2012年1月27日(金)東郷昌和ソロライブ@La Donna

予約で「残席わずか」となっていた今回のソロライブ、やはり昨年のテレビ東京出演の効果が広がっているようです。実際、開演前にほぼ満席です。そして今日の客席はいつもより一段とアダルトな雰囲気です。

開演時間より数分遅れて、ステージ奥のカーテンからこっそりと東郷さん登場です。今日は白の縦縞のシャツと黒の皮ジャケットという出で立ちです。

第1部

1. We love pops

まずはソロライブのテーマソング「We love pops」から。そしてステージ暗転、青いバックライトの中、スポットライトが東郷さんへ。BUZZの名曲「回転舞台」の「光の帯の行き止まり 椅子にすわっている私」という出だしの歌詞が頭をよぎります。

2. Heaven (Bryan Adams)

ブライアン・アダムスを世界的なアーティストに押し上げた1984年のヒット曲です。なるほど、こんないい曲あったなあ、という選曲の妙は、さすが東郷ソロです。

東郷さん「こんばんは、東郷昌和です(拍手)。今日初めてこの会場(ラドンナ)にいらした方は、外の大行列を見て、「東郷ってこんなに人気なんだ!すごいな〜!」って思ったんじゃないでしょうか。違いますよ、あれは向かいのケーキ屋さんの行列ですからね(笑)。」(管理人注:ラドンナの斜め向かいに、「Eggs’n Thing」という超人気のパンケーキ屋さんがありまして、いつも大行列なのです)。「ソロライブではBUZZとは違うものを作ろうという方向でやってきてますが、それがどんどんエスカレートしてきて、今日は何と初めて演る曲が15曲もあります

3. 僕の胸でおやすみ(かぐや姫)

邦楽もチョイスする東郷さんのソロライブなので、かぐや姫も当然演るだろうと予想はしてましたが、この曲で来ましたか!BUZZファンの中にはかぐや姫ファンも多いので、びっくりだったのではないでしょうか。

東郷さん「BUZZの初めてのツアーがビリバン(ビリーバンバン)で、その次がかぐや姫と一緒だったんですよ。当時のかぐや姫は凄くてね、なにしろ話がおもしろくて長いの。ひどいときは2時間のステージで歌ったのが4曲(笑)。まあ、それから「神田川」が売れてからはまともにやるようになりましたけどね。とにかくこうせつはすごいなと思うのは、僕ら一緒にツアーまわってるからMCで毎回同じ話を聞くじゃないですか、でも笑っちゃうんだよね(笑)、何回聞いても面白いの。そんなかぐや姫の曲をやりました、何故かパンダさんの曲なんですよねこれ。」

東郷さん「昨年の年末に、皆さんご覧になりましたか?クリスマスの約束という小田さんの番組で、ケンとメリーをやったんですよ。その曲紹介のときに小田さんが、35年前に友達だったグループの曲をやります、って言ったんです。そのあとみんなに、友達だったんですか?って訊かれました(笑)。小田さん、BUZZもまだ活動していて、声も出ていて、刺激になるって言っていたという話を聞きました。小田さんに評価されるのは嬉しいですよね。小田さん、車の事故で大変な思いをして(管理人注:1998年7月22日夜、ゴルフコンペへ向かう途中の東北自動車道で、雨でスリップしてガードロープに接触、全治4週間の重傷を負った自損事故)、それから前向きになりましたね。いや、事故起こさなきゃダメなのかってわけじゃないですよ(笑)。僕も車乗ってたんだけど、飲酒運転がダメになったんで、車売っちゃいました(管理人注:飲酒運転は昔からダメで、2007年に厳罰化されただけです)。

東郷さん「オフコースの曲はこないだやったのでもういいかと思ったんだけど、ヤスさんの曲だから。ヤスさんはいい人ですよ(笑)。」

4. でももう花はいらない(オフコース)

鈴木康博さんの初期の代表曲ですね。オフコースファンでギターを弾く人なら必ず一所懸命コピーしたはずです。典型的なスリーフィンガーの曲なので、ピアノ弾き語りで聴くとかなり新鮮でした。アレンジも大変だったのではないでしょうか。

東郷さん「これヤスさんの歌い方が独特で、出だしに“あ”が入るんだよね。あもう〜、あ僕には〜、あ花は〜って感じで。ヤスさんはいい人ですよ(笑)。まあそんなわけで、オリジナルと違っていてもそこは了承して聴いてくださいね。」

