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<冠詞に関する覚え書>第40話 固有名詞と冠詞 |
今回も固有名詞と冠詞の関係を扱います。今回扱う固有名詞は、主に組織・団体、それから事柄・事象です。組織・団体は一般的に定冠詞付きで用いられるものが多いと言えますが、まず、組織・団体の中で無冠詞が比較的多いものから見ていきます。
無冠詞で用いられることが多いものとして、まず「私企業」を挙げることができます。通常用いられる場合は略称が使われることが多く、略称は無冠詞が原則です。例えば、"Ford Motor Company" は定冠詞を伴う方が無冠詞よりも多いですが、簡単に "Ford" と表現されるときは、普通、定冠詞を付けません。では、正式名称の場合は定冠詞付きの方が多いかと言えば、実は、正式名称の場合も無冠詞が普通です。
【企業】
◆(原則無冠詞) Microsoft Corporation((米)マイクロソフト社) Apple Inc.((米)アップル社) International Business Machines Corporation (= IBM)((米)IBM 社) Ford((米)フォード社) Toyota(トヨタ) JR East(JR東日本) British Airways(英国航空) American Airlines(アメリカン航空) Volkswagen AG((独)フォルクスワーゲン株式会社) Bayerische Motoren Werke (AG) (= the Bavarian Motor Works, BMW)((独)ビー・エム・ダブリュー社)
◆(中間) (the) Ford Motor Company((米)フォード・モーター・カンパニー;定冠詞付きが多い) (the) General Electric Company (= GE)((米)ゼネラルエレクトリック;定冠詞付きが多い) (the) Toyota Motor Corporation(= Toyota)(トヨタ自動車株式会社;無冠詞が多い) (the) East Japan Railway Company (= JR East)(東日本旅客鉄道株式会社;無冠詞が多い)
◆(定冠詞付きが原則) the British Aircraft Corporation((英)ブリティッシュエアクラフトコーポレーション) the Pressed Steel Company((英)プレストスチール社) The Icee Company((米)ジ・アイシーカンパニー)
無冠詞と定冠詞付きの両方がよく用いられる企業名に関しては、一般的に「例の、あの、その」というニュアンスを出したい場合に定冠詞を用いると考えられます。また、前回(「冠詞に関する覚え書 (39)」)の建造物についても述べたことですが、英語圏以外の、なじみの薄い固有名詞は無冠詞になる傾向が強くなります。そのような固有名詞の場合も、「あの、例の」という意識が働けば定冠詞を用い、掲称性が強ければ無冠詞で用いるのが原則です。今回も、ウィキペディア(英語版)からこの「語感の揺れ」を挙げておきます。
(1)East Japan Railway Company is the largest passenger railway company in the world and one of the seven JR companies.(東日本旅客鉄道会社は世界最大の鉄道会社であり、7つのJR会社の一つである)
『http://en.wikipedia.org/wiki/East_Japan_Railway_Company』
(2)The West Japan Railway Company, also referred to as JR West, is one of the Japan Railway (JR) group of companies and operates in western Honshu.(西日本旅客鉄道会社は、JR西日本とも呼ばれ、日本旅客鉄道(JR)グループの一つであり、西本州で事業運営を行っている)
『http://en.wikipedia.org/wiki/West_Japan_Railway_Company』
いずれも冒頭部分ですが、JR東日本は無冠詞、JR西日本は定冠詞付きで始まっています。ちなみに、JR四国は無冠詞、JR東海、JR九州、JR北海道は定冠詞付きで説明が始まっています。印象の違いは、やはり、定冠詞を伴うと「正式」という感触が少し強くなるように思われます。しかし、重要なことは、厳密に正式名称を用いなければならない場合はさておき、ある固有名詞について定冠詞を付けるのが正しいとか、無冠詞が正しいといった議論は間違いだということです。固有名詞と冠詞に関しては、ネィティブスピーカーもそれほど一貫した使い方をしているわけではありません。
「公益事業体」も無冠詞が多いと言えますが、通常の私企業よりは定冠詞付きが少し多いかもしれません。
【公益事業体】
Indiana Bell Telephone Company, Inc.((米)インディアナベル電話会社) Bell Laboratories((米)ベル研究所) Thames Water Utilities Limited((英)テムズウォーター) Scottish Power PLC((英)スコットランド電力)(無冠詞が多い)
