2012年12月7日 BUZZ 40周年記念ライブ@ラドンナ「BUZZ in Christmas」

 

今回もステージには生ピアノとキーボード。予定より5分遅れで3人がステージに登場です。

 

1部

1. Silent night きよしこの夜

クリスマスライブらしく、厳かに3声のコーラス、伴奏は東郷さんのシンセのみ。1番は英語で、2番は日本語で。BUZZの本領発揮です。

2.南の街へ

続けて、小出さんのギターアルペジオで始まるこの曲。ライブで演奏されるのは久しぶりでしょうか。

東郷さん「こんばんは、BUZZです。ちょっと早いけど、メリー・クリスマス!クリスマスって僕は大好きで、街はイルミネーションが華やかでいいですし、みんな何となく優しくなってね、ツリーなんか飾って、僕は一人暮らしですからツリー飾ってもしょうがねえけど(笑)。そして今日はBUZZの40周年記念ライブという(拍手)、40年ですよ(しみじみと)、ねえ、我々がデビューした年に生まれた子供が、もう40ですよ(笑)。40ともなるともう青年とは言わないんです。壮年です(笑)。我々はもう60ですよ、もう壮年とも言わない、じじいです(笑)。今日もね、クリスマスらしい衣装でもよかったんだけど、どう見ても還暦(祝い)にしか見えないんでやめました(爆笑)。」

3. 一の橋から

東郷さん「そう言えば今日地震があったでしょ?(管理人注:この日の午後5時18分、三陸沖を震源とするM7.8の地震があり、東京も震度4との事でしたが、うねうねした長〜い揺れで、東日本大震災の再来かと戦慄しました)この歳になると、また立ちくらみかと思いましたけど(笑)、また東北でね、東北の方ばっかり本当にかわいそうだなと思います。で、つくづく思ったんですけど、こういう天変地異の時に、どこに、誰といるかって大事だなあと。特に僕は一人暮らしだからしみじみ考えますね。ねえ、誰にも知られずに1人でって、いやじゃないですか(管理人注:よい伴侶を見つけて下さい)。

4. はつかり5号

東郷さん「今年、BUZZのアルバム7枚が紙ジャケで出まして(拍手)、でも今日置いてないんだよね、置いときゃ良かったね、もう、キング!(笑)。」

小出さん「でもキングレコードから花が届いてましたよ。」

そう、ラドンナの入り口に、キングレコードの重村博文社長より、ひときわ大きい花輪が送られておりました。

東郷さん「ユーミンも今年40周年で今ツアーやってますが、ツアータイトルが「Back to the beginning」なんですよ。パクられたのかと思いましたが(笑)、まあ彼女もプロコル・ハルムファンですから当然ですけどね。ではその「Back to the Beginning」から1曲聴いてください。」

5. 永遠の君を

この曲も結構久しぶりです。アルバムとはだいぶアレンジが違って、イントロは小出さんの静かなギターストロークのみです。聞くところによると、今年の飯田ライブの打ち上げで、「PASS」というBUZZのコピーデュオがこの曲を演奏したんだそうです。それで改めて「いい曲だなあ」と思って、でも「ちゃんとしたのをやらなきゃ」(爆)と、今回リストに入れたとの事でした。

東郷さん「僕も還暦を迎えましたが、当然僕と同い年の高橋幸宏くんも還暦なんですよ・・・・「え〜!」って声上がらないですね(笑)。で、彼は渋谷のオーチャードホールで記念コンサートをやるんですが、僕らもひっそりと出ます(笑)。」

6. 君の未来、僕の過去へと続く〜青空

東郷さん「僕の手元に「Back to the Beginning」が3枚あったので即売に出すのに持ってこようと思ったら、2枚はサンプル盤で、1枚しかありませんでした。

だから今日、1枚しか売ってません(笑)。良かったらどうぞ。では、今や3人目のBUZZと言っても過言でない、ずーっと僕たちのステージをサポートしてくれている大事なメンバーを紹介します、平野融くんです!」

