2012年4月27日 東郷昌和還暦記念BUZZライブ@ラドンナ

東郷さんの還暦を2日後に控えた金曜日のラドンナ、今回もほぼ満席です。そして、いつものライブと明らかに違うステージ上の光景。東郷さんのキーボードの後ろに、黒いグランドピアノが鎮座しています。期待が高まります。

第1部

1. まちのうた

いきなりのサプライズ曲!「レクイエム・ザ・シティ」から、ファンの多いこの曲をオープニングに持ってきました。イントロの印象的なベースラインは、もちろんスーパーサポート、平野融さんのアコースティックギターの低音弦が奏でます。

2. Tokyoサンバ

続いてやはり「レクイエム・ザ・シティ」から。これもかなり久しぶりの選曲ではないでしょうか。小出さんのギターで始まるイントロ、歌に入る直前のEフラットのベース音が曲をギュッと締めます!東郷さんのボーカルも、小出さんのコーラスも弾んでます!

東郷さん「今晩は、BUZZです(拍手)。僕は晴れ男だったんですけど、雨男になっちゃったんですかね?今日は雨の中、たくさんの方に来ていただいて、本当にありがとうございます。ここから見てると皆さんのお顔が見えるんですけど、いつも来てくれる常連の方ももちろん嬉しいんですけど、昨年のテレビ出演以来ですかね、初めてお見かけするお客さんが多くなってきまして、ほんと嬉しいです。オープニング、レクイエム・ザ・スィティ(管理人注:東郷さんは「シティ」をこう発音します)から2曲お送りしました。このアルバムは仲間が集まって作ったんですけど、全然売れなくて(笑)、まあ、みんなからは時代を先取りしすぎたと慰められました(笑)。」

3. 朝

いよいよ生ピアノの登場です。イントロの四分音符の和音が生ピアノで奏でられると、今までとは違う雰囲気、アルバムで聴いていた、あの「朝」そのままの世界になります。もともとBUZZの初期の楽曲は構成がシンプルなので、東郷さんの生ピアノと小出さんのギター、それに融さんがベース音や装飾音をつけたりしたら、もうオリジナル音源にかなり近い印象になります。今日は照明もかなり効果的に使われていて、鮮やかなブルーのホリゾントが、曲の雰囲気にぴったりでした。

東郷さん「朝、という2枚目のシングルになった曲を聴いていただきました。僕らはデビュー曲の「ケンとメリー」が予想を超えるヒットになって、こんなに売れちゃうんだ〜って思いました(笑)。で2曲目をどうするかってなって、アルバムにも入っている「風になって」という曲が候補だったんです。ちょうどケンメリと似たような雰囲気で、もうほとんど決まりかけてたんですけど・・・いかにも過ぎて止めました(笑)。それで全然違う雰囲気の「朝」にしたんですけど、全然売れませんでした(笑)。」

4. はつかり5号

東郷さん「何度も言いますが、「あずさ2号」よりも先です(笑)。狩人も解散してしまいましたが、BUZZはまだやってます(笑)。いや〜、兄弟でやるもんじゃないよね〜(笑)。」「昨年、40周年記念ライブ@BITで、せっかく久しぶりにBUZZを観るお客さんが来てるからってことで、欽ドンをやったんですよ。き〜んどん、ってやつ。そうしたら、また何かやって下さいって声が多くて、もう、ちょっとサービスするとすぐクセになるんだから(笑)。というわけで、BUZZは昔はCMをいっぱいやりましたんで、ちょっとだけCMメドレーをお届けしましょう(笑、拍手)。」

5. CMメドレー(ロッテチョコレート〜エチケットライオン)

盛り上がりました(笑)。

東郷さん「ロッテチョコレートは、浜口庫之助さんの名曲ですね。これ、博志に訊いたら憶えてないって言うんだけど、この曲をやる時に浜庫さんに博志が「この名曲を歌わせていただけるなんて本当に嬉しいです!」って喜んで挨拶に行ったんですよ。」

