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<同意表現集の詳細解説>

(18)〜するために


1) to do : 〜するために; 普通の表現。なお、「〜しないために」という意味で、not to do は使わず、in order not to do や so as not to do を用いる。not to do の形は、名詞的用法や形容詞的用法、be careful not to do のような形容詞表現とともに使う。

2) in order to do : 〜するために; 普通の表現。目的をはっきりと示す表現。文頭では、to do よりもよく用いられているようである。

so as to do : 〜するために; やや堅い表現。「ジーニアス英和辞典(大修館)」には「略式」の表示があるが、この表示は不正確だと思われる(既に修正されている)。現在では、やや堅い表現で日常英語ではあまり使われていない(「ランダムハウス英和大辞典(小学館)」p.2568、「データに見る現代英語表現・構文の使い方(アルク)」p.147)。in order to と異なり、結果の概念が強調されるので、文頭では使わない。また、文頭に使うと、so が接続詞と間違われるからだと思われる。

3) so (that) S will (or can, may) do : 〜するために; 普通の表現。may, might を用いるのはやや堅い表現。that を省略するのは略式。なお、so を省略して that を残すのは古い。助動詞に should, shall を用いるのはまれ。主節の主語と that 節の主語が一致する場合は、to 不定詞を用いる方が多い。また、「〜しないように、〜しないために」という否定の意味では can, could を普通用いない。特に口語表現では、that 節内が直説法のこともある。

4) for the purpose of doing : 〜するために; 堅い表現。

5) with a view to doing : 〜するために; 堅い表現。to 名詞 の形で使われることもある。to do の形は略式では用いられることもあるようだが、入試では不可とされることがほとんど。

6) with the aim (or intention, purpose, objective, view, object) of doing : 〜するために ; 堅い表現。

7) in order that S may (or can, will) do : 〜するために; 堅い表現。that 節内の助動詞については 3) と同じ。that は省略しない。


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