融さんが立ち上がってにこやかにお辞儀をします。

東郷さん「彼は若いですよ、まだ50代です。」

小出さん「大丈夫、もうすぐ追いつくから(笑)」

融さん「追いつかないよ!(笑)」

東郷さん「じゃあ、クリスマスという事で、クリスマスにまつわる話なんかを(と小出さんに振る)。」

小出さん「私からですか?クリスマスっていうと、私、小さい頃は、サレジオ教会(カトリック碑文谷教会)で、聖歌隊なんかやってましたね。クリスマスも、別に華やかなことはなくて、厳かに(ミサを)やってたと思います。最近では、イグナチオ(教会)とかに行って、あの、神父さん?牧師さん?(管理人注:カトリックなので神父さんですね)歌うようにお説教をするのね。それに感動したりしました。え〜、・・そんなわけで、面白い話は出来ません!(爆笑)」

東郷さん「あのね、博志、もう少しまとめてから話そうよ(笑)。きみの場合、まとまりのないのを売りにしちゃってるけど(笑)、もう〜本当に、曲のタイトルも短くするし(笑)(管理人注:今年の飯田の「君の未来」事件のことです)。・・・融はどうですか?」

融さん「今、サレジオの話が出たけど、僕もその近くに住んでたんですよ。その辺で子供の頃はよく遊びましたよね。クリスマスっていうと、父はいつも仕事でいなくて、おもちゃをくれるだけの存在でしたね(笑)。そのあと景気が悪くなってずーっと家にいるようになりましたけど。で、クリスマスに関係ないけど、宣伝してもいいですか?実は僕と兄貴が一緒にやってたカーティスクリークバンドってのが、今度(2013年1月23日)昔のアルバム3枚が復刻される事になりまして、今日みなさんにチラシが配られたと思いますが(管理人注:カーティスの2枚目のアルバム「Driftin’」のジャケット写真、メンバー6人が海に入ってる写真がチラシになっていました)、この写真30年以上前のですから、友達が見ても、「平野、どこにいるんだ?」という(笑)(管理人注:ちなみに正解を聞いても、ええ〜?って感じでした)。で、復刻盤のライナーノーツを、兄貴(肇さん)が書いてますので、よろしかったら買ってみて下さい(拍手)。」

東郷さん「僕はさっきも言いましたけど、クリスマスの雰囲気が大好きでね、僕らの子供の頃はクリスマスパーティーって集まって、みんなそれぞれプレゼントを買って行って交換したりしましたよね、今しないのかなあ?それとね、今はクリスマスイブって恋人と過ごすってのが普通ですけど、僕、恋人と過ごした記憶がないんですよ。いや本当に。一昨年もNSPの中村くんと飲み屋で過ごしてたぐらいで(笑)。」

この逸話は「Live Report」の「2011年1月14日(金)曙橋 Back in Town 東郷ソロ」をご参照下さい。その中村貴之さんは客席にいらっしゃいました。本当に仲良しですね!ちなみにライブ終了後には、サインや写真撮影に快く応えていらっしゃいました。いい人だ!

7. 風のゆくえメドレー(We love pops〜桜散る〜The life is so beautiful〜歌によせて)

飯田でも演奏されたこの別名「もったいないメドレー」(笑)、今回は「歌によせて」のリフレインの部分に東郷さんのハモりが、アルバムでは「僕には〜」から入るのですが、「歌が〜君の〜」からハモる、スペシャルバージョンになってました。

8. ケンとメリー〜愛と風のように〜

ちょっとしたハプニングが。小出さんが珍しく、2番の歌詞を間違えました。ワンフレーズ先を歌いかけてしまって、東郷さんに言わせると「間違えても堂々と間違えたまま歌うのが博志」(笑)なのですが、珍しく「ゴメン!」と小声で謝ってました。ケンメリの歌詞を間違えたのは聴いた事がなかったし、ご本人も後ほど「初めてだ」とおっしゃってました。何か、ちょっとした事を思い浮かべた瞬間に譜面を追う目線がずれたらしいです。

曲が終わり舞台から引き上げる拍手の中、もう一度両手を合わせて「ゴメン」と謝る小出さん。いやいや、いいじゃないですか、ライブならではのご愛嬌ですよ。

 