◆(原則定冠詞付き) the Southern New England Telephone Company (= SNET)((米)サザンニューイングランド電話会社) the Southeast Steam Plant((米)サウスイーストスチームプラント) the Moss Landing Power Plant((米)モスランディング発電所)
私企業や公益事業体の名称をたくさん眺めていると、何となく定冠詞と使いたくなる名称があります。それは、地名を表す形容詞、特に名詞の形(例えば Japan)ではなく形容詞の形(例えば Japanese)で付されている場合です。もちろん、形容詞の形で付されていても無冠詞で用いる名称は非常にたくさんありますが、定冠詞付きが少し多くなるように思います。一方、個人名が付された名称は無冠詞の傾向が少し強いようです。こういった傾向は、前回、前々回述べた固有名詞についても当てはまると考えてよいでしょう。ただし、法則と呼ぶにはあまりにも貧弱であり、多少感じられる傾向に過ぎない、と考えておいた方がよいように思います。
ここからは、定冠詞付きの方が多く見られる「組織」を中心に挙げていきます。国営組織など国を代表する組織や、公的なイメージの強い組織が多いようです。
事業体には「放送局」も含まれますが、国営を始め、有名な放送局は定冠詞付きが比較的多いと言えます。しかし、米国の三大ネットワークでも違いがあり、正式名称では、通例、NBC と ABC は定冠詞付きで用いられますが、CBS は無冠詞です。また、略称(イニシャリズム)の場合は三局とも無冠詞が原則です。
【放送局】
the British Broadcasting Corporation (= the BBC)(英国放送協会) the Canadian Broadcasting Corporation (= (the) CBC)(カナダ放送協会) the National Broadcasting Company (= NBC)((米)ナショナル放送会社) the American Broadcasting Company (or Companies) (= ABC)(ABC 放送会社) the Japan Broadcasting Corporation (= NHK)(日本放送協会) the Islamic Republic News Agency (= IRNA)((イラン)イスラム共和国通信) (the) Cable News Network (= CNN)((米)ケーブルニュースネットワーク) (the) Disney Channel((米)ディズニーチャンネル)
◆(原則無冠詞) CBS Broadcasting, Inc (= CBS)((米)CBS 放送) Cartoon Network (= CN)((米)カートゥーンネットワーク)
また、「研究所」や「シンクタンク」、「財団」も定冠詞付きが多く見られます。
【研究所】
the Adam Smith Institute((英)アダムスミス研究所) the American National Standards Institute((米)アメリカ規格協会) the British Film Institute((英)英国映画協会) the Hudson Institute((米)ハドソン研究所) the Jet Propulsion Laboratory((米)ジェット推進研究所) the Cavendish Laboratory((英)キャヴェンディッシュ研究所) the Henry Moore Foundation(ヘンリームーア財団) the Wikimedia Foundation, Inc.(ウィキメディア財団)
◆(原則無冠詞) Public Citizen(パブリック・シチズン(米消費者団体))
広く名の通った「宗教上の組織」も定冠詞付きが原則です。また、宗教自体や教義は抽象概念として無冠詞で用いられます。
【宗教組織】
the Catholic Church(カトリック教会) the Orthodox Eastern Church(東方正教会) the Roman Catholic Church(ローマカトリック教会) the Episcopal Church in the United States of America (= ECUSA)(米国聖公会)
【宗教・教義】
Christianity(キリスト教) Catholicism(カトリック教) Islam(イスラム教) Buddhism(仏教)
「国際的な組織」や「国家的な組織」、あるいは、「チーム」や「楽団」なども定冠詞と用いられるのが普通です。また、略称の場合、厳密な意味でのイニシャリズム(UN のようにアルファベットをそのまま発音)は定冠詞を伴うことが多く、アクロニム(NATO のように1つの単語として発音)は無冠詞が多いと言えます。
【組織】