東郷さん「こないだチューリップのベースの宮城(伸一郎)君と飲んだんですよ。チューリップもいい曲たくさんあるんで、歌いたいんですよね。それで彼に相談して、あまりメジャーな(ヒットした)曲だとみんな知ってるからアラが目立つし、コアなファンしか知らない隠れた名曲って何かないかね?って。そしたら、この曲を勧めてくれました。」

5. 神様に感謝しなければ(チューリップ)

東郷さん「昔の曲って短いですよね(笑)。前回(のソロライブの1部で)、10曲歌って55分しかかからなかったんですよ、短いなって思って、今回11曲にしました(管理人注:でも実は12曲)。チューリップも再結成しましたよね、彼ら解散したのは、姫野君が太りすぎたのが原因だと思います(笑)。」

姫野達也さんは、チューリップ全盛期のキーボード担当、「心の旅」や「銀の指環」などの甘い高音のメインボーカルでおなじみですね。ちなみに宮城伸一郎さんは、チューリップの「The 10th Odyssey」というアルバムの中に「めぐり逢いは想い出」という財津和夫さん作詞/宮城さん作曲の曲をご自分で歌ってますが、名曲です。しかし東郷さんは交友関係広いですね

東郷さん「僕は高校の時はハードロックをやっていて、BUZZを結成してから少しおとなしくなったんですけど、僕が1曲だけシングルで出した曲が一番売れなかったんです(笑)。それで、やっぱりBUZZ(のメインボーカル)は相棒(小出さん)なんだな〜って思ってたんです。ところが、ここ2年ぐらい歌が楽しくて仕方ないんです。めざせ!やなせたかしですよ(笑)。あの人はすごい人ですよね〜今90歳超えて現役ですけど、アンパンマンでデビューしたのが64歳ですからね。僕もまだまだです!」

やなせたかしさんはBUZZファンにはおなじみですよね、何たって、かの名曲「虹はなぜ空のまぼろし」の作詞者ですから。

6. Across the Universe (The Beatles)

ビートルズナンバーの選曲も渋いですね。ビートルズの後期、解散直前の頃のJohn Lennonの名曲です。この頃どんどん俯瞰的になるジョンの世界観がそのまま反映された、哲学的な歌詞です。最後の「Nothing’s gonna change my world~」のリフレインを、ご自分でフェイドアウトしました。

7. Your song (Elton John)

続けてこれもスタンダードナンバー。この頃から、東郷さんがイントロを弾くと、何の曲かわかったお客さんの拍手が起こるようになります。

東郷さん「15年前ぐらいにエルエー(L.A.=ロス・アンジェルス)に行ったんですけど・・・エルエー(強調して)に行ったんですけど(笑)、エルトン・ジョンのサイン会があるって言うんで行ったんですよ。そしたらボディーガードがいっぱいいてね、だれもエルトン襲わないだろうと思うんですけど(笑)。」

東郷さん「今回は、スタンダードの曲をやってみようと思ってます。スタンダードってすごいシンガーがいっぱいカバーして歌ってるんで難しいんですけど、東郷昌和風にアレンジして歌います。それで、ホームページで評判が良かったら、またやってみようかなって思います。評判悪かったらもうやめます(笑)。」

8. Smile (Charles Chaplin)

チャップリンが監督・主演した自作映画「モダン・タイムス」(1936年)のラストに使われたインストルメント曲です。私も大好きな映画で、あのラストは何度見ても涙が出てきます。しかもこの曲はチャップリン自身の作曲ですね。後に歌詞がつけられ、スタンダードとして歌われるようになりました。ナット・キング・コールによるカバーが有名です。東郷さんの甘く響く声質も、この曲にピッタリです。

東郷さん「この曲はテレビで松田聖子さんも歌ってますね(管理人注:サントリーの缶コーヒー「BOSS」のCMです)。さて、こういうスタンダードは1人でこなすのはたいへんなので、今日は助っ人を呼んでます。有働皆美ちゃん!」

拍手に迎えられて有働皆美さん登場。手には愛器のスケルトンのエレクトリックバイオリン、今日はピーターパンのような裾がギザギザのブラウスで、キュートでアクティブな感じです。

東郷さん「実は今日、入り口で「Back to the Beginning」売ってます。ただ、今日は曲は演りません(笑)。それにバイオリニストとして参加しています。皆美ちゃんの演奏を聴きたい方は、ぜひ買って下さい(笑)。サイン色紙も付いてます。何故か日付が11月25日になってます。すばらしいですね、いつでもケンメリの発売日がわかります(笑)。」

