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目次

<冠詞に関する覚え書>
通念の定冠詞

第20話 対比・対照の定冠詞



= 覚え書(20) =

ことわざ・格言

 今回は、通念の定冠詞の一種である「対比・対照の定冠詞」を扱います。英語(それにドイツ語やフランス語など)では2つの事物(通念)を対照するような内容を述べる場合に定冠詞が用いられことがあります。この定冠詞を対比・対照の定冠詞と呼ぶことにします(関口存男氏は「彼此照合の定冠詞」と呼んでいます)。
 2つのものを対比するということは、まず、2つの対立する概念あるいは1組の概念を対象として設定し、その2つから「どちらか」を選び取り、それについて述べ、さらに「もう一方」について述べることになります。この「一方」と「他方」を選択するという意識が強い場合に定冠詞が用いられることが多くなると考えられます。別の言い方をすれば、"Which?"(どちら?)という意識が強ければ強いほど、定冠詞が用いられる傾向にあるということです。これは、同種のもの、例えば「この本とあの本」という選択ではなく、異種の物、例えば「本」と「ノート」の選択であり、このような選択では、あれこれの本やノートは意識されず、「本」と言えば「本」、「ノート」と言えば「ノート」という通念として捉えられるために、定冠詞が使われることになるわけです。現在の英語では、対比・対照の定冠詞であることが最も明確に感じられるのは、一般的にことわざ、格言、金言などです(ただし、これらの定冠詞は、現在では、後に扱う「通り言葉・異名」に用いる定冠詞と考えた方が良いでしょう)。

(1)What is learned in the cradle is carried to the grave.(揺りかごの中で学んだことは、墓場まで持って行かれる;雀百まで踊り忘れず)
(2)What one loses on the swings one gains (or wins) on the roundabouts.(ブランコでの損は回転木馬で取り返す;一方で損をしても他方で取りもどせる)
(3)What is bred in the bone will never come out of the flesh.(骨の中で育てられたものは肉から外へは出ていかない;三つ子の魂百まで)
(4)What the eye doesn't see the heart doesn't grieve over.(目に見えないことについて心は嘆かない)
(5)What the heart thinks, the tongue speaks.(心の思うことを舌は話す)
(6)When poverty comes in at the door, love flies out of the window.(貧しさが戸口から入ると、愛情は窓から逃げ出す)
(7)The squeaky (or squeaking) wheel gets the oil.(軋む車輪は油を差される;求めよ、さらば与えられん)
(8)When the cat's away, the mice will play.(猫がいないときに鼠は遊ぶ;鬼のいぬ間に洗濯)
(9)Don't put the cart before the horse.(本末を転倒してはいけない)

特に(7)の the oil のような例は、本来、「軋む車輪」と「油」という対比、対概念としての定冠詞であったと考えなければ、説明はかなり難しくなると思います。また、これらの例は、定冠詞が持つある種の典雅さ、古風さも感じられます。

絶対比較級

 対比・対照の定冠詞は、絶対比較級の "the 比較級 名詞" の場合にも現れます。これは、全体を2つに分け、「一方」、「他方」を指している例です。ある種の決まった表現に限られます。

(10)The older generation thinks of the younger generation as kids.(年を取った世代は若い世代を子供だとみなす)
『http://www.ny-paintball.com/durtydan/generation.html』
(11)The point is, I think that this is just what discerns the higher animals from the lower animals.(要するに、私が思うに、これがまさに高等動物と下等動物を分ける点である)
『http://www.isi.salford.ac.uk/dooy/sensitive.html』
(12)In the 1920's there were lots of people in the world who called women "the weaker sex." In 1926, one young woman, Gertrude Ederle, proved that not only were women NOT the weaker sex, they might even be the stronger sex.(1920年代、女性を "the weaker sex(弱い方の性)" と呼ぶ人たちがたくさんいた。1926年に、Gertrude Ederle という1人の若い女性が、女性は the weaker sex でないだけでなく、the stronger sex(強い方の性)でさえあるかもしれない、ということを証明した)
『http://www.greensborolibrary.org/whm/women_read.htm』

