【8月4日=サマワのNGO】

 
サマワで活動するフランスのNGO「ACTED」のイラク人スタッフ4人が殺害されたという(共同通信HPから)。

 あす(5日)発売の月刊「論座」の中に書いたのだが、ACTEDの給水活動の様子は先月サマワで取材したばかりだった。

 戦争の現場では、結局末端で最も献身的に活動する人たちが真っ先に殺されていく。

 イラク人も、外国人も。非政府組織(NGO)も、政府組織の人も、イラクの警察官も、米兵だって、ムジャヒディンだって、みんな同じだ。

 これまでのところは「ラッキーにも」大丈夫だが、それはサマワの自衛隊員だって、その自衛隊と関わるイラク人にも、今後同じことが起きる可能性は十分にある。

 これまで何度も言ってきたことの繰り返しだけど、その「同じこと」が起きてからでは遅い。手遅れだ。

 
「ACTED」が借り上げた給水車が配る水を受け取る住民たち(7月8日 ムサンナ県ヒドル地区アバス村で)