9. Dream a little dream of me (The Mamas and the Papas)(feat. 有働皆美)

イントロが始まった時、やけにバイオリンの音が小さいなと思ったら皆美さんが「東郷さん!バイオリンの音が出ない!」(笑)。聞こえていたのは生音だったんですね、そりゃ小さいはずです。

東郷さん「(皆美さんに)バイオリンとフィードルって、違うの?」
皆美さん「・・・どうですかね、同じですかね・・・」(管理人注:フィードル(フィドル;Fiddle)は、楽器自体はバイオリンと同じものですが、カントリー音楽などで単体で演奏されるバイオリンの事だそうです)
東郷さん「バイオリニストがバイオリンを弾けなくなるときがあるんですよね?・・・やめようかな・・・(小声で)バイオリズムって」(管理人注:やめときゃよかったですね)

10. ケンとメリー~愛と風のように~(feat. 有働皆美)

ここで「ケンメリ」が来ました。皆美さんがバイオリンでバッキングを奏でるとともに、サビでは上のハーモニーを合わせます。皆美さんの歌う声を初めて聴きましたが、何とも可憐で、可愛い声です!

東郷さん「(皆美さんが)照れ屋さんなんで、無理にお願いして歌ってもらいましたけど、いいですね、皆美ちゃんの声で歌われると、ケンとメリーの木が見えますね。」

11. Blue Moon (Lorenz Hart / Richard Rodgers)(feat. 有働皆美)

1937年のジャズの名曲。数えきれない有名どころの歌手にカバーされています。皆美さんのバイオリンがピッタリの曲ですね。ここで皆美さん退場です。

東郷さん「今日はこれから30分ほど休憩を挟みまして、2部をやります。2部のゲストは、もうラジオにも一緒に出ちゃったんで今日はシークレットじゃないですけど、ブレッドアンドバターの岩沢二弓さんです。」

12. Stardust (Mitchell Parish / Hoagy Carmichael)

1929年のジャズ・スタンダード曲。Nat King Coleのカバーが有名です。拍手の中お辞儀をして退場しようとする東郷さんに、お客様から花束が贈られました。やはり、男性の方でした(爆)。

 

第2部

1. 大好きだから

伝説のBUZZ自主制作アルバム「Refrain」の中から、人気の高いこの曲で2部スタートです。

東郷さん「では本日のゲスト、岩沢二弓さんです!」

拍手の中、二弓さんが登場です。渋いです!早速愛器テイラーのストラップをかけると、何か貫禄というか、独特の雰囲気がそこに生まれます。

東郷さん「僕が高校生の時もうすでにテレビに出て歌ってました!ブレバタとBUZZは(ツアーやジョイント等で)一緒には演らなかったよね。もう当時、兄弟仲が悪くってさ、ブレバタとビリバンを見て、兄弟でやるもんじゃねえなって思ったよ(笑)。」
二弓さん「こないだ、ビリバンと(ツアー)まわったのよ。楽しかったよ〜(笑)。今は楽しいよね。
東郷さん「二弓さんもラジオではしゃべらないよね。」
二弓さん「違うよ!君がしゃべりすぎるだけ(笑)。」
東郷さん「ブレバタはたくさんアルバム出してますよね、何枚ぐらい?」
二弓さん「30枚です。昨年30枚目のアルバムを出しました(拍手)。「Oh! LIFE」っていうアルバムです。」
東郷さん「Oh! LIFEです。王さんの生活って意味ですよね(笑)。」
二弓さん「お〜、うまいんじゃないですか(笑)。」

2. Sunshine (Bread & Butter, feat. 岩沢二弓)

「Oh! LIFE」の中から、8ビートの軽快な曲。二弓さんのギターカッティングが良い音出してます。

二弓さん「自慢していいですか?僕、中山美穂と結婚してたんですよ・・・映画の中で(笑)。「波の数だけ抱きしめて」っていう映画で、中山美穂の元旦那っていう設定で、写真だけ。10秒ぐらいで終わっちゃったけどね(笑)。」
東郷さん「BUZZもドラマに出た事1回だけあるんですよ。長谷直美のドラマで、僕らがステージで歌って、「それではどなたか一緒に歌いませんか?」って言って長谷直美がステージに上るって、セリフそのたった一言なんだけど(笑)。自分ではすごく自然にしゃべったと思ってたんだけど、あとで見たらわざとらしくてね(笑)。」