小出さん「憶えてない!(笑)」

東郷さん「エチケットライオンの方は井上大輔さんですね。僕の不滅の名作は「ブルーレット、おくだけ」(笑)。でも僕が歌ってる訳じゃないけどね。」

6. 記念日

間奏の小出さんのスライドギターをアルペジオで東郷さんの生ピアノが引き立てます。「はつかり5号」もそうですが、やはり生ピアノだと奥行き感が違います。

ここで平野融さんが紹介されます。そしてせっかくだから一言ずつしゃべりましょうと言うことになりました。

融さん「僕がお二人のサポートに入ったのは、もともとは兄貴(平野肇さん)の代理だったんです。仲のいい兄弟だもんで(笑)。」

小出さん「まあとにかく昌和、誕生日おめでとう(拍手)。」客席も一体となって「Happy Birthday」の大合唱になりました。

東郷さん「ありがとうございます。僕らもいい歳になりましたが、これからは若い人の意見もどんどん取り入れて行きたいですね。でもBUZZの客層は変わらないですけど(笑)。今、娘に教えられてフェイスブックなんかも始めたんですよ、BUZZも口コミが大事ですからね。それで、もう2年前になりますか?2年前に発売したばかりの(笑)Back to the Beginningというアルバム、なかなかCD屋にも売ってなくて、インターネットでお買い上げいただいたり大変な思いをされていたと思いますが、なんと今日は、そこに置いてあります(笑)。しかも今日はもれなく、サイン色紙も付いております。なぜか日付が11月25日になってますけど(爆笑)、違うんですよ、11月25 日にやったライブのときの売れ残りなのではなくて(笑)、ケンとメリーの発売日、我々のデビュー記念日がわかるようになっているんです(笑)。」

7. 天翔る心

東郷さん「Back to the Beginningの中の「天翔る心」という曲を聴いていただきました。いつもはBack to the Beginningの曲は2部にやっていたんですが、今日は1部に持ってきました。その理由は、(1部と2部の間の)休憩時間に売れそうだからです(笑)。」

ここで東郷さんが再び生ピアノからキーボードに移ります。しばし、モジュールを調整して「あれ?違うな」とか言いながら音源を探します。

8. I’ve gotta woman

融さんのアコースティックギターによるリードプレイが、回を重ねるごとにどんどんかっこ良くなって、ハマっていきます。客席も、常連を中心に、きっちりと裏で手拍子を取ります。

東郷さん「BUZZを知らない人は、へえ〜こんな曲でも手拍子するのか〜と思うと思いますが(笑)、BUZZは手拍子できる曲が少ないですからね。まあ、この辺の人たちは(と最前列の常連組を指差して)ストレス発散のためにやってますけど(笑)。」

9. 君の未来、僕の過去へと続く〜青空

再び生ピアノに戻って、高橋幸宏−東郷昌和コンビによるこの曲です。オリジナルもエレピなので、生ピアノでこのイントロを聴くのは始めてですが、やっぱりいいですね〜。

10. 拝啓きみに

(管理人注:東郷さん曲紹介の時、「拝啓きみへ」って言いましたよ。門谷さんもいらしてるので注意しましょう。ちなみに終了後に訊いてみたら、門谷さんも気付いてましたよ(爆))この曲は生ピアノとキーボードの真ん中に斜めに座り、イントロのバイオリンをシンセで弾き、演奏部分を生ピアノで弾くというはなれ技を使いました。

東郷さん「やっぱり歌い手としていつまでも純粋なときめきを持ち続けていたいですね。詞のロマンチシズムを表現できるような。」

11. ケンとメリー〜愛と風のように〜

イントロを小出さんのギターが奏でると、拍手がわき起こりました。昨年11月のBack in Townでのライブから、ケンメリに対する客席の期待感がハンパないです。当ホームページの「Vote」という、BUZZに歌ってほしい曲を投票するコーナーでも、ケンメリがぶっちぎりの1位です。

拍手の中を退場するときに小出さんが椅子を倒してしまいます。東郷さんがすかさず「大丈夫?もう、足下が危ないんだからさあ(笑)」と突っ込みます。

 

第2部

1. センチメンタル・ブルー

いや〜、イントロが始まった時、そうだよ、生ピアノと言えばこの曲じゃないか!と思いました。今日の東郷さんはピアノを弾く事を心から楽しんでいるようで、オリジナルではハネケンさんが奏でるピアノ、流れるようなイントロ、今日はハネケンさんが降りて来たかと思うような音色でした。

東郷さん「この曲は筒見京平さんの作ですが、レコーディングに京平さんも立ち会ってくれて、これはBUZZ売れるよ!って言ってくれて、まわりの人たちにも今度のBUZZの新曲は来るぞ!BUZZ売れるぞ!ってずいぶん言ってくれたみたいなんですけど・・・お応えできなくて本当に残念です(笑)。」

