【6月3日=ギャラクシー賞発表】

 5月30日、優れたテレビ・ラジオ番組、CMに送られる「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)の発表が都内でありました。私も、「従軍」撮影カメラマンとして出席いたしました(?)。
 そのなかで、アジアプレス大阪事務所代表の石丸次郎が、今回から新設された「報道活動部門」で、「北朝鮮難民問題に光を当てる一連の報道」で、優秀賞を受賞しました。

 さらにもう一つ、私が個人的にもうれしかったのが、「テレビ部門」の大賞に、
「アウシュビッツ証言者はなぜ自殺したか」
(03年2月5・6日放送 NHK教育テレビ「ETV2003」構成・鎌倉英也氏、制作統括・東野真氏)が輝いたことでした。
 以前イラクで取材中にこの欄でもご紹介しましたが(3月10日4月17日)、作家・徐京植氏が、故プリーモ・レーヴィ氏の足跡をたどった番組です。
 私はバグダッドに向かう直前にこの番組を見て、さらにイラクで取材中の間も、彼らの言葉を折に触れ、何度も思い出していました。
 皆様、ぜひNHK視聴者センターに、「再放送してください」とリクエストしてみてはいかがでしょうか。
 掛け値なし、必見の番組です。