平和のメッセージ
2003年8月9日 平和公園にて 見司教 司式ミサ

平和は神の恵みです。
平和は神の恵みに応える人間の働きです。
平和は神と人間の合作です。


神から愛されていることに気づき、神を愛する人は、平和を愛し平和をつくるために努力を惜しまないはずです。
確かに平和をつくることは、平和を語ることほど簡単ではありません。
しかし平和をつくること、それは人間として生きることです。

それは自分と自分を取り巻くすべてのものと良い関係をつくることです。
自然の草花、樹木、水、環境を大切にし美しく保つことです。
どんな生き物も尊重することです。
平和をつくること、それは自分自身を愛することです。

自分を愛することと、わがままであることとは違います。
キリストは、自分を愛するように他のすべての人を愛しなさいと言われます。
自分にして欲しいことを他人にしなさい。自分にして欲しくないことを他人にしてはならない。とも教えておられます。
平和をつくること、それは自分のわがままと欲望を放棄することです。
他人を軽蔑したり、いじめたり、差別したりしないことです。
自分の考えを主張するよりも、まず他の人の考えや意見をよく聴くことです。
どんな人をも深く尊敬し、思いやる心を言葉や態度に表すことです。
今、世界は、暴力に対して暴力で報いるのは当然という考えに支配されつつあります。
神の名のもとに武力を誇示し、それを使うことが神の正義であるかのように主張する国の指導者や国民や賛同者がいます。 しかし、まず、貧富の差や貧しさ、宗教や民族による争い、差別など、暴力の原因や 理由を究明して取り除く努力をすべきです。そして、寛容と忍耐、何よりも愛をもって粘り強く対話する努力を続けるべきです。

神はどんな命であれ、それが滅びることを望まれません。
神は、すべてのものが互いに愛し合い一致すること、それだけを望まれます。

平和は神の恵みです。
平和は、神の恵みに応える人間の働きです。
平和は神と人間の合作です。


神から愛されていることに気づき、神を愛する人は、
平和を愛し、平和をつくるために努力を惜しまないはずです。