対概念

 比較級以外の場合も含めて、形容詞が付くことで対概念となっているその他の表現を少し挙げておきます。

the Upper House (or Chamber)(上院)− the Lower House (or Chamber)(下院)
the high season(最も利用客が多い時期)− the low season(商売の閑散期)
the solar calendar(太陽暦)− the lunar calendar(太陰暦)
the positive pole(陽極)− the negative pole(陰極)
the positive sign(正符号)− the negative sign(負符号)
the south pole(磁石の南)− the north pole(磁石の北)
the ruling class(支配階級)− the working class(労働階級)
the right side(右側)− the left side(左側)
the front side(正面)− the back side(裏面)
the right hand(右手)− the left hand(左手)
the spring equinox(春分)− the autumn equinox(秋分)
the summer solstice(夏至)− the winter solstice(冬至)
the dry season(乾季)− the rainy season(雨季) など

これらの表現も、対概念としてではなく、同種の複数のものを意識している場合や、「どんな…」であるかを述べる場合には、不定冠詞や無冠詞複数形も用いられます。

(13)An upper house is one of two chambers of a bicameral legislature, the other chamber being the lower house. Upper houses are known by a variety of titles, but the most common is senate.(上院とは、二院制の2つの議会の1つであり、もう1つは下院である。上院はさまざまな名称で知られているが、最も一般的なものは senate である)
『http://www.wordiq.com/definition/Upper_house』
(14)Inside were all the bones of a left hand.(中には左手の骨全てが入っていた)
『http://www.scorpiusdigital.com/scorptale/archives/ss01/articles/clark_
shannon.html』
(15)Her daughter D'Ann was subsequently born without a left hand.(彼女の娘である D'Ann はその後左手がない状態で生まれた)
『http://www.scottsabolich.com/about/testimonials/index.cfm』
(16)Show the hand to a group of people and ask them, "is it a left hand or a right hand?"(その手(ダンボールで作った手形)を集まった人々に見せ、「これは左手、それとも右手」と尋ねてみなさい)
『http://www.exo.net/~pauld/activities/mirrors_and_right_left.html』
(17)We had a long rainy season.(長い雨季だった)
『http://www.tennessean.com/features/columnists/kenbeck/archives/02/12/
26987933.shtml』

慣用表現(形式的定冠詞へ)

 以上のような対概念の場合は、定冠詞が対比・対照の定冠詞であるという感触が強く、一般的に定冠詞と用いられますが、次のような対概念になると、主に前置詞と共に用いられたり、他動詞の目的語で慣用表現となっているような場合に定冠詞が用いられます。

in the affirmative(肯定で)− in the negative(否定で)
in the black(黒字で)− in the red(赤字で)
be on the defensive(防衛体制にある)− be on the offensive(攻撃中である)
take (or go on, go over to) the offensive(攻勢に出る)
be on the flow(上げ潮である)− be on the ebb(引き潮である)
on (or to) the right(右側に)− on (or to) the left(左側に)
on the increase (増加して)− on the decrease(減少して)
in the right(正しい)− in the wrong(間違って)
in the daytime(昼間に)− in the nighttime(夜間に) など

対比・対照の定冠詞だけではなく、通念の定冠詞全般に言えることですが、主語や補語、あるいは慣用表現とは言えない場合の他動詞の目的語のように名詞がいかにも名詞らしく働いているとき(達意の主局)よりも、前置詞と使われて副詞句や形容詞句になったり、他動詞と使われて熟語的な表現になっている場合(達意の傍局)の方が、定冠詞は現れやすくなります。

対比・対照の一方

 では次に、主に、対比されているものの一方や、あるものの反対、逆を表す語句に定冠詞が用いられる場合です。まず。基準となるものがあり、それの反対・逆ということなので、文脈から特定されている(間接規定)と考えることもできます。

on (the) one hand(一方)− on the other hand(他方)
the other(もう一方のもの) the contrary(逆、反対のもの) the opposite(正反対のもの) the reverse(逆、反対;裏) the obverse(逆、反対;表) the mate(片方) the right-about(反対の方向) the antipodes(対蹠地、正反対のもの) など

on the one hand の場合、初出の概念という意識が強く働き、the が落ちることがあります。また、次のような表現も同様の対比・対照の表現です。

(18)Sometimes the best way to find the right answer is to look for the wrong ones and cross them out.(時に、正しい答えを見つける一番良い方法は間違った答えを探し、それらを消去していくことだ)
『http://www.glpbooks.com/FAQ/faq-study.html』
(19)No, you have the wrong number.((電話で)いいえ、番号違いです)『ルミナス英和辞典』