the United Nations(国際連合) the UN(国際連合) the (UN) Security Council((国連)安全保障理事会) the World Health Organization (= the WHO)(世界保健機関) the International Labor Organization (= the ILO)(国際労働機関) the North Atlantic Treaty Organization(北大西洋条約機構) The United Nations Children's Fund(国連児童基金) the Air Force(空軍) the Navy(海軍) the Philadelphia Orchestra(フィラデルフィア管弦楽団) the Berlin Philharmonic Orchestra(ベルリンフィルハーモニック管弦楽団) the Red Sox(レッドソックス) the New York Yankees(ニューヨークヤンキース)(WHO や ILO など厳密な意味でのイニシャリズム(アルファベットをそのまま発音)は定冠詞付きが比較的多い)
◆(原則無冠詞) NATO(北大西洋条約機構、ナトー) UNICEF(国連児童基金、ユニセフ) UNESCO(国連教育科学文化機関、ユネスコ) Fatah(ファタハ) Hamas(ハマス)(アクロニム(1つの単語として発音)は無冠詞が多い)
ここまでは組織を中心に見てきましたが、ここからは「出来事」や「事象」を表す固有名詞です。これらは、同種の事柄の中から特定の事柄に言及しますから、定冠詞を付して特定の出来事・事象であることを明示するのが普通です。
まず、「協定・協約」、「歴史的な出来事」です。これらは定冠詞を伴うのが原則です。
【協定・協約】 the North American Free Trade Agreement (= NAFTA)(北米自由貿易協定;NAFTA(ナフタ)は無冠詞が多い) the Kyoto Protocol(京都議定書) the Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約;アクロニムの CITES(サイテス)は無冠詞が原則;なお、英語ではこの条約について「ワシントン条約」という言い方は通例しない)
【歴史・事変】
the Gulf War(湾岸戦争) the Vietnam War(ベトナム戦争) the Second World War(第二次世界大戦) the Sino-Japanese War(日清戦争) the Protestant Reformation(宗教改革) the Mukden Incident (= the Manchurian Incident)(満州事変) the Great Kanto Earthquake(関東大震災) the Great Hanshin Earthquake(阪神大震災) the Niigata Chuetsu Earthquake(新潟中越地震) the Northeast Blackout of 2003(2003年北アメリカ大停電)
◆(原則無冠詞) World War U(第二次世界大戦) King George's War(ジョージ王戦争)(World War U は Chapter 5, Lesson 1 などと同じ(「冠詞に関する覚え書 (37)」を参照)
固有名詞として語り継がれるほどの歴史的な事柄は、「(誰もが知っている)あの、例の(有名な)」という発想が本来あったはずですから、定冠詞を伴うのは当然といえば当然です。
「時代」も定冠詞を伴います。
【時代】 the Victorian era (or period)(ヴィクトリア(朝)時代) the Meiji era (or period)(明治時代) the Edo period(江戸時代) the Tokugawa period (or era)(徳川時代) the Yayoi period(弥生時代) the Bronze Age(青銅器時代) the Iron Age(鉄器時代)
「事象」としては、「競技大会」の名称もあります。これも定冠詞付きが原則です。
【競技大会】 the Olympic Games (or the Olympics, the Games)(オリンピック) the (FIFA) World Cup(FIFA ワールドカップ) the World Championships in Athletics(世界陸上競技選手権) the Universiade(ユニバーシアード)
次に、「出版物」です。「新聞」は原則として定冠詞付きで用いられます。本来、「新聞」は公共性が強く、広く知れ渡っているものであり、「あの…」という意識になりやすかったと考えられます。
【新聞】
The (or the) Times((英)タイムズ紙) the New York Times(ニューヨークタイムズ紙) the Washington Post(ワシントンポスト紙) The Economist(エコノミスト誌) the Frankfurter Allgemeine Zeitung((独)フランクフルターアルゲマイネ紙) the Yomiuri Shimbun(読売新聞;「読売新聞社」の意味では無冠詞が普通) the Japan Times(ジャパンタイムズ;社名の場合も定冠詞付きが原則)