2. そして瞳、少年風

この曲はシンセのイントロがあるのでキーボードで。今日は東郷さん忙しいです。

東郷さん「これは濱金、濱田金吾くんの曲でね、CMで使われたんですよ。何だっけ、資生堂?(管理人注:マックスファクターです)何だっけ、忘れちゃったよ(管理人注:マックスファクターですってば!)。で、この後、RVCで1枚出すんですよね(と、最前列の常連客に確認する)間違ってる?(管理人注:「そして瞳〜」はRVC移籍後2枚目のシングルで、その前に「BUZZ AGAIN」そしてシングルカットの「MYヒーロー」が発売されています。)

3. 明日

小出さんのトークのコーナーです。

小出さん「昌和も還暦という事で、最近は私たちも、仲間と集まると、病気と薬の話ね(笑)。あと、人の名前はホントに出てこない(笑)。でもこの歳になるとあまり年齢のうえしたは関係なくなってくるんだけど、年上だと思ってしゃべってると、「もう僕も60になるんで」とか言われて、「あ、この人年下だったんだ(笑)。融はいくつだっけ?」

融さん「(東郷さんより)ひとつ下。来年還暦です。」お!来年は融さん還暦ライブですかね?

4. 飾りじゃないのよ涙は

生ピアノでノリノリで演奏する東郷さん。とても楽しそう、いや、楽しそうというより、明らかに笑ってます?演奏が終わっても笑いが抑えられない様子の東郷さん。

東郷さん「今さ、歌詞カードってこう(見せながら)ページがばらばらなんだけど、順番が逆になっててさ、博志何歌ってんだって思ったら俺のが逆で、ひとりでうけちゃったよ(笑)。」(管理人注:一般人にはわかりづらいツボのようです)。

5. 学生手帖

6. わかれ〜詠訣〜

7. あなたが消えそう

3曲続けての演奏でした。「わかれ」を演る前には、必ず小出さんが一言「わかれ」と曲紹介をします。そしてギターをジャラ〜ン、「あなたに〜」と始まります。ぞくっ、とします。

東郷さん「この2曲(「わかれ」と「あなたが消えそう」)をいつもセットでやっていたんですが、どうしてもやっぱり雰囲気が重くなるんです。それでこの後、ツアーの仲間とレコーディング(管理人注:アルバム「風のゆくえ〜We Love Pops~」です)して、あたたかい曲を作ろうということで、出来た曲がこの曲です。」

8. 風のゆくえ

これも再活動後初めての演奏曲、サプライズ曲です。BUZZの曲の中でも、最初から最後まで2声でハモルのは、これと「BUZZ LIVE! 」の「街でひとり言」、そして「Back to the Beginning」の「秘密」だけです。これぞBUZZの真骨頂です。

東郷さん「この曲は博志の詞で僕の曲なんですけど、僕はこの詞が大好きでね、今回博志に、やろうよやろうよって言って、今日やりました。こうやって今でも歌う場を与えていただいている事は、本当に幸せです。これからも、ときめきや、ゾクッとする感覚、これを感じられる限り歌い続けます。今日は本当にどうもありがとうございました。」

9. Vision

3人がステージを去る前からもうアンコールの手拍子。再度登場した3人、東郷さんに、多くの花とプレゼントが客席から渡されます。

東郷さん「ありがとうございます。本当に、歌い手冥利に尽きますね。また、夏には飯田があります。それからその前に7月には僕のソロもありますので、またぜひ聴きに来て下さい。」

アンコール

1. 一の橋から

2. 想い出の中へ

「一の橋から」のカウントが何故かバラバラで合わずやり直しましたが(笑)、ノリのいい、アンコール向けのこの2曲。客席の手拍子も最高潮です。そして当然、Wアンコールを求める手拍子がすぐに始まり、3人をステージに呼び戻します。

東郷さん「本当にありがとう、嬉しいです!さあ、今日は徹夜だよ!(笑)」

Wアンコール

1. 君に捧げるメッセージ

最後はしっとりとこの曲。大きな拍手の中ステージをおりる3人。小出さんが「ビールが飲みたいです!」と宣言して去ります。

 

サプライズ曲もさることながら、何と言っても今回のライブを象徴していたのは生ピアノです。何故今まで使わなかったのか?東郷さんはご自分の音源モジュールを持ち込んでいろんな音色を出したいので、今まではキーボードを使っていました。しかし前回のラドンナの東郷ソロで、いつも弾いていたラドンナ備え付けのキーボードが壊れて別のキーボードを使ったのですが、それがフィーリングも音もあまり良くなくて不評だったので、せっかく生ピアノがあるんだったら使っちゃおう、となったのだそうです。でも今回あまりにも好評だったので、「今後はラドンナは生ピアノでいくぞ!」と宣言してくれました。

Aqua