2部

1. センチメンタル・ブルー

東郷さん「シャツを着替えたのがお分かりでしょうか?僕は必ず休憩の時にシャツを替えるんですけど、いいんですよ気付かなくても。今日は博志も気付かなかったんですから(笑)。ちなみにジーンズも着替えました。(前の客に)のぞかない!(笑)。え〜、2部の最初に、何枚目かのアルバム(と言いながら自分で笑う)の中に入っている「センチメンタル・ブルー」という曲を聴いていただきました。この曲は筒見京平さんの曲なんですが、こないだBSで筒見さんの特集をやっていて、メリーさん(ジャニーズ社長のジャニー喜多川さんのお姉さん)が、筒見メロディーっていうのはないんだと、すべて歌ったその歌手のメロディーになるんだと言ってて、なるほどな〜と思いました。この曲のレコーディングのときも、僕はずーっと京平さんにへばりついてましたね。どんなことでも盗もうというか学ばせていただこうと思って。」

東郷さん「実は今日のライブは、後ろでホームビデオで録ってるんです。僕ら若い頃はさんざんコンサートやったのに、もったいないことに動画で残ってないんです。だから最近はなるべく動画を残そうと思って、録画してます。7月のソロライブも録ってたんですけど、途中で切れてたんですよ。どうしてだろう?と思ったら、すぐわかりました、僕がしゃべりすぎていたんです(笑)。なので、2部はできるだけしゃべりすぎないようにしようと思います。」

2. 学生手帖

背景に回転するパターンが投射され、時を巻き戻すかのようなこの曲のイメージにマッチしていました。小出さんのコーラスも、当時さながらのさわやかな声でしたね。

東郷さん「これも京平さんの曲です。あの〜、二十代の頃の曲を、ちょっと待って。(と言ってペットボトルの水を飲みます。この間10秒程なのですが、沈黙が続きます)この間がこわいですね(笑)、(MCとしての)重責を感じます。当時の曲も、歌った瞬間に当時の若い頃に戻ったり、また逆に今の感覚で歌ったりできるのがおもしろいですね。え〜、レクイエム・ザ・スィティという、僕らは東京育ちなんだっていうコンセプトで作ったアルバムがあるんですが、その中から聴いてください。」

3. できるだけいつものように

この曲も久しぶりな気がします。東郷さんと小出さんの掛け合いの部分は、いつ聴いても胸にジ〜ンと滲みますね。この曲を聴くと「三丁目の夕日」じゃないですけど、昭和の背の低い町並の夕焼けを思いだします。「あのまちこのまち日が暮れる」と言う歌詞のせいでしょうか。

小出さん「・・・私のしゃべるとこですね。面白い話もできないので、例によって孫の話をします。上が女の子で下が男の子なんですけど、じーじは、私、じーじね(笑)、家であんまりギターは弾かないんですけど、こないだたまたま家でギターを弾いていたら、ビックリした顔してじっ(とその顔を真似る小出さん)、とこうやって見てて、そしたら急に自分の部屋に行って、おもちゃのギターを持って来て、こう(とそのポーズをする小出さん)、見せるんです(笑)。何かこう、まねしたかったんでしょうね。」

東郷さん「あれはホントに可愛かったよね〜(管理人注:東郷さんもいたんすか!なるほど、打ち合わせだったんですね、だから小出さんがギターを弾いてたんですか。)」

小出さん「もう言葉も一丁前にしゃべるようになってきて、こないだも、ママが「あら困った、◯◯がなかったわ、どうしましょ?」なんていうと、(子供っぽい声で)「じーじに買って来てもらったら?」なんて言うんです(笑)。ねえ〜、本当に・・・クリスマスのプレゼントもまだ買ってないんですけど、何がいいですかね、女の子だからやっぱり光り物かな。」

東郷さん「青魚?青魚ですか?(笑)」(管理人注:←しょーもない!でも面白いけど)。

いや小出さん、しゃべるの苦手苦手っていつも言ってますけど、孫の話は面白いです(爆)。小出さんの愛情がにじみ出ていて、とっても微笑ましいです。

4. さよなら列車

東郷さん「レクイエム・ザ・スィティというアルバムから、「できるだけいつものように」、そして「さよなら列車」と、2曲聴いていただきました。今、曲の間、昔の事が映像のようによみがえって来て、1人で感慨に浸ってました。僕らは昔と何にも変わってないんですね。」

5. 飾りじゃないのよ涙は

間奏の小出さんと融さんのギターバトルが最高です!

