2015年度市政に対する要望書

江口英雄 上野原市長殿

2015年7月28日

日本共産党上野原支部

日本共産党 上原市議会議員 川田好博

はじめに

 「住民の福祉」向上に日頃市政運営に心掛けていることに関しては心より敬意を表します。

 しかしながら、上野原市の人口減少は歯止めがかからず、合併時から4000名、1割も人口が減りました。特に、子育て世帯の減少が著しく、そのことが高齢者の生活も苦しくさせています。雇用、教育、子育て、医療など、基本的な社会生活が成り立つような街づくりの先頭に立つ市政の実現が望まれています。市政運営に当たっては、国や県の様々な規制など多くの制約を持っていることも十分に承知していますが、国や県に対して、住民の立場から、必要な改善を求めることを力強く働きかけることともに、市としても独自にできることを求めるものです。なお、今年度の予算執行に間に合わないものでも、来年度予算に積極的に反映されることを望みます。

市政政策の基本

 上野原市の人口減少に歯止めをかけるため、住民要求を基本にしながら、市行政全体として、効率的・重点的な政策運営に努めること。

特に、子育て世帯・働き盛りの世帯が住みやすく、高齢者にとっても安心して生活できることを最重点に市政運営をすることを求めます。

 地場産業の育成や計画的な街づくりの構想を作り、市民の要求を積極的にくみ取り、市民が暮らしやすくすることを求めます。

重点要求

☆ 市政のあり方、街づくりの基本方向を市民を含めて作り上げ、それに基づいた市政の方向性を十分に作り上げて実行すること

☆ 地元で安心して子どもを産み育てることが出来る環境を作り出すこと

☆ 利用者(子どもや父母)のことを第一に考えた保育所をつくること

☆ 国民健康保険制度、後期高齢者保健制度、介護保険制度についても、県や国に積極的働きかけ、健全な税制運営の保障を求めるとともに、市独自としても、負担の軽減を図ること

☆ 市立病院については、住民が安心してかかれるような条件を充実すること 指定管理制度期間後のことを見すえた病院運営について検討すること

☆ 公共交通機関について、デマンドタクシーを含めた見直しをすること

市役所・病院・駅をめぐるバスの運行を実現すること

スクールバスの目的外運用が出来るように努力すること

☆ 将来の街づくりの構想を住民合意のもとに創りだし、誰もが住みやすい街づくりをめざすこと。

具体的な要求について

Ⅰ.医療の充実をはかること

1)産科の早期開設、小児科の充実をはかること

2)患者や家族の声を活かす組織をつくり、市民に信頼される医療体制を確立すること

3)医師、看護師の確保について、国及び県に適切な措置を要求すること

4)病院経営が成りたつ診療報酬の改定を国に要求すること

Ⅱ.子育て支援を強化すること

1)秋山中、島田小の統廃合をやめること。

2)30人学級をすべての学年で実施すること

3)保育の公的責任の後退を許さず、保育所統廃合計画を見直し、必要とする子どもの保育を実施すること

4)働く親の視点に立った保育施策を実施すること

5) 正規保育者を増やし、保育内容の充実を図ること

6)保育相談に来た保護者の保育所入所申請を受理し、保育需要の正確な数を把握すること

7)児童館、公園など子どもや親が集まることができる場所をつくり、子育て相談がいつでも実施できるようにすること

8)学校の普通教室にもエアコンを設置すること

9)通学路の安全を図ること

Ⅲ.誰でも住みやすい街にするため福祉の充実をはかること

1)国民健康保険税を各世帯1万円引き下げること

2)国民健康保険の国の定率負担割合を、1984年改訂以前の医療費の45%に戻すことを国に強く要求すること

3)障害者のくらしをまもるための支援を強化すること

障害者の雇用を促進するために、法定雇用率を厳守するようつとめること

障害者ために、生活支援センターに対する支援を充実させること

4)特養ホームの建設、在宅介護の支援など高齢者福祉を充実すること

5)介護保険の保険料・利用料の値上げに反対し、利用しやすい介護保険制度にすること

6)水道料金の値上げを行わないこと

Ⅳ.地元の産業支援をはじめ、住民のための街づくり

1) 農業、林業、商工業など地元の産業の振興をはかり雇用の拡大をめざすこと

2) 小水力発電、太陽光発電、木質ペレットなど自然エネルギーの活用をはかること

3)住宅リフォーム助成制度を継続させるとともに店舗リフォーム助成制度を創設すること

4)市営住宅の建設、県営住宅の誘致など、低廉な住宅を供給すること

5) デマンドタクシーの運行について、早急に見直し、市民が利用しやすくなるよう改善をはかること

6)上野原駅、四方津駅の利便性を高め、通勤・通学等の手段を向上させること

四方津駅については、南北自由通路、コモアまでのバリアフリー化を実現するために、早急に実施計画を作ること

7)生活道路の改善を図るために、リニア関連事業などの大型公共事業をやめさせ、国や県に補助金を出させるために強力に働きかける。

8) 公民館などの集会所施設を使いやすいようにすること

Ⅴ.災害に強い街づくりをする

1) すべての地域に備蓄倉庫をつくること

2) 防災訓練を実態にあったものに変更すること

3) 避難勧告・避難指示の基準をつくり、市民に知らせること

4) 深層崩壊の詳細な調査を行うこと

Ⅵ.効率的で市民に開かれた市政にするために

1)市政の主人公は市民であることを市政全体にわたって貫くこと

2)効率的な財政運用をはかることを徹底すること

市民のくらしに必要な予算を確保すること

事業の必要性を毎年精査し、惰性的な予算執行を行わないこと

市債の積極的な償還を行い、健全な財政運営をはかること

3) 広報、ホームページをもっと市民にわかりやすくすること

4) 行政放送をインターネットで視聴できるようにすること

5)UBCに関しては、市民の負担、市税の投入をせずに、経営改善を図らせ、テレビ視聴の不安を無くす。