東郷昌和ソロライブ、2010年9月22日、曙橋Back In Town

第1部

ステージ中央にキーボード、その後ろにギター。上手にエレキギター、下手にパーカッション類。ゲストは誰なんだろうという期待が膨らみます。まだ客席の談笑のざわつく中、東郷さん登場です。

1. We love POPS

2. 雨ン中

東郷さん「僕は晴れ男なんですが、今日は晴れ男にも程が有りますね(笑)。」しばらく落ち着いていた猛暑がぶり返し、当日の東京の最高気温は32.7℃。ちなみに翌日からはガクンと気温が落ち、秋になりました。長かった平成22年夏の猛暑も、晴れ男東郷さんによって締めくくられた、という訳です(爆)。

それからこの日はハンディカメラでライブが撮影されておりました。「またスカパーか何かかな?」と期待したのですが、これは公開の予定は無い、プライベートだそうです、残念。

3. ケンとメリー〜愛と風のように〜

ここで「ケンメリ」が来ました。東郷さんによるケンメリは、BUZZでの小出さんのギターのリズミカルなアタックとは対称的に、エレクトリックピアノの音色の、流れるような演奏です。

4. Hello goodbye (The Beatles)

ギター弾き語りによる「Hello Goodbye」。ギターを持った時の立ち位置をずいぶんと考えたそうですが、結局キーボードのポジション(センター)になりました。ストラップを付けずに、ボディを右ももにのせ、立ってのギター演奏です。

東郷さん「ギターで何を弾こうかと考えたときに、まずビートルズはやろうと。で、こないだテレビで、教授(坂本龍一さん)が出ていて、その番組で幸宏(高橋幸宏さん)と一緒にこの「Hello Goodbye」をやってたんですよ。それがカッコよくてね、僕もやってやろうと急に思い立ったんです。」

5. 僕たちのSEASON(息っ子くらぶ)

おニャン子クラブの男性版として秋元康氏プロデュースで結成された「息っ子くらぶ」のデビューシングル曲。軽快でキャッチーなメロディーライン、作曲家「東郷昌和」の本領発揮です。

ここでギターを置き、当時の秋元康氏のエピソードなどを話しながら、キーボードの前に座って次の曲の準備を始めますが、譜面を見て、「あ、もう1曲ギターじゃん!」(笑)と、また立ってギターをセットし直しました。

6. ウインクしてさよなら

荒井由実さん作詞、BUZZの曲としては世に出ず、結局沢田研二さんのシングルとして盗られたという曲です(沢田さんのタイトルは「ウインクでさよなら」、曲は加瀬邦彦さん。歌詞もだいぶ変わっています)。

あらためてキーボードに座り直します。

7. 夏の空

これも荒井由実さん作詞です。この曲は荒井由実さんも大のお気に入りで、「ひこうき雲」というアルバムにこの曲を収録するという話もあったそうです。結局レコード会社の関係で実現しませんでしたが、もし実現したら荒井(松任谷)由実さんのアルバムの中で唯一の他人の作曲による楽曲ということになり、それはすごい事になってましたよね。

8. 卒業写真(荒井由実)

ユーミンつながりで、ユーミンの代表曲。もちろんキーも、雰囲気も全然違うんですけど、これが意外にも、とってもいい感じでした。ユーミンと東郷さんの世界って、波長が合うのでしょうか?語りかけるように歌う東郷さんも、いいですね。

「BUZZでは、女性の歌は博志と相場が決まっていて、僕は全く女性の歌は歌ってないんです。何故かと言うと僕が歌っても女性にならないんです(笑)。でも、男性が歌う女性の歌っていうのもありじゃないかという気がしてきて、ソロライブでは今後は女性の歌も歌ってみたいと思います。」と東郷さん。そういえば以前ソロライブで演奏された、三田寛子さんに提供した「夕なぎ海岸」も女性の曲ですが、東郷さんのボーカルでとても雰囲気のあるすてきな世界でしたよ。

9. まわりみち

10. いつのまにかサヨウナラ

第1部の最後はBUZZの初期のナンバー、高橋幸宏さんの作詞作曲、東郷さんボーカルの曲です。東郷さんの声にぴったりのメロディーラインが私のお気に入りです。

 

第2部

11. 気まぐれムーンライト

「実は今日のゲストに予定していた人が急に体調を崩しまして、今はもう回復したんですけど、まだ本調子じゃないから、きちんと本調子になってから昌和とやりたいからということで、次回のゲストにお願いする事にしました。それで今日は、ゲストというか、僕がボーカルクラスで講師をやっているマイカという音楽学校の、楽器クラスの2人にサポートをお願いしました。」

男性と女性がステージに登場します。

男性は山崎聡さん、細身で背が高くて長髪、モデルさんみたいなイケメンです。ギターのポジションにつきます。女性は武弘由希子さん、こちらもスラッとして女優さんみたいなきれいな方で、ちょっと森尾由美さんに似てクリッとした大きな目が印象的な方です。パーカッションのポジション、カホンに座ります。