◆(原則 the を伴わない) USA Today(USA トゥデイ紙) Newsday((米)ニューズデイ紙) Le Monde((仏)ル・モンド紙) Die Welt((独)ディ・ヴェルト紙)(Le, Die が定冠詞なので、the は付けない)
一方、「雑誌」は無冠詞が原則と言えるでしょう。一部定冠詞付きのものがあります。
【雑誌】
Time(タイム誌) Newsweek(ニューズウィーク誌) Shukan Bunshun(週刊文春)
◆(原則定冠詞付き)The Business(ビジネス誌) the weekly magazine Shukan Bunshun(週刊文春)
「新聞」と「雑誌」については、文中でも大文字で始まる The を使うことが比較的多くなります。特に、「雑誌」はその傾向が強いと言えます。無冠詞が多い「雑誌」の中で敢えて定冠詞付きの名称を使っているわけですから、定冠詞に相当重みがあると考えられます。また、雑誌名は普通によく使われる名詞を使っていることが多いので(例えば、Economist, Business)、固有名詞であることをより明確にしたいという意識が、The という表記に関連しているのかもしれません。
「経典」も定冠詞を伴うのが普通です。ただし、具体的な書物を意味する場合には、通常の可算名詞と同じように不定冠詞と用いたり、複数形で用いたりすることができます。
【経典】
the Bible(聖書) the Qur'an (= the Koran)(コーラン) the New Testament(新約聖書) the Old Teatament(旧約聖書)(具体的な書物を表すときは可算名詞)
◆(原則無冠詞) Genesis(創世記) Exodus(出エジプト記) Joshua (= the Book of Joshua)(ヨシュア記)(旧約聖書の各書は無冠詞が原則。ただし、the Book of Joshua や the Book of Ezekiel(エゼキエル書)のような the A of B の形式の場合は定冠詞を伴う)
例を挙げておきます。(1)はいわゆる「通念の定冠詞」です。(2)と(3)は普通の可算名詞として用いられています。
(1)Written at different times between 1,900 and 3,000 years ago, the Bible is certainly ancient.(聖書は、1900年前から3000年前のさまざまな時代に書かれており、確かに古い書物である)
『http://www.biblesociety.org.uk/l3.php?id=201』
(2)If you do not have a Bible in your home, go out and get one now.(もしあなたの家に聖書がないなら、今すぐ手に入れてきなさい)
『http://www.ccel.us/PeaceWithGod.Chapter2.html』
(3)The importance of this is that when we compare our translations with these early works, we find that we have reliable Bibles.(このことの重要性は、我々の翻訳をこれらの古文書と比較するとき、我々が信頼できる聖書を手にしているということが分かるという点である)
『http://www.main.nc.us/spchurchofchrist/qui-em02.htm』
次に、「特定の時」を表す固有名詞です。これらは無冠詞が原則です。
【祝祭日】
Christmas(クリスマス) Christmas Eve(クリスマスイブ) Halloween(ハロウィーン) Easter (Sunday or Day)(復活祭) Valentine's Day(バレンタインデー) May Day(メーデー) New Year's Eve(大晦日) Independence Day(= July 4th or the Fourth of July)(独立記念日) Golden Week(ゴールデンウィーク)
◆(原則定冠詞付き) the Golden Week holiday(s) (or (holiday) period)(ゴールデンウィーク)
最後の定冠詞付きの例は、"Golden Week" が "holiday(s)" を修飾することで、「どの休日」であるかを特定した、と感じられるために定冠詞が用いられています。この関係は、"the Beverly Hills area(ビバリーヒルズ地区)" や "the Tokyo Bay area(東京湾岸地域)" などの場合も同様です。
Easter や May Day のように「祝祭・祭り」というよりも「祝祭・祭りの日・時期」を表す語句が無冠詞で用いるのが原則であるのに対し、「祭り」自体は定冠詞付きが原則です。
【祭り】 the Aldeburgh Festival((英)アルデバラ・フェスティバル) the Brighton Festival((英)ブライトン・フェスティバル) the Edinburgh International Festival((英)エジンバラ・インターナショナル・フェスティバル) the Aloha Festivals((米)アロハフェスティバル) the Hessler Street Fair((米)ヘスラーストリートフェア) the Red River Revel((米)レッドリヴァーレヴェル) the Gion Matsuri (= the Gion Festival)(祇園祭) the Sapporo Snow Festival(さっぽろ雪まつり)
