海道バスの路線です。コースは深名線にほぼ近いのですが、朱鞠内湖付近では線路は湖の西側のところ、バスは東側を走るのが特徴です。そのバスに乗車してみましたが、始発からの乗客は私1人だけ。途中の市立病院前で患者客1人が乗り込むものの、途中の母子里(もしり)で下車しました。まさに、ほぼ独り占めをしたようです。
代替道路が整備されないままJRになっても存続した深名線、しかし、当時としては対路線額の赤字がJR最大であるのに加えて、国道275号線の整備完了に伴い、その必要性がなくなったことから、1996年9月3日にその使命を終え、現在バスとして運転されているものの、未だに乗客減は拭え切れないまま。便数もバス転換時と比べると半分にまで落ち込んでいる現実。一度は他のバス会社に譲渡するはずだったのが、一転として白紙撤回されたのを考えると、そろそろこの路線のバス運用も危うくなって来たのかもしれません。下手したら深名北線(幌加内〜名寄間)のバス自体が消え行く運命なのかもと考えると心配になる恐れが…。なんとしてでもこの区間は存続してほしいものです。
10/7 18:57 特急『スーパーホワイトアロー24号』改め、快速『エアポート182号』車内 千歳にてアップロード

さて、母子里を過ぎて、いよいよ日本最大の人造湖である朱鞠内湖に差し掛かりますが、さすがにこの付近はもう紅葉が色づき始めましたね。見ごろはまだ先かもしれませんが、秋めいて来てます。もう少しすれば全体に赤く染め渡るでしょう。朱鞠内湖も秋色してます。まるで一人バスツアーをしているみたいです(笑)

旧朱鞠内駅こと朱鞠内バス停に到着しました。駅舎自体はなくなったものの、駅標記板と線路がそのままモニュメントとして残っており、旧駅構内も町民公園・パークゴルフ場になっています。しかし、相変わらず乗客は私1人だけ。この状態がいつまで続くでしょうか…。
左手に深名線の跡を見ていますが、どれがその跡か分かりませんが、橋梁跡などからみればすぐ分かります。しかし、バスの車内ではなかなか見つけ難いものですね。
そして、バスは幌加内町の市街地に入りますが、その手前の道の駅・幌加内にある『ルオント前』で、ようやく1人乗車しました。どうやら、ここで入浴したその帰りのようです。
名寄から1時間47分で、幌加内バス停に到着しました。このバス停は、幌加内町の観光プラザ内にあり、蕎麦屋や深名線記念館などが設けられている幌加内町唯一の交通拠点です。名寄からの運転はここで打ち切りとなりますが、このバスは引き続き深川行きとなり、そのまま継続運転となります。もちろん、このバスは通しでも行けることができます。その際、料金は通し料金の2400円で乗車できます。一部の『フリーきっぷ』や『周遊きっぷ』も指定されればただで乗車できますが、ぐるりきっぷは『JR線専用でバスは適用外』となっています。一応、終点まで行くということで、2400円を支払うことになりましたが、この路線が除外移転されない限り、まだまだ乗れそうです。
さて、このバス停で途中下車して、プラザで腹ごしらえにそばでも食べようとしましたが、今日は定休日。11月までこの火曜日が休みだということです。楽しみにしてたのにがっかりでしたが、2階の記念館に入ることはできました。館内には、深名線の歴史や展示品、さらに九州のビデオ会社が製作した深名線のビデオ鑑賞まで用意されています。さすがはビ○ム、幌加内町の協力はここにもあったんですね。

さて、幌加内からは深川行きに再び乗車しました。今度は私を含め4人ほどが乗車しています。先ほどとは打って変わって、気持ち程度賑わったのではないでしょうか。しかし、途中のバス停で乗降客はあったものの、そのほとんどが深川までの乗車でした。そしてバスは、終点の深川に到着しました。ここから再び列車に乗り込みますが、モバイルをしなきゃならないので、特急『スーパーホワイトアロー24号』に乗車しなければなりません。ここでも約60分待ち合わせです。
10/7 19:53 快速『エアポート193号』車内 札幌にてアップロード

この60分の待ち合わせの間、深川名物のお土産『ウロコダンゴ』を自分用と職員用の2箱を購入し、早速自分用をいただきました。形が鰊のウロコに似ている事から名付けられたこのお菓子、とにかく甘いんだよなあ。といっても、しつこくはないけど…。
さて、ここからは編集作業のため、『SPホワイトアロー』で缶詰めの車内編集と参りましょうか。一応、新千歳空港まで行き、折り返しもこの電車で札幌まで(爆爆)
新千歳空港駅を折り返して、札幌駅に到着しました。今回の宿は、札幌とくればあれでしょう。いつもの銭函の定宿で。はい、『ちい旅』です。予約電話も先ほど入れましたが、今日は珍しく宿泊客が多いとのこと。この時期に6人は珍しいです。まあ、取れたらそれでよしということで、銭函に向かいました。
いつものように飲んだくれのウダ話。しかし、今日は女性客がこの宿にしては多く、とにかく盛り上がったので、前回よりはほろ酔い気分で盛り上がりました。明日はちょっとのんびり行きたいので、最低でも昼前には出発の予定です。
10/8 11:07 ちい旅にてアップロード