2010年12月13日(月)渋谷プレジャープレジャー 大野真澄/BUZZ ジョイントライブ

渋谷のど真ん中、109に隣接する「渋谷プライム」6階にあるこのコンサートホールは、映画館を改装して出来ただけあって、普通のコンサートホールとはちょっと趣が異なります。前列はかなりステージの下になり、ステージを見上げる形になります。ホールは小さめなので真ん中から後方がベストでしょうね。座席も広めで、肘掛けには飲み物を置く穴もあり、傘用にホルダーもあり、ゆったりとくつろげます。ただ、イスが深い分、拍手や手拍子をするときには肘を上げなければなりません。

東郷さん、小出さん、平野融さんの順に静かに登場。客席から拍手と声がかかります。ステージは広いですが、すでに次の大野さんのステージの器材もセットされているので、やや手狭な感じです。

 1. 一の橋から
 2. センチメンタル・ブルー

久々のホールコンサートで、音響もいつもと違う感じで新選です。特に、照明がいつもより色も動きも多く、ビジュアル的にも楽しめます。

東郷さんのMC。2010年を振り返り、29年ぶりに新作アルバム「Back to the Beginning」をリリースした話。この日もロビースペースにて販売中で、ステージ終了後にサイン会を行いますとの告知がありました。そして天候の話「僕は晴れ男なんですが、(今日の雨は)ボーカル(大野さん)のせいかなあ(笑)」。

 3 . 天翔る心
 4. 明日(平原綾香)

この日の「明日」は今までとはひと味違いました。なんと、東郷さんによるハーモニー、そして融さんを加えてのコーラスがフィーチャーされたのです。これはサプライズで、うれしかったですね。この曲の世界が一回り広がった感じです。

ここでサポートの平野融さんが紹介されます。

続いて小出さんのトーク、今日はトレードマークの黒い帽子を冠ろうかどうしようか迷ったとのこと。なぜならば、大野さんも黒い帽子がトレードマークで、カブっちゃうからですね。でも髪型が決まらないので結局冠る事にしたそうです。

そして東郷さん、先日大野さんが出演したミュージカル「ヘアー」を見に行ったところ、ホールでこの「大野真澄/BUZZジョイントコンサート」の大きな写真入りのチラシが配られていて、東郷さんのすぐ隣のカップルがそれを見ていたので、自分に気付くかなあと期待してたのになかなか気付いてくれなくて(笑)、ちょっとハラハラしたそうです。結局気付いてくれたそうです。

 5. サンチャでナイトフィーバー

いつもなら手拍子は「裏」で入るところですが、何故かこの日は「表」で揃っちゃって(年齢層のせいですかね?)、こりゃ東郷さんに何か言われるぞと思ってたら、案の定「あの、手拍子はできれば「裏」でお願いしますね。頭でやられるとなんか、宴会みたいになっちゃうんで(笑)。」と東郷さん。

 6. VISION
 7. さらばTokyo
 8. 君を迎えに来たよ

1時間のステージはあっという間でした。ここで大野真澄さん(サポート:細井豊さん)とステージ上でバトンタッチ。細井さんは名ロックバンド、センチメンタル・シティ・ロマンスのキーボーディストです。こちらも素晴らしいステージで、なぜ大野さんが「ボーカル」と呼ばれるのかがわかります。声量、声域、歌い回し、表現力。その世界に思わず引き込まれてしまいます。

そして再び東郷さん、小出さん、融さんがステージに登場。

 ジョイント
 
1. ケンとメリー〜愛と風のように〜
 2. 美しすぎて
 3. 朝
 4. 学生街の喫茶店

全員が定位置に着くと、東郷さんが大野さんに「(ユニット名)何にしますか?バロにしますか(笑)?ガズよりはバロの方がいいでしょ(笑)。」もう、東郷さんのソロライブに大野さんがゲストで出演する時もそうなんですが、とにかく東郷さんと大野さんが並ぶと、掛け合い漫才のようなトークが始まって終わりません(笑)。文字にすると面白さが伝わらないので、これはぜひ皆さん、機会がありましたらライブを観に来て下さい。

