<第44回山形県芸術文化協会賞選考結果>
選考委員会(大谷駿雄会長) 令和3年4月26日(月)
○山形県芸術文化協会賞 |
・受 賞 者 小林 功(鶴岡市)
・部 門 文 学
・受賞対象 詩集「月山の風」
コールサック社(東京都) 11月28日発行
・受賞の理由 庄内の美術団体白甕社代表も務めた画家の最初の詩集「月山の風」は、
44年にわたって詩人の目で画業に携ってきたことを示す快著である。
画家としての審美眼で捉えられた鳥海、月山の風景を言葉によって美し
く表現し、清々しい作風で迷いがなく、自己の人生哲学を下地にして詩
作品へと昇華している。また水彩画・イラスト・随想と詩を融合し、地
元鶴岡の土を踏みながら大いなる自然賛歌を詠いあげている。
・受 賞 者 上村隆士(新庄市)
・部 門 美 術
・受賞対象 上村隆士絵画個展2020 新庄展・山形展
アトリエ山形現代美術館 9月19日~10月11日
山形県芸文美術館 10月14日~19日
・受賞の理由 地元新庄と山形で開催した個展は、ヨーロッパの風景や身近な人物画を
油彩と水彩で表現した小品から200号までの作品を展示して好評を得た。
「風の気配や寓意、景観に紛れた上安や幸福」をテーマに、フェルメー
ル調の独特の美しい青と鮮やかな赤色を用い、写実的でつややかに描か
れた人物画は静謐で清潔な抒情を湛え、透明感のある光にあふれた風景
画も魅力があった。
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<山形県芸術文化協会賞受賞者一覧>
第43回 |
万里小路 譲、沖津信也 |
第42回 |
藤間 乾 |
第41回 |
吉田泰三、大久保義彦(特別賞) |
第40回 |
工藤幸治、近江正人 |
第39回 |
万年逸平(関 充利) |
第38回 |
春光会 |
第37回 |
笹沢 信、横倉晋也 |
第36回 |
高橋英司、蔦谷榮三、五十嵐晴美 |
第35回 |
武田信夫 |
第34回 |
金澤松風 |
第33回 |
池内安彦、桜田喜代子、武田敏雄、植松龍祥 |
第32回 |
鈴木異呂目、遠藤博政、神保 亮 |
第31回 |
木村 正、松浦俊介 |
第30回 |
阿部宗一郎、大ケヤキ全国書道絵画展実行委員会(特別賞) |
第29回 |
牧野 房、山形県総合書道会 |
第28回 |
伊藤徹雄、山形県書道連盟、蒲生直英、山形県社会音楽連盟(特別賞) |
第27回 |
雨宮 透、黄雞社(特別賞) |
第26回 |
黒沢かかし、斎藤二良 |
第25回 |
鈴木 実、高橋菊子 |
第24回 |
安達 徹 |
第23回 |
天野英彦、山形岳風会 |
第22回 |
富塚喜吉、長橋阿久於 |
第21回 |
中村 晃、松倉とし子 |
第20回 |
高橋光義、金雀枝、山麓短歌会(特別賞) |
第19回 |
松澤俊子、県俳人協会(特別賞) |
第18回 |
板垣英夫 |
第17回 |
多田良子、表千家同門会山形県支部(特別賞) |
第16回 |
高木すみれ |
第15回 |
村山秀雄、かむろたけし、酒田フィルハーモニー管弦楽団(特別賞) |
第14回 |
木村迪夫 |
第13回 |
山形茶道宝紅会 |
第12回 |
駒込 毅、阿部昌司(特別文化功労賞) |
第11回 |
若柳秀宝、村山美術(特別文化功労賞) |
第10回 |
守谷兎喜雄 |
第 9回 |
高橋龍童、花柳衛優、菊地隆三(特別文化功労賞) |
第 8回 |
大谷駿雄 |
第 7回 |
芳賀秀次郎、細谷鳩舎 |
第 6回 |
佐藤源治 |
第 5回 |
新関岳雄、横川新一(特別文化功労賞) |
第 4回 |
西村直次、県人オペラ(特別賞) |
第 3回 |
高橋華専、佐藤賢治(特別文化功労賞) |
第 2回 |
秋沢 猛 |
第 1回 |
山形交響楽団 |
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