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<英訳>

(40)「〜まで」





(40)彼女は長年見たいと思っていたまさにその映画を死ぬ前に見ることができた。

◆「長年」:"for a long time"、"for years"、"for many years"

◆「…したいと思う」:"want to 不定詞"
"want" 自体に「思う」という意味が含まれているので、"think" は使わない。

◆「まさにその」:"the very"(この "very" は形容詞)

◆「死ぬ前に見る」:"see … before S die (or pass away)"、→「生きて見る」:"live to see"、"be alive to see"
"see" の代わりに "watch" を使うと、「テレビで見た」ことになる(→(4)を参照)。
"be alive" は "wish S were alive to see(生きてみることができればなあ)"、"if only S were alive to see(生きて見ることができさえすれば)" という形で使うことが多い。
"before she died" を使う場合、時制は過去形でよい(過去完了でも間違いではないが、冗長)。この節は、「見たいと思っていた」ではなく「映画を見ることができた」を修飾するので、「見ることができた」との時制を考えればよい。"before" があり、時間的な前後関係が明らかなので(after, until などがある場合も同様)、過去完了をあえて使う必要はない。
「見ることができた」に "could see" は使わない。「見ることができるだろう」という仮定法の "could" に解釈される恐れが高い。"was able to see" なら可。

◆「映画」:"movie"、"film"
"movie" は特に米語、"film" は特にイギリス英語。


【英訳例1】
She lived to see the very movie (that) she had wanted to for a long time.
【英訳例2】
She lived to see the very film (that) she had wanted to see for years.
【英訳例3】
She saw the very movie (that) she had wanted to for many years, before she died (or passed away).


◆「関係詞の "which" よりも "that" が好まれる場合」
先行詞が人以外で、"the very, the only, the same, the 最上級, all, every, no, any" が付いている場合、"which" ではなく "that" を使うのが普通。"that" と "which" の一般的な違いは、先行詞をより強く限定したいと思う場合に "that" が使われる傾向があるという点である。「まさにその」、「最も」、「全ての」などは、その他の選択肢を排除するという意識が強く働くために、"that" と使われやすい。また、関係代名詞 "that" を非制限的用法(継続用法)で使わないのは、非制限的用法が先行詞を全く限定しない場合であり、強く限定する場合に使う傾向にある "that" と矛盾するからである。従って、先行詞をそれ以外のものを意識していないという意味で明確に特定したいのなら "that" を、そうでない場合は "which" を使う傾向にある。


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