東郷さん「しかし(ブレバタは)最近仲いいよね。」
二弓さん「そっち(BUZZ)だっていいじゃない。」
東郷さん「BUZZは元から仲いいもん。ケンカしないのが悪いって言われるくらいですから・・・・・以上です(笑)。」

3. めぐり、、、逢い (Bread & Butter, feat. 岩沢二弓)

これも「Oh! LIFE」から。ブレバタらしい、バラード曲です。随所にちりばめられたテンションコードがせつなさと緊張感を醸し出します。

東郷さん「(人の曲をやるのは)結構、どきどきなんですよ。」
二弓さん「1回、昌和の家に行って練習したんですよ。」
東郷さん「そう、僕なんか緊張して、こう弾いた方がいいかなとか、これで合ってるかなとか言ってたら二弓さん、「いいよいいよ!OK!大丈夫だよ大丈夫だよ!」ってすごいアバウトなの(笑)。」

東郷さん「そうそう、今日はボーカル(大野真澄さん)が六本木でやってます。そう言えば最初にここ(ラドンナ)に来たのはボーカルのライブでしたね。やっぱり外に(ケーキ屋の)行列ができてて、ボーカルすげー人気だなあって驚きましたからね(笑)。」

4. Ebony and Ivory (Paul McCartney & Stevie Wonder)(feat. 岩沢二弓)

この日のライブでの私の一押しは、この「Ebony and Ivory」でした。メロディーや歌詞だけでも名曲なのに、東郷さんの下パート、二弓さんの上パート、声質、バランス、歌い回しまでもぴったりで、まさに「Perfect Harmony」でした!

ここで二弓さん拍手に送られ退場です。

東郷さん「(二弓さん)いい人ですよね〜。ミュージシャンってみんないい人なんですよ。1人だけ・・・・(笑)」

5. My Love (Paul McCartney)

東郷さん「ポールってすごいよね。何でこんな曲かけるんだろう。」
客席から「ジョンもいいよ!(笑)」
東郷さん「(むきになって)知ってますよ!(爆笑)」

6. 雨のステイション(荒井由実)

東郷さんのエレピがマリンバの音色になり、この曲にぴったりでした。しかし数あるユーミンの曲の中から、渋い選曲ですね!

東郷さん「ユーミンはすごいんですよ。もう・・・すごいんですよ(笑)。以上(笑)。」

ここでギターを手にします。

東郷さん「今日は弦を全部(新しく)替えてきました。そしたら二弓さんに、「当日に替えるもんじゃないよ〜」って言われました(笑)。」

ギターを弾く人はご存知でしょうが、弦を張り替えると1日ぐらいは弦が伸びてチューニングが狂うんですよね。でも張りたての新しい弦で抜けるような音を出したいという気持ちもわかります。

東郷さん「最近、BSを観るようになって、いい映画がいっぱいやってるんですね。それでこないだ、「60歳のラブレター」っていうのを観たんですけど、イッセー尾形がその中で、「ミッシェル」を歌うんですよ。それ観て、「俺も歌おう!」って。」

7. Michele (The Beatles)

東郷さん「ビートルズはすごいですよね・・・今でも新鮮で、かっこいいもんね。僕ね、父親が堅い仕事だったから、小学校のときから目立つ事が好きだったんですよ。洋楽のマネとかね、もうビートルズは、その声が完璧に出せないとやっちゃいけないと決めていたんです。この曲も何回も何回も練習したもんです。」

8. Mr. Moonlight (The Beatles)

東郷さん「ビートルズに出会ってなければ音楽をやってないですね。ベンチャーズでギターを憶えて、ビートルズで弾き語りを憶えて。ポールもミックも今でも先頭切ってやってますからね。ミックなんかワンステージで2 kg痩せるって話ですから。歌には楽器には出せない魅力があります。僕もまだまだ歌い続けます(拍手)。」

9. 今朝の手紙

再びキーボードに戻っての演奏、BUZZファンにとってのサプライズはこの曲でした!もちろん再活動後初めての披露、名盤「レクイエム・ザ・シティ」収録の、高橋幸宏さん作詞、東郷さん作曲の名曲です。アルバムでもわりとシンプルなアレンジなので、ピアノの弾き語りがとても自然に耳に入ってきます。

