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 ■ 音楽配信サイトのダウンロードファイル比較

現在、有料で音楽配信を行っているサイトがいくつかありますが、同じ曲でもサイトにより、ダウンロードされるファイル(音質)に多少なりとも違いがあります。

そこで、実際にいくつかのサイトから曲をダウンロード、それぞれのファイルをモニターし、周波数でみた出力レベルを比較してみました。

1.モーラ/Listen Jpapