目次

<英語:発音・アクセント>

発音の仕方




発 音 の 仕 方


子音  単母音  二重母音  母音+r

英語の発音は、日本語を発音する場合よりも、あごの動き、舌の動き、唇の動きがずっと大きく、また吐き出す息の量がずっと多い。3倍程度違うと意識しておけばよい。吐き出す息の上に音をのせて行く感じで発音する。子音は強く、母音は弱く発音するように心がける。


◎ 子 音

声帯の振動を伴うものを有声音、伴わないものを無声音という。

無声音ktpfsʃθ
有声音gdbvzʒð

無声音------h
有声音rlmnŋw-

[1]破裂音(閉鎖音)
[p]:日本語の「プ」よりも唇を強く閉じ、息を口先にためてから、鋭く破裂させるように「プッ」と発音する。このとき声帯は震わせてはいけない。
[b]:日本語の「ブ」よりも唇を強く閉じ、息を口先にためてから、鋭く破裂させるように「ブッ」と発音する。
[k]:日本語の「ク」よりも舌に力を入れながら奥の方を上げて、「クッ」と発音する。このとき声帯はふるわせてはいけない。
[g]:日本語の「グ」よりも舌に力を入れながら奥の方を上げて、「グッ」と発音する。
[t]:舌先を上の歯茎に押しつけ、舌で息をせきとめると同時に、鋭く息を吐き出しながら「トゥ」と発音する。このとき声帯は震わせてはいけない。
[d]:舌先を上の歯茎に押しつけ、舌で息をせきとめると同時に、鋭く息を吐き出しながら「ドゥ」と発音する。

[2]摩擦音
[f]:上の歯を下唇(のやや内側)に当て、歯と唇の間に息を強く吹き込んで、「フッ」と発音する。このとき声帯を震わせてはいけない。
[v]:上の歯を下唇(のやや内側)に当て、歯と唇の間に息を強く吹き込んで、「ブッ(ヴッ)」と発音する。
[θ]:舌の先を上の歯先に軽く当て、舌先と歯先の隙間から勢いよく息を摩擦させながら「スー」と発音する。このとき声帯を震わせてはいけない。
[ð]:舌の先を上の歯先に軽く当て、舌先と歯先の隙間から勢いよく息を摩擦させながら「ズー」と発音する。
[s]:歯をほとんど合わせた状態で、歯の隙間から、日本語の「ス」よりも息を鋭く吹き出して発音する。このとき声帯を震わせてはいけない。
[z]:歯をほとんど合わせた状態で、歯の隙間から、日本語の「ズ」よりも息を鋭く吹き出して発音する。
[ʃ]:唇を突き出して、鋭く「シッ」と発音する。このとき声帯を震わせてはいけない。
[ʒ]:唇を突き出して、鋭く「ジッ」と発音する。このとき舌先が歯にも歯茎にも触れてはいけない。
[h]:寒いときに手を暖めるために息を「ハー」と吹きかけるときのように、息をのどで摩擦させながら、「ハッ」と発音する。

[3]破擦音
[tʃ]:唇を突き出し、舌先を上の歯茎にくっつけ、「チッ」と強く破裂させて発音する。
[dʒ]:唇を軽く突き出し、舌先を歯茎にくっつけ、「ヂッ」と強く破裂させて発音する。
[ts]:上下の歯を合わせて、勢いよく「ツ」と発音する。このとき声帯を震わせてはいけない。
[dz]:上下の歯を合わせ、舌先を上の歯茎に一瞬くっつけて、勢いよく「ズ」と発音する。

[4]鼻音
[m]:唇を閉じたまま、息を強く鼻の方へ送り出しながら「ウ(ム)ー」と発音する。そのとき唇を開いてはいけない。
[n]:舌先を上の歯茎にべったりとくっつけたまま、鼻から息を抜きながら「ン(ヌ)ー」と発音する。そのとき舌先を歯茎から離してはいけない。
[ŋ]:舌先をどこにも付けず、舌の奥を上あごにくっつけながら鼻に強く響かせるようにして、 [ン] と発音する。「ング」と発音せず、「グ」の手前で止める。

[5]流音
[l]:舌先を上の歯茎にべったりとくっつけたまま、舌の両側から息を出しながら、「ウ」と発音する。そのとき舌先を歯茎から離してはいけない。
[r]:唇を軽く突き出して、舌の中程に力を入れながら上げ、「ウ」と発音する。舌はどこにも触れてはいけない。

[6]半母音(わたり音)
[w]:唇を極端に丸くすぼめて前に突き出し、「ウ」と発音する。
[j]:舌に力を入れて、舌の奥を上あごに押しつけ、強く「イッ」と発音する。


◎ 単 母 音

[7]ア系
[ɑ]:日本語の「ア」の場合よりも、あごを大きく下げながら [ア] と発音する。あごを下げてから発音するのではなく、下げながら発音する。
[æ]:[エ] の口の形から、あごを下げながら [ア] と発音する。言い換えれば、あごを下げながら、一気に「エア」と発音する。
[ʌ]:日本語の「ア」とほとんど同じだが、舌が少しだけ上がっている。日本語の「ア」でも間に合う。

[8]エ系
[e]:日本語の「エ」よりも、舌を少し舌に下げて「エ」と発音する。つまり、日本語の「エ」よりもやや口の奥で発音し、「ア」に少し近くなる。

[9]イ系
[i]:日本語の「イ」よりも、舌を少し下げた状態で「イ」とは発音する。つまり、日本語の「イ」よりもやや口の奥で発音し、「エ」に少し近くなる。
[iː]:日本語の「イ」よりも、舌を少し上に上げ、唇を横に強く引っ張って「イー」と発音する。

「ア → e → エ → i → イ → iː」の順に、あごが下がった状態から次第に上がっていくと同時に、舌も緊張しながら上がっていく。

[10]中間あいまい音
[ə]:口にも舌にも力を入れず、口を軽く開け、口の奥であいまいな[ア]と発音する(あるいはあいまいな[ウ]や[オ]や「エ」と発音しても同じ)。

[11]オ系
[ɔ]:日本語の「オ」よりもあごを大きく下げながら、 [オ] と発音する。
[o]:日本語の「オ」よりも唇に力を入れて丸くとがらせながら、「オ」と発音する(これは二重母音で出てくる)。

[12]ウ系
[u]:日本語の「ウ」よりも舌を少し下げた状態で、「ウ」と発音する。
[uː]:日本語の「ウ」よりも舌を少し上げ、唇に力を入れて丸くとがらせながら、「ウー」と発音する。


◎ 二 重 母 音(複 母 音)

英語では、母音が重なるのはほとんど次の5つに限られる。
[13][ei][ai][ɔi][au][ou]
[a]:日本語の「ア」よりもあごを大きく下げて、「ア」と発音した音)

日本語の「エイ」「アイ」「オイ」「アウ」「オウ」は、それぞれ2つの母音が同じようにはっきり発音されるが、英語では、あごを下から上に大きく動かしながら、前の母音を強く、後ろの母音を弱く発音する。


[母音 + r]

[ɑːr]:日本語の「ア」よりもあごを下げて、口の中を広くし、のどの奥に音を響かせるようにして出した上記[7]の[ɑ]の音から、上記[5]の[r]の音へと移って行く。(例:car, far, hard など)
[ɔːr]:日本語の「オ」よりあごを下げて、のどの奥に響かせるようにして出した上記[11]の[ɔ]の音から、上記[5]の[r]の音へと移って行く。(order, border, board など)
[əːr]:日本語の「ウ」のような形で、のどの奥に響かせるようにして出した上記[10]の[ə]の音から、上記[5]の[r]の音へと移って行く。(bird, heard, fur など)


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