【4月18日=いよいよ今週末から】

 
さて、いよいよ今週末23日(土)から映画の公開がまずは東京・新宿から始まるのだが、まだ追い込み作業がバタバタと続いている。

 劇場で販売する予定のパンフレット(32ページ)は、いまも校正・入稿作業のやりとりが続いていて、何とか前日(22日)に印刷完了して、初日に間に合うという綱渡りスケジュールだ。

 紆余曲折を経ての単行本「リトルバーズ 戦火のバグダッドから」(晶文社)は、一応「22日(金)全国の書店で発売予定」となっているが、実際のところ多くの書店で並ぶのは翌週あたりになるだろう。劇場ではもちろん販売してますが。

 いろんな準備が、ギリギリのタイミングで進んでいる。が、しかし何とか間に合うかな。

 映画の世界では「打ち込み」といって、初日の観客動員が実は重要な要素だということを先日初めて知った。

 「東京の初日の観客動員を見てから、うちでやるかどうか決めます」「東京での入りを見てから、昼間やるか、モーニングでやるか、レイトでやるか考えます」という劇場がいくつかある。

 「ハウルの動く城」みたいに(いつもこの例えを使うが)「大ロングラン」で全国あちこちで上映されればいいが、ドキュメンタリー映画の場合は、最初から上映期間や枠が決まっているケースが多い。

 で、この後僕の映画が全国各地で上映されるかどうかは、最初の新宿での「滑り出し」で決まるといっても過言ではない。なので、いろんな人たちに、「ぜひ初日の23日に来てください」と呼びかけている。もちろんその後も、一日5回上映で、5月下旬までは確実にやってるのでご心配なく。しかし、翌日24日からガラガラだったらどうなるんだろうか?

 マスコミ試写会で観に来てくれた人たちや、このHPを見てくれている人は、「これはヒットするでしょう」「大丈夫たくさん入りますよ」と言ってくれたり、早くも慰めてくれる(?)人もいるが、映画の世界の興行はそれほど甘くはないのでR。

 自主上映会では全国300ヶ所以上で上映されている作品も、劇場上映になるとあまり入らなかったりするという。テレビでドキュメンタリー番組の枠が減って、深夜や明け方に追いやられているのも無理もない。

 というわけで、とても厚かましいお願いと思いつつ、これまでお会いした方や、取材・講演でお会いした方、メールを送っていただいた方に、なりふり構わず「お知らせ」メールを一斉に送信した。

 すべての方にお送りできたわけではなく、アドレス変更などで、すでに100通以上のメールが届かずに戻ってきてますが、もし受け取られた方がいらっしゃいましたら、ご自由に転送・転載してください。よろしくお願いします。

 こちらのページにも、その内容を貼り付けておりますので、ご自由にお使いいただいて結構です。

 同じ23日(土)からは、リチャードギア主演の映画も全国公開か。ゴールデンウィークだもんなあ。たくさんお客さん来るんだろうなあ。ブツブツ…。

 最初からえらい弱気のようにみえるかもしれないが、どこの取材現場でも必ずそうだ。僕は常に「最悪の状況」をだいたい想定していて、それをどう避けるか、どう切り抜けるかを考えている。

 最近世の中は「強硬派」「タカ派」の人がやけに増えているので、少し「自虐」ぐらいの方がちょうどいいとです。ヒロシです。←こんなオチで終わっていいのだろうか?