東郷さん「(息を切らしながら)ちょっと休憩を取らないとね(笑)、・・・(水を一口飲んで)・・・走り込みが必要かなあ。え〜、BUZZのコンサートは手拍子をするような曲が少ないので、今のも手拍子をしようかしまいか迷っているうちに終わってしまった方が多いと思いますが(笑)、残念でしたね、もう手拍子できる曲はありません(笑)。・・・BUZZには季節限定ものの曲がありまして、こんな曲を聴いてください。」

6. 紅葉だより

ホリゾントの照明も深いオレンジに。ソメイヨシノの紅葉の色ですね。

7. のい

これも久しぶりです。「しんこんかんこん」のリフレイン、最後の「こん!」でステージが暗転します。

東郷さん「寒くなっていただけたでしょうか(笑)。京都の高雄山のイメージで作った「紅葉だより」、それから「のい」というのは、東北地方で使われてそうな語尾を我々が勝手に創作したもので、実際には「のい」なんて方言はありません。この曲は東京音楽祭新人賞を取りまして、我々もこの頃は順風だったんですけど、その後に厳しさを知ります(笑)。それからそれぞれ別に音楽活動をするようになって、それでも何かイベントがあったり、それこそ懐かしモノだとかで2人でやる事はあったんですけど、久しぶりにやったライブのときに「東郷さん、何か告知があったらチラシ置けますけど」って言われて、告知するものもないから、じゃホームページを作ってそのURLを載せようってことになって。そうしたらホームページに「ずっとBUZZのファンでした」とか「今もやってるんですか」とか、昔のファンが集まって来てくれました。それから僕らの音楽仲間も、「BUZZがやらないのはもったいないよ」って言ってくれたりして、本当に皆さんが僕らに歌う場所を作ってくれたんです。今日は本当にどうもありがとうございました。メリー・クリスマス!」

8. Vision

9. 君に捧げるメッセージ

 

アンコール

東郷さん「どうもありがとうございます。この幸せな時間を、これからも何度も迎えたいと思います。」

1. Four Seasons Sea

2. White Christmas

本年10月12日に行われた鴨川でのジョイントライブのために作られた「Four Seasons Sea」、りりィさん作詞、東郷さん作曲の、四季の情景を織り込んだエイトビートの軽快な曲です。そしてそのエイトビートのリズムのまま、「White Christmas」、ポップな3声コーラス、こういうアレンジは全て東郷さんが手がけるのだと思いますが、楽しいクリスマスライブの締めにふさわしいアレンジですね。

万雷の拍手の中引き上げようとする3人に、客席から花束が渡されます。しかし当然、まだ帰す訳にはいきません(笑)。ダブルアンコールを求める手拍子が始まります。

 

ダブルアンコール

東郷さん「いや〜、本当にうれしい!どうもありがとう!」

小出さんが譜面を探しますが見当たりません。「譜面がないですけど間違ったらごめんなさい」と前置き。

1. 君を迎えにきたよ

コンサートで、暗くて重い曲で終わるのは良くないと、お客様を温かい気持ちにして帰っていただくために作ったという「君を迎えにきたよ」。しかし、まだまだこちらも帰る訳にはいきません(爆)。私も初めて経験する、トリプルアンコールを求める手拍子が始まりました。店側も客席の気持ちを汲んでくれたのか、客電も落ちたままです。長い長い手拍子の末に、ついにまた3人がステージに現れました!

 

トリプルアンコール

ピアノの前で「はははー!」と満面の笑みの東郷さん。小出さんも「そりゃ暗いままにしてりゃ、やるよねえ?」と嬉しそうにポジションに付きます。

東郷さん「よし、じゃあもう一発いっちゃおう!(拍手)改めまして、メリー・クリスマス!これからも皆さんの心に響く音楽を作っていきたいと思います。本当にありがとうございました!」

1. 想い出の中へ

先程の「White Christmas」がクリスマスライブの締めなら、「BUZZ 40周年記念ライブ」としての締めは、やはりこれですね!

 

いや〜、楽しいライブでした。最近はラドンナでやる事が多いですが、音もどんどん良くなってます。「Four Seasons Sea」も聴けたし、トリプルアンコールというおまけもついて、最高でした!デビュー40周年、改めてお祝いを申し上げます。これからも我々を楽しませて下さい!

Aqua