「祭り」は、上で述べた「競技大会」などと同様の出来事・事象と考えれば良いでしょう。例えば、「オリンピック」が「スポーツの祭典」などと称されることからもその類似性がお分かりになると思います。
次に、「言語」は無冠詞が原則です。ただし、language を付けると定冠詞を伴います。これも、上述の "Golden Week holiday(s)" の場合と同じで、English なり Japanese なりが language を修飾することで、「どの言語」であるかが特定されるとみなして、定冠詞を使うことになります。
【言語】
English(英語) Japanese(日本語) Old English(古英語;Old English が多いが old English とも書く) Pidgin (or pidgin) English(ピジン英語) Old Low German(古低地ドイツ語)
◆(原則定冠詞付き) the English language(英語) the Japanese language(日本語)
「賞」は原則定冠詞を伴います。複数分野がある賞については、賞全体を表すときは定冠詞を使います。また、単複の概念を超えて、「通念」として用いるときも定冠詞と使います(「通念の定冠詞」の典型例。下記(5)の例を参照。「通念」については「冠詞に関する覚え書 (14)」を参照)。一方、個別の賞、1回の賞を意識する場合は、通常の可算名詞と同じ扱いになり、不定冠詞と用いることも複数形にすることも可能です。
【賞】 the Academy Awards(アカデミー賞(全体)) the Nobel prizes(ノーベル賞(全体)) the Nobel Peace Prize(ノーベル平和賞) the Nobel Prize (or prize))(ノーベル賞;個別の賞、1回の賞は、a Nobel Prize (or prize))
例を挙げます。
(4)The Nobel Prizes are awarded in Physics, Chemistry, Literature, Peace, Physiology or Medicine, and Economics.(ノーベル賞は、物理学、化学、文学、平和、生理学・医学、経済学の各分野について授与される。)
『http://en.wikipedia.org/wiki/Nobel_Prizes』
(5)Included are biographies of the ten women who have won the Nobel Prize, as well as five other women who contributed to others' attainment of this honor.(ノーベル賞を受賞した10人の女性の伝記と、他の人のノーベル賞受賞に貢献した5人の女性の伝記が含まれている)
『http://www.nlc.state.ne.us/bestofweb/awards.asp』
(6)In today's NY Times, economist Robert Frank asks why John Kenneth Galbraith never won the Nobel prize in economics.(今日のニューヨークタイムズで、エコノミストのロバート・フランクは、ジョン・ケネス・ガルブレイスがなぜノーベル経済学賞を得ることがなかったのか、と問うている)
『http://gregmankiw.blogspot.com/2006/05/how-to-win-nobel-prize.html』
(7)Einstein never received a Nobel prize for relativity.(アインシュタインは相対性理論でノーベル賞を得ることはなかった)
『http://www-history.mcs.st-andrews.ac.uk/HistTopics/Special_relativity.html』
最後に、まとめとして、大まかな傾向に基づいた分類を示しておきます。上述の例から明らかなように、例外もかなりたくさんあることに留意しておいてください。
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国際的組織・国家的組織 | 私企業 |
(特に有名な)放送局・研究所・団体 | (特に複数ある)公益事業体 |
新聞 | 雑誌 |
宗教組織・経典 | 宗教・教義(普通の抽象名詞に接近) |
祭り・競技大会 | 祝祭日 |
協定・協約 | 言語(普通の抽象名詞に接近) |
歴史的事象・時代・賞 | − |
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〜40話〜 |
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