もちろん、複数の正しい答えのうちの1つ、間違った番号の1つであると考えれば、不定冠詞とも用いられますし、また無冠詞複数でも用いられます。

(20)There was one point on which I couldn't find a "right" answer: What is the ideal size of a biotech stock portfolio to diminish risk? (正しい答えが見つけられない点が1つあった。リスクを減らすためのバイオテクノロジー株のポートフォーリオの理想的なサイズはどれほどかという点である)
『http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/chronicle/archive/2002/04/15/BU182315.DTL&type=printable』
(21)Does a modem answer? If not, you may have a wrong number.(モデムは応答しますか。応答しないなら、電話番号が間違っているかもしれません)
『http://www.worldspice.net/faqs/residential/dialup.html』

 その他の対比的な表現です。

the town((田舎に対して)都市)− the country (or the countryside, the bush)(田舎)
the capital(首都)− the provinces(地方)
the ocean (or the sea)(海)− the land(陸)
the land(陸)、the sky(空)− the water(水)
the earth(現世、この世)− the afterlife(来世、あの世)
the vernacular((標準語・外国語に対して)その地方固有の言語、自国語) など

 なお、この対比・対照の定冠詞は、現在では対比・対照の感覚は非常に弱く、例えば、「英語語法大辞典 第4集」(大修館書店)には、次の2文について、インフォーマントの大部分は対比が強調されているとは思わないと述べていることが記されています。

(22)He prefers life in the country to that in the city.(彼は都会の生活よりも田舎の生活の方が好きだ)『英語語法大事典 第4集』(大修館書店)
(23)Swimming in the ocean is more strenuous than swimming in the pool.(海で泳ぐ方がプールで泳ぐよりも努力を要する)『同上』

the country や the countryside は必ず定冠詞と使いますが、同じような文でも、名詞によっては不定冠詞の場合や無冠詞複数の場合も見られます。

(24)If the media is trying to look out for the safety of children, they should be telling parents about the amazing safety record − how kids are a hundred times safer on the bus than in the car.(メディアが子供の安全に注意を呼びかけようとしているのなら、安全に関する驚くべき記録、つまり、子供は車よりもバスの方が100倍安全だということを親に伝えるべきだ)
『http://www.schoolbusfleet.com/forum/topic.asp?TOPIC_ID=162』
(25)School buses are also the safest mode of travel for kids. According to the National Highway Traffic Safety Administration, students are nearly eight times safer riding to school on a bus than in a car.(スクールバスはまた子供のための最も安全な交通手段である。高速道路交通安全局によると、学生は車よりもバスで通学する方が約8倍安全である)
『http://www.state.me.us/dep/iob/iob_168.htm』
(26)The Committee has been given the clear impression that it is safer for children to travel on buses than in cars, but the collision statistics for 1995 to 1999 show that 413 children were injured while travelling to and from school by bus.(委員会は、子供は車よりもバスに乗っている方が安全であるという明確な印象を受けたが、1995年から1999年までの衝突に関する統計によると、413人の子供がバスでの学校への行き帰りの途中にけがをしている)
『http://www.ni-assembly.gov.uk/environment/reports/report1-01ri.htm』

通念の多面性

 これまで挙げた表現からも分かるように、対比・対照の定冠詞が用いられる名詞の多くは、総称あるいは遍在通念と考えられるものや、いずれ述べる予定の特殊通念、通り言葉、異名などとも考えられるものが多いと言えます。なお、通念の定冠詞を考える場合に注意しなければならないことは、例えば、the daytime の the が遍在通念の定冠詞か、対比・対照の定冠詞か、どちらか一方である、と考えるのは間違いであり、通念の定冠詞は通念の定冠詞と考えるべきです。daytime はある意味では遍在通念と考えられ、ある意味では対比・対照された通念と考えられます。この「覚え書」では、幾つかの通念に分けて論じていますが、通念の定冠詞という単一不可分のものをいろいろな側面から見ているだけだと考えて下さい。

