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<英訳>

(83)「〜で残念だ」





(83)若い頃にもっと勉強しておけばよかったと思う。

◆「A の若い頃に」:"when A was young (or younger)"、"in A's younger days"、"in (A's) youth"

◆「もっと勉強する」:"study harder"、"study more"

◆「…しておけばよかったと思う」
"I wish I 仮定法" を使う場合は、過去の出来事の仮定なので仮定法過去完了を使う。


【英訳例1】
I wish I had studied harder (or more) when I was young.
【英訳例2】
I should have studied harder (or more) when I was younger.
【英訳例3】
I'm sorry (that) I didn't study harder in my younger days.
【英訳例4】
I regret that I didn't study (or I regret not studying) harder in my youth.


◆ "hope, wish, want, would like, long, yearn, desire, anxious, eager, keen"(望む)
hope:「望む」(起こる見込みがあると考えて望んだり、実現可能だと信じて望むような場合に用いる)
wish:「…であればと思う、できれば…したいと思う」(実現不可能なこと、あるいは可能性の少ない困難なことを望む」という基本的な意味を持ち、現状への不満や残念な気持が含まれる。従って仮定法と使われることが多い。この点で "hope" や "want" とニュアンスが異なる。また、仮定法以外と用いられる場合は、"would like" などよりも控えめで丁寧かつ改まった感触を伴う)
want:「したいと思う、欲しい」(相手が親しい間柄ではない目上の人に使うとやや失礼な感じのする表現。実現不可能だと考える願望には使わない)
would (or should) like:「したいのですが、欲しいのですが」("want" より丁寧で控え目な表現であり、親しくない人や目上の人に対してよく用いられる。"should like" は主にイギリス英語の改まった表現で、特に主語が一人称の場合に用いられる。なお、イギリスでも "would like" の方がよく用いられている。また、縮約形の "'d like" が用いられることが多い。また、この "would (or should)" は "like" の代わりに "love, prefer, care" などともほぼ同じ意味で使える。さらに、この "would (or should)" は "say, think, appear, seem" などとも使い、口調を和らげる働きをする)
long:「切望する、熱望する、思いこがれる」(特に今は存在しない、あるいは得られそうにないが、過去に存在していたり、未来には起こる可能性のあるような事物や人を強く欲すること)
yearn:「恋しく思う、あこがれる、切望する」(堅苦しい語。特に非常に得がたい事物や人を強く欲することで、それなしでは充足感・幸福感が得られないことを表す)
desire:「強く望む、強く願う」(動詞として使う場合はやや堅苦しい語。強い願望を表す)
be anxious:「切望する」(喜ばしいことを純粋に望んでいる場合には使わず(代わりに "eager" を使う)、実現しないかもしれないという不安や、失敗するのではないかというような恐れが先立ったり、払拭できなかったりするような場合に用いるのがよい。従って、実現するために不安な気持で大きな努力をしているようなときに使うことが多い)
be eager:「熱望している」(非常に興味があり、楽しみにしていることや、他の人に役立ちそうなことが実現することを強く望むこと)
be keen:「熱望している」(主にイギリス英語。意味は "eager" と同様)

◆ "study, learn, master, pick up"(学ぶ)((80)の再掲:内容とは無関係な点で一部改変)
study:「勉強する、研究する」("learn" するために努力して勉強したり、何かを解明するために研究・勉強すること。従って、"study English" は、英語が使えるようになるかどうかは別にして、「英語を、または英語について勉強・研究する」ことを意味する)
learn:「覚える、習得する、学ぶ」(知識や技術を勉強した結果、習得する、身に付けることを意味し、結果に重点がある。従って、"learn English" は「英語を運用できる状態になる」という含みがある。そのため、"How long have you studied English?" という文で "learned" を使うと「英語を習得してどのくらいになるか」という意味合いに感じられる。また「少しずつ身に付けつつある」という意味では進行形も可能であり、この場合は "study" の意味に接近する。ただし、積極的な努力を述べる場合には普通用いないので、例えば「とても一生懸命に勉強している」と述べるような場合には "learn" ではなく、"study" を使う)
master:「(完全に)習得する、身に付ける」(技術や知識などを完全に "learn" または "understand" することで、苦労なく運用できる状態になること。例えば、"master English" という表現は、日本語の「英語をマスターする」という表現よりも実現が困難な印象を伴い、従って、この日本語は "learn English" に近いことが多い)
pick O up / up O:「身に付ける」(特に、習慣・外国語などを大した努力もせずに簡単に身に付けること。例えば、日本人が外国で育つことでその国の言語を身に付けるような場合に使う。また、たまたま、あるいは努力せず「(物を)手に入れる、(病気に)かかる、(情報などを)得る」と述べるような場合にも使う)


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