紋   章
PRO ECCLESIA ET CUM ECCLESIA
「教会のために、教会とともに」
 この標語は、「わたしはあなたがたのために司教であり、あなたがたとともにキリスト者である」という聖アウグスティヌスの言葉に着想を得たもので、わたしの目指す司教職を示しています。その司教職は、聖書と聖体と牧杖で表されています。
 まず、キリストのように牧者の愛をもって、司祭団の協力を得ながら、わたしに委ねられた「長崎にある教会」の豊かな成長のために奉仕したいと思います。すなわち、信徒と奉献された人々が皆、いのちのことばでありパンであるキリストによって内面から生かされ、世にあってそれぞれの召命に応じて同じキリストの使命にあずかることができるように、神の恵みの仲介者として務めます。
 司教も司祭も、キリストの弟子として信徒や奉献された人々と多くの恵みを共有しており、皆、聖霊の導きと聖母マリアのご保護(星)のもと、キリストを中心に一つの共同体をつくり互いに交わるよう招かれています。ですから、お互いのために祈り、お互いの声をよく聴いて理解し合い、学び合い、助け合い、共に豊かになるよう努力する必要があります。そして、このように交わる教会は、周囲の社会と世界に自分を開いて広がり続け、すへての人々が皆キリストを知り信じ愛することによって一致し、父である神と独り子主イエス・キリストをたたえるようになることでしょう。
 背景下段の赤(殉教のイメージ)は宣教する教会を、中段の波(外国に開かれた長崎の港のイメージ)は聞かれた教会を、上段の青(天国のイメージ)は交わりを表しています。
                                        2003年12月14日着座
                                        カトリック長崎教区大司教 ヨセフ 見 三明