10. 悲しい歌はもう歌わない

東郷さん「(BUZZ)初期の曲、幸宏・昌和コンビの曲を続けて聴いていただきました。Back to the Beginning は門谷さんがプロデュースで全部作詞もしていただいたんですが、大変失礼な事に僕が「幸宏の詞で曲が書きたい!」と言って入れた曲もあります。ぜひお買い上げの上、今の幸宏・昌和コンビの曲も聴いてみて下さい。僕はいつもライブの前になると、どんどん気持ちが集中して、真剣勝負がしたい!ってダルビッシュの心境になるんですよ(笑)(管理人注:この冬、メジャー移籍を決めた北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手が地元ファンの前で移籍の理由をこう話しました)。ねえ、ダルビッシュ、すごいですよね、息子と同い年ですよ(笑)。いい息子ですよ。」「次のソロライブにゲストで出たいって言う人がもういます、幸せな事ですよね。その前に、4月27日にここ(ラドンナ)でBUZZのライブをやります。で、8月には恒例の飯田でのBUZZライブをまたやります。実はまだ決まってないんですけど、7月にソロをやろうと思っています(拍手)。金曜日ばっかりだと行けないという遠くの方もいるので、土曜日にやろうと思ってます。」

11. Someone to watch over me (Ira Gershwin/George Gershwin)

ジャズのスタンダードナンバーです。1926年、ガーシュイン兄弟の作品。数えきれない名ボーカリストがカバーしていますが、フランク・シナトラ、リンダ・ロンシュタット、キース・ジャレットなどが有名です。スーザン・ボイルもカバーしてますね。東郷さんの甘いボーカルがゆったりとしたメロディーに情感をのせます。こういう英語のスタンダードは、韻がはっきりしていて言葉の響きがきれいですよね。洗練された感じがします。

深くお辞儀をして退場する東郷さんを、すぐにアンコールの手拍子が追いかけます。

 

アンコール

東郷さん「ありがとうございます。ではゲストの2人にももう一度登場していただきましょう。岩沢二弓さん!有働皆美ちゃん!」

大きな拍手でお二人再登場です。

東郷さん「(二弓さんに)また一緒にやらせて下さいね。二弓さんはいろんな他の人とコラボしてるんですよ。そうそう!BUZZもね、10月21日にビリバンと杉田二郎さんと一緒に郡山でライブやります(管理人注:詳細が決まり次第「Information」にアップいたしますのでお待ち下さい)。」

1. I just called to say I love you (Stevie Wonder)(feat. 有働皆美、岩沢二弓)

ブレバタと言えばやはりこの曲!と思いきや、ブレバタの「特別な気持ちで」やスティービー・ワンダーのバージョンとは全然違うアレンジで、アップテンポです!東郷さんと二弓さんが交互にメインボーカルとハーモニーを歌い、皆美さんがバイオリンソロでメロディーに彩りを添えます。3人ともとても楽しそうです!

拍手の中、お二人が退場します。

東郷さん「え〜、門谷さんが僕に詞を書く書くって言って、まだ書いてくれないんで、自分で書いちゃいました。またBSの話になりますけど、こないだ観た映画で、老人が若い娘に恋をする話でね、感動しまして、そう言う詞を書いてみようと思いました。僕らもまだまだ恋をしてね、若々しくいないと!皆さんにもそういう、希望を持ってもらおうと(笑)、そんな曲をお送りします。新曲です!(拍手)・・・・ええ〜っと、どうだっけ?(と出だしのメロディーを思い出そうとする)(笑)。」

2. 新曲(タイトル未定)

久しぶりの新曲です!皆さんの楽しみをとっておくために多くは書きませんが、男の切ない心を”聴かせる”バラードです。とてもいい曲です!ぜひ次回のライブで、ご自分の耳でお楽しみ下さい!

拍手に包まれ笑顔でお辞儀をして東郷さんが退場します。いつもならダブル・アンコールがかかるところですが(実際手拍子は少し始まったのですが)、今回は曲数が多かったのでこの時点ですでに10時半になろうとしてお、店側も客電を点け伝票を配りはじめ、終了となりました。あっという間の3時間でした。

今回は特に洋楽ではオールド・スタンダード・ナンバーや我々の世代のヒット曲が多く、何曲もイントロで拍手が起こったのがとても印象的でした。曲数を欲張り過ぎてかなり時間が押してしまいましたが(笑)、東郷さんは「まだまだ歌いたい、いい曲がたくさんあるんだよ〜!」と言っていました。今後のライブが楽しみです。皆さんも、「Vote」でリクエストをしてみると、ひょっとしたら採用されるかもしれませんよ。

 

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