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問題目次

<英訳>

(20)「〜することに反対する」





(20)私たちは新しい空港の建設に反対したが、ついに阻止できなかった。

◆「新しい空港」:"a new airport"、"the new airport"
"a new airport" だと聞き手の知らない「ある新しい空港」、"the new airport" だと聞き手にもわかっている「その新しい空港」を表す。この問題は、文脈がないのでどちらであるかは断定できない。定冠詞は話し手と聞き手の両方が「どの…」かが分かっているとみなしたという印として使い、不定冠詞は、可算名詞が単数の場合に両方が分かっているとはみなしていないという印として使うのが原則。

◆「建設」:"construction"

◆「ついに」:"in the end"、"after all"
"at last" は好ましい事態が生じた場合に使うので、この問題では使えない。また、"eventually" は否定文では使わない。

◆「阻止する」:"prevent" , "stop"


【英訳例1】
We objected to the construction of the new airport but (we) couldn't prevent it in the end.
【英訳例2】
We opposed (or were opposed to) the construction of a new airport, but we couldn't stop it after all.


◆ "in the end, after all, eventually, finally, at last"(結局・ついに)
in the end:「ついに、最後には、(あれこれ考えて)結局は」(通例文頭または文尾で。長い時間の後や一連の出来事の後、あるいは、あらゆることを考慮した後に「最終的に、最後には」という意味で用いる)
I panicked at first, but in the end I succeeded.(最初のうちパニックになったが、最後にはうまくいった)
I found it quite difficult and gave up in the end.(それはとても難しく、結局あきらめた)
after all
1)「(しかし)結局」(通例コンマなしで文尾で。意図・予想・計画などに反して「しかし結局」という意味で使う。「最後に、全ての後で、終わりにあたって」の意味では用いない。特に「A → B → A」というように考え・決心・事情などが変転した場合に用いるのが本来の使い方)
2) 「だって…だから;忘れてはいけないことだが」(通例文頭で。前文への証拠・理由・補足・説明などを述べる際に使われ、特に考慮すべき、忘れてはいけない理由や根拠に注意を向けさせたいときのきっかけの言葉としてよく用いられる)
If an asteroid were to threaten the world, slowly and surely the solar collector could burn the surface of the asteroid pushing it little by little off course. There would be no need for nuclear weapons and the Earth really would be saved, but we may not be so safe after all.(小惑星が世界を脅かすようなことがあれば、ゆっくりと確実にソーラーコレクターはその小惑星の表面を焼き焦がし、少しずつ進路をずらすことができるだろう。核兵器は必要ないし、地球は実際救われるであろう。とは言え、やはり結局、我々はそれほど安全ではないのかもしれない)
But our situation is not so desperate after all.(しかし私たちの状況は結局それほど絶望的ではない)
He hasn't finished the work yet but, after all, he is very busy.(彼はまだその仕事を終えていない。なにしろとても忙しいから)
In fact, he is a close friend; after all, he does know everything about me.(実際、彼は親友だ。何しろ、彼は私のことを本当に何でも知っているからだ)
eventually:「結局は、ついに;ゆくゆくは、いつかは、やがて」(否定文には用いない;「ようやく、やっと」というニュアンスを含む)
The oscillation eventually ceased.(振動はついにやんだ)
We will eventually achieve our aims.(最後は目標を達成します)
finally
1)「ついに、やっと、ようやく」(通例文頭および動詞の前で。特に困難や遅延があった後などで長く待ったあげく実現した場合に使う。"at last" の方が強意的。感嘆文では不可。漠然とした未来のことには使わない)
2)「最後に(≒ lastly)」(列挙の最後、話の締めくくり、話の最終的な結果を述べる場合に用いられる)
3) 「最終的に、決定的に」
We have finally achieved our aims.(ついに目標を達成した)
I would finally like to say good luck to everybody.(最後にみんな一人ひとりに「頑張れ」と言いたい)
The matter was not finally settled until much later.(その問題はずっと後まで最終的な決着には至らなかった)
at last:「ついに、とうとう、やっとのことで;(感嘆文でも可)やれやれ、とうとう(来たね)」(長い間待ったり、いろいろ努力した後にようやく望ましいことが実現した場合に用いられる。望ましくないことや、漠然とした未来のことには使わない)
At last we have accomplished our ends.(ついに目的を果たした)
We arrived at last.(とうとう着いた)

◆ 冠詞についての注意
 原則として、定冠詞を使うのは、話し手と聞き手の両者が「どの…」であるかが分かっていると話し手がみなした場合であり、不定冠詞を使うのは、単数の可算名詞について、話し手と聞き手の両者が分かっているとは話し手がみなしていない場合である。それぞれ「分かっている場合」、「分かっていない場合」ではなく、「分かっているとみなした場合」、「分かっているとはみなしていない場合」として使うことに注意。もし「分かっている場合」に使うなら、相手の知識の有無を知らないと、冠詞が正しく使えないことになってしまう。例えば、初対面の相手と話をしているとき、冠詞を使おうとするたびに、相手が「どの名詞」のことか分かっているかどうかを確認しないと、まともにしゃべれないことになる。言語というものは本来、事実論理に基づいて成り立っているのではなく、その状況、状態などを話者がどうとらえるかに基づいている。つまり、冠詞の場合なら、「どの…かを知っている」という事実ではなく、「どの…かを知っているとみなす(または、みなさない)」という話者の判断・気持に基づいて用い方が決まる(冠詞に関する詳細は「冠詞に関する覚え書」を参照)。
I've bought a new computer.(私は新しいコンピュータを買った)(話し手が「聞き手がどのコンピュータかを知らない」とみなしている場合)
I hear you've bought a new computer.(あなたが新しいコンピュータを買ったと聞いている)(話し手が「話し手がどのコンピュータかを知らない」とみなしている場合。この場合、話し手は「私」なので、当然「みなす」までもなく「実際に知らない」ということは分かっている。しかし、実際は「あなたがどのコンピュータを買ったのか」を知っていながら、知らないかのように話しているだけかもしれない。冠詞の用法だけから「実際に知っているかどうか」を正確に判断することはできない)


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