 では再び、対比・対照の感触が多少感じられる文を挙げておきます。

(27)UV exposure is greater in the mountains than in the valleys.(紫外線にさらされる割合は山よりも谷の方が大きい)
『http://www.cancercare.org/EducationalPrograms/EducationalPrograms.cfm?ID=3482&c=381』
(28)Studies have consistently demonstrated that the intensity of exposure is higher in the workplace than in the home.(諸種の研究によって一貫して証明されていることは、(タバコの煙に)さらされる程度は家庭よりも職場の方が高いということである)
『http://www.ash.org.uk/html/publicplaces/html/sflsubmission.html』
(29)We teach these dogs excellent manners both in the house and in the field.(私たちはこれらの犬に屋内と野中の両方での素晴らしい行儀作法を身につけさせます)
『http://duckworthretrievers.com/』
(30)SEPA is a leading source of environmental information in Scotland. However, when asked which organisation they contact about the quality of water in the river or in the sea, 51% of respondents said they would contact Scottish Water, 20% would contact SEPA and 17% their local authority.(SEPA はスコットランドの主要な環境に関する情報源である。しかし、川や海の品質についてどの組織に問い合わせるかという質問に対して、回答者の51%が Scottish Water、20%が SEPA、17%が地方自治体だと答えている)
『http://www.scotland.gov.uk/library5/environment/pfmr-13.asp』

3つ以上の対象の対比(「対比・対照の定冠詞」以外の通念の定冠詞へ)

 以上は2つのものの対比ですが、対象が3つ以上であっても基本的に同じことです。既に遍在通念の説明の中で述べた方角、時間帯、交通手段、通信手段の場合も、現在では非常に微弱ではありますが、対比・対照の定冠詞と考えることもできます。

the east(東)− the west(西)− the south(南)− the north(北)
the past(過去)− the present(現在)− the future(未来)
the spring(春)− the summer(夏)− the autumn (or the fall)(秋)− the winter(冬)
the morning(朝、午前)− the afternoon(午後)− the evening(夕方、晩)− the night(夜)

 3つ以上の対比には次のような表現もあります。

the upper class(es)(上流階級)− the middle class(es)(中流階級)− the lower class(es)(下層階級)
the animal kingdom(動物界)− the plant kingdom(植物界)− the mineral kingdom(鉱物界)
the thumb(親指)− the index (or first) finger(人差し指)− the middle (or second) finger(中指)− the ring (or third) finger(薬指)− the little (or fourth) finger(小指)
the labor market(労働市場)− the capital market(資本市場)− the money market(金融市場)− the wheat market(小麦市場)− the beer market(ビール市場) など

 最後の市場の例からも分かるように、3つ、4つの明確な組み合わせの中からの選択や対比ではなく、漠然とした種類の中から選ぶような場合があり、これらになると対比・対照という感触はほとんどなくなります。交通手段や通信手段も同様です。他には、身体の部位、芸術・娯楽のジャンル、単位、楽器名、ダンス名などがあります。身体の部位については、この「覚え書(2)(3)(4)」で詳しく述べましたから、そちらを参照して下さい。それ以外の例を挙げます。まず、芸術・娯楽のジャンルです。(31)と(32)は総称の定冠詞の説明でも挙げた文例です。