「今日は撮影も入っているという事で、彼らもルックスで選びました(笑)」と東郷さん。いやいや、ルックスはもちろんですが、演奏もしっかりしてましたよ、さすがマイカです。

12. 雨の日には(feat. 山崎聡&武弘由希子)

13. ラブソディTOKYO(feat. 山崎聡&武弘由希子)

武弘さんのカホンがアップテンポのビートを刻み始め、何の曲だろうと思ったら、あっと驚く「ラブソディTOKYO」でした。この曲がライブで聴けるとは!スタンディングでキーボードを弾きながら歌う東郷さん、ノリノリです。客席の手拍子も一段と大きく、大盛り上がりでした。

14. 日曜日には口笛を吹きながら外を歩くときっと何かいいことがあるよの歌

エンディングで口笛を吹こうとしたら、上手く音が出なくて、「口笛出ねえよ〜」と苦笑いの東郷さん(笑)。「Dan-da-di-da〜」とスキャットに切り替えました。いつもは名手と言われる東郷さんの口笛ですが、乾燥してたんでしょうかね。

15. 夕焼けに歩きたい

「BUZZのホームページってのがありまして、そこで最近のライブのレポートが載ってるんですけど、この「夕焼けに歩きたい」の事を、「ソロライブでおなじみの」って書かれてまして、「おなじみの」ってどういう意味だよ(笑)、ねえ、もう次回は意地でも止めてやろうかなと思ったんですけど(笑)、まあ大好きな曲ですからやりましたけどね・・・僕、人生で何回目かの反抗期なんです(笑)。」たいへん失礼しました、私ですね。「おなじみの」・・変かなあ?もちろん悪い意味で書いたわけじゃないんですけど・・・以後気をつけます(泣)。

「僕はもちろんビートルズも大好きなんですけど、モンキーズって知ってます?(うなずく観客)そう、モンキーズを知ってる年代の方々ばかりで今日は本当に良かったです(笑)。彼らは楽器演奏が出来ないとかいろいろ言われたんですけど、結構良い曲がたくさんあるんです。」

16. I wanna be free (The Monkees)

キーボードがハープシコードの音色になり、とても雰囲気のある演奏でした。メロディーのとてもきれいな曲ですね。東郷さんの洋楽セレクションは、東郷さんの歌に対する愛情がとってもこもっている気がします。

「この曲とかビートルズもそうですけど、洋楽でも好きな曲もっといっぱいあるんです。僕は作詞作曲もやりますが、シンガーである自分もとても大切にしています。特にソロライブでは、こういう自分の好きな曲を、シンガーとして素直に歌って行きたいと思います。」

17. 大好きだから

18. Say Goodbye to Sorrow

19. 悲しい歌はもううたわない

「今日は、BUZZのニューアルバム「Back to the Beginning」の曲は1曲もやりませんでしたが・・・だって俺の(ボーカルの)曲ほとんど無いんだもん(笑)。ただ、やらなかったにもかかわらず、あちら(と後方を指し)で「Back to the Beginning」のCDを売っております(爆笑)。後でサインもさせていただきますので、ぜひお買い求め下さい。それからBUZZのライブが10月は原宿のラドンナという、とても料理の美味しい・・・え〜、ここ(Back in Town)と同じぐらい料理の美味しい(笑)ライブハウスでやります。11月は長野県上田市で川村ゆうこさん、12月は渋谷のプレジャープレジャーというホールで大野真澄さんとのジョイントライブがあります。そしてちょっと気が早いですけど、来年1月14日、またこのBack in Townで、ソロライブを予定しております(拍手)。ぜひみなさんまた観に来てください!」

20. Without you

アンコール

「今日手伝ってくれた2人にもう一度登場してもらいます。山崎聡、武弘由希子!」拍手の中、お二人がステージ下手に並んで立ちます。

「では、BUZZの曲をやります。途中で皆さんが歌うところがあります。この2人が歌いますので、みなさんもそれに合わせて歌って下さい。」

21. Bye Bye Party(feat. 山崎聡&武弘由希子)

サビのコーラス「バ〜イバ〜イパ〜ティ〜」をお二人が歌いますが、待ってましたとばかりに客席も負けじと声を出します。ステージと客席が一体となって、最高の盛り上がりを見せました。

ダブルアンコール

22. Desperado (Eagles)

最後の最後は洋楽でしっとりと締めくくりました。ご本人も言ってましたが、ソロライブも4回目になり、徐々にソロライブとしての完成度が高くなってきたような気がします。でもやはり、BUZZに対する愛情があり、それをベースにしたソロライブだなあと、聴いている我々も感じる事ができます。東郷さんは本当にエンターテイナーですよね、楽しいライブでした!

(by Aqua)