そして「ケンメリ」が始まります。メインボーカルは大野さんと小出さんと半分半分。大野さんもかなりキーが高いので、原曲キーです。そしてサビは三声。坂崎さんや鈴木ヤスさんと三声ケンメリを最近演奏したBUZZですが、大野さんとの三声は最高です!「合わせよう」と探っている感じが全くなく、三人がのびのびと歌っています。しかも、声が合う!大野さんのハスキーな太い声質は東郷さんとも小出さんとも全然違いますが、ハモるとハンパなくピッタリです!

BUZZのデビュー曲に続いてはGAROの名曲「美しすぎて」。この曲は3枚目のシングルで、そのB面が「学生街の喫茶店」だったのですが、「学生街〜」の反響があまりにも大きく、後にA面とB面を入れ替えて再リリースしたというのは有名な話です。GAROは3人で、複雑かつ美しいハーモニーが特徴で、「美しすぎて」はその代表作とも言うべき曲です。これは3人が交互にメロディーを歌い、Bメロからは2声のハーモニー、そしてサビの三声、完璧です!GAROに匹敵、いやそれ以上かもしれません。この曲もいろんな人がカバーしたのを聴いてきましたが、掛け値なしに最高です!小出さんの高音も映える!

そして、BUZZと大野さんと言えば「朝」。BUZZのセカンドシングルで、大野さんが作詞した曲です。この曲は演るだろうと当然予想していました。小出さんが歌いだします・・・?・・・不思議な感覚にとらわれ、すぐに何故なのかに気付きました。この曲のメインボーカルはもちろん小出さんですが、BUZZが復活してからのステージでは、この曲は演奏した事が一度もなかったのです。シングル曲でファンも多く、時にはアンコールの際に客席からリクエストがあったりしたにも関わらず、BUZZでは復活後一度も歌っていなかったのです。したがってこの小出さんが歌う「朝」は、実に三十数年ぶりの「朝」なのです。思いがけないクリスマスプレゼントに、血が逆流し、鳥肌が立ちました(笑)。

そして大野さんが「あの曲をまだやっていないと思ってるでしょ(笑)」と言って始まった「学生街の喫茶店」。これも3人が交互に歌い、そしてサビの三声。きれいです。大野さんが中心なのはもちろんですが、小出さんと東郷さんの声量も負けてなくて、熟成かつ迫力のあるハーモニーを完成させています。

♪き〜み〜と〜♪「学生街〜」の三声のリフレインが大野さんの合図で終わり、万雷の拍手の中、深くお辞儀をして、お互いに固く握手をして、手を振りながら上手に引き上げるメンバーのみなさん。すぐに拍手はアンコールを求める手拍子に変わります。

 アンコール

 
1. Happy Xmas (War is Over) (John Lennon)
 2. White Chistmas

アンコールはクリスマス特集。BUZZも大野さんも大のビートルズファンなので、ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas (War is Over)」でした。メインボーカルは大野さん。大野さんの歌うこの曲は、絶品です。コーラスを小出さんと東郷さんが飾ります。

そして「最後にこの曲を皆さんにプレゼントします。Merry Xmas !」と東郷さん。おなじみのクリスマスソング「ホワイトクリスマス」が、三声のハーモニーにアレンジされ演奏されます。これも美しかった!考えてみれば三人ともコーラスの名手ですもんね、さすがです。

「BUZZとのジョイントはいいね!」と、ステージ上でも満足そうだった大野さん。後で聞いたのですが、この日のジョイント曲の練習は、会場入りしてからのリハーサル1回だけだったそうです。それであの完璧なハーモニー!驚きです。

終了後は予告通りサイン会。ロビーには長蛇の列が出来ていました。並んでいる皆さんの「もっともっと聴きたかった。」「またやってほしい!」という心の声が聞こえるようでしたよ。

Aqua