芸術・娯楽のジャンル

(31)The book, the play, the film are strong influences on our social life.(本、芝居、映画は我々の社会生活に強い影響力を持つ)『現代英文法辞典』(三省堂)
(32)The poem should be read in silence, not the play.(詩というものは、戯曲と違い黙読すべきである)『同上』
(33)You have seen things. You have been to the opera, the ballet, the theatre.(あなたは見聞が広い。オペラにもバレエにも映画にも行っているから)『例解現代英語冠詞事典』(大修館書店)

go to the cinema(映画を見に行く)、go to the movies(映画を見に行く)も同様です。

単位

 次は単位です。まず、最もよく見られるのは by と使う例です。

by the year(1年単位で) by the month(1月単位で) by the week(1週単位で) by the day(1日単位で) by the hour(1時間単位で) by the minute(1分単位で) by the second(1秒単位で) by the dozen(ダース単位で) by the pound(ポンド単位で) by the liter(リットル単位で) by the meter(メートル単位で) by the hundred(s)(何百と) など

さらに、通貨制度としての単位です。

(34)The dollar is the unit of currency used in the USA, Canada, and some other countries.(ドルは米国、カナダ、その他の幾つかの国で使われている通貨単位である)『Collins Cobuild』
(35)The pound has fallen against the yen lately.(最近円に対してポンド安になった)『ルミナス英和辞典』

楽器

 次は楽器です。一般的な意味で「楽器で」と言うときは、"on the 楽器" が用いられ、普通定冠詞を使います。"play the 楽器" の場合も一般的に定冠詞が用いられていましたが、現在では楽器によって(例えばギターやピアノ)は無冠詞も同程度、あるいはむしろ無冠詞の方がよく用いられています(他の通念の定冠詞の場合と同様、この表現でもイギリス英語の方が米語よりも無冠詞で用いる傾向が強く見られます)。また、いずれの場合も、具体的な「ある楽器」や「どんな楽器」であるかを述べるときは普通の名詞と同じように不定冠詞が、複数の楽器が問題になっているなら複数の形が用いられます。さらに、"teach (or learn) 楽器" のように楽器それ自体ではなく、「楽器を弾くこと、楽器の演奏」を表すときは一般的に無冠詞です。

(36)Can you play this sonata on the violin?(このソナタをバイオリンで弾けますか)『ルミナス英和辞典』
(37)He plays (the) piano well.(彼はピアノの演奏が上手だ)『ジーニアス英和辞典』
(38)No one enjoys hearing notes played on an untuned violin.(調律されていないバイオリンで楽譜が演奏されるのを聞くのが好きな人はいない)
『http://www.quizquester.com/Grade8Tests/LanguageExpression8A.htm』
(39)She teaches piano.(彼女はピアノを教えている)『ジーニアス英和辞典』

 次はダンス名です。一般的に "dance (or do) the ダンス名" の形のときに定冠詞が用いられることが多いと言えますが、不定冠詞も大体同じ程度用いられています。不定冠詞の場合は「1曲」という感触がします。

(40)On Saturday evenings, the family rolled up the rugs, sprinkled wax on the floors, and danced the waltz, the fox trot, and the two-step.(土曜日の夜には、家族は絨毯を巻き上げ、床にワックスを撒いて、ワルツやフォックス・トロットやツーステップを踊った)
『http://www.kingkeith.com/history.html』
(41)They also did the waltz and polka.(彼女たちはまたワルツやポルカも踊った)
『http://www.liwms.com/discover.html#q25』

その他

 また、これは総称のところでも説明しましたが、上位概念が明確であり、その選択肢がはっきりと意識されている場合に定冠詞は現れやすくなります。例えば、次の文では、食事の道具であるスプーン、ナイフ、フォークが意識されています。

(42)The oldest of our implements for eating is the spoon.(食事をするための最も古い道具はスプーンである)『'96 神奈川工大入試』
(43)The last implement to be developed was the fork.(最後に考案された道具がフォークであった)『同上』

次の文は「普段出かける場所」として選び出されたものに定冠詞が用いられています。

(44)Join the Run Against Bush team - donate today and get a t-shirt to wear this summer. Wear it jogging, walking, to the gym, to the grocery store, to the beach, when you go to the coffee shop.(ブッシュ陣営に対する反対運動に参加して下さい。今すぐ寄付をして、この夏着られるTシャツを手に入れて下さい。それを着てジョギングや散歩をし、ジムや買い物やビーチに行き、コーヒーショップに出かけて下さい)
『http://www.runagainstbush.org/organize.html』

 次回も通念の定冠詞を扱う予定です。


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