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問題目次

<英訳>

(47)「とても〜なので」





(47)約束の時間に間に合うかどうか心配だったが、幸運にも時間通りにそこに着いた。

◆「約束の時間に間に合う」:"get (or arrive) there in time"、"arrive (or be) in time for the appointment (or the meeting)"、"arrive (there) at (or before, by) the appointed time"
「約束の時間に間に合う」を "be in time for the appointed time" とすることはできない。"in time for O" の "O" には「時」ではなく「事柄・乗物」などが入る。上記のように「時間内にそこに着く」とするのが最もよい。「約束に間に合う」か「約束の時間(まで)に着く」としても間違いではない。なお "promise" は「何かをすることを請け合う」という意味での「約束」なので、ここでは使わない。

◆「…を心配する」:"be worried (or afraid) (that) …"、"wonder if (or whether) …"、"be worried (about) whether …"
"be worried (or afraid) that …" の "…" には「良くないこと」が入る。"be worried" は「…かどうか心配する」という意味で "(about) whether 節" とも使える。
"be afraid" は「…かどうか」を表す "whether" や "if" とは使わない。
"wonder that …" は「…ということに驚く、…とは不思議である」という意味なので、この問題では使えない。

◆「幸運にも」:"luckily (or fortunately)"、"be lucky (or fortunate) enough to 不定詞"、"have the luck (or the good fortune) to 不定詞"
"fortunately (or fortunate, fortune)" の方が、"luckily (or lucky, luck)" よりも永続的で重要な事柄について他の人々と比較して幸運であることを述べる場合に使われる傾向がある。

◆「時間通りに」:"on time"、"on schedule"


【英訳例1】
I was afraid (or worried) (that) I might not get there in time, but luckily (or fortunately), I managed to arrive (there) on time.
【英訳例2】
I wondered if (or whether) I could (or would) arrive (or be) in time for the appointment, but I was lucky (or fortunate) enough to get there on time.
【英訳例3】
I was worried (about) whether I could (or would) get there in time, but I had the luck (or the good fortune) to arrive (there) on schedule.


◆ "promise, appointment, arrangement, engagement"(約束)
promise:「約束」(何かをきっとする、あるいはしない、と請け合うこと)
appointment:「約束、予約」(特に高い地位にある人との面会の約束、医師の診療を受けたり、美容師を訪問したりするなどの約束・予約)
engagement:「約束」(特に重要なビジネスや、コンサートやバレーなど優雅な場所へ行くといった公式上・社交上の約束)
arrangement:「取り決め」(当事者双方が受け入れることができる取り決め・合意のこと)

◆ "be worried, worry, be afraid, wonder, be anxious, be concerned"(心配する)
be worried that …:「…だと心配している」(一般的な表現。"…" には「良くないこと」が入り、例えばこの問題なら、「間に合わないかもしれないと心配する」と考える。be afraid よりも心配の度合は強い)
be worried (about) whether (or if) …:「…かどうか心配している」("whether 節" の場合は "about whether 節" も可能。"(about) whether 節 / if 節" の場合は、例えばこの問題なら「間に合うかどうか心配する」と考えて訳す必要がある。if を使うのはくだけた表現であり、「…ならば」の意味に解されることが多いので注意して用いるべきである。また "be worried whether I might not get there in time" とすると、「間に合うんじゃないかと心配する」という肯定の返事を期待するニュアンスに傾く。なお "about if" など "前置詞 if 節" は、まだ容認された表現とは言えないので、使うべきではない)
worry that … / worry (about) whether (or if) …:「…だと心配する / …かどうか心配する」("worry" も "be worried" について述べたことがほぼ当てはまるが、"worry" は習慣的な不安・常日頃抱いている心配事について使うことが多く、使用頻度は "be worried" に比べて低い。"about if 節" は不可)
be afraid that …:「…だと思う」("…" には「良くないこと」が入り、この問題なら「間に合わないかもしれないと思う」と考える。「…かどうか」を表す "whether" や "if" とは使わない。実際にはときどき見かけるが、試験などでは不可。if の場合は「…ならば、…だとしても」の意味で使う。例えば、"Don't be afraid if …(…だとしても恐れるな)" というように使われる)。
wonder if (or whether) …:「…だろうかと思う」("wonder that …" は「…ということに驚く、…とは不思議である」という意味なので、この問題では使えない)
be anxious that …:「…のことで不安である」(やや強調的な表現。「起こったこと」ではなく、特に不安をもたらす当然の理由があって「起こるかもしれないこと」、「起こっているかもしれないこと」について不安である場合に使う。従って、瞬間的・一時的な不安よりも、いつでも起こりかねないという絶えざる不安を抱いているときに使うことが多い。「…かどうか」を意味する "whether (or if) 節" とは普通使わない。なお "be anxious that …" には「…を切望する」の意味もあるので注意する必要がある)
be concerned that …:「…だと心配している」(社会や世の中の事柄や他の人について、例えば「環境問題、失業問題、他の人の健康・安否」などについて心配している場合に使う。"whether (or if) 節" とも使える。事情は "be worried" の場合とほぼ同様であるが、"if 節" については「…ならば」の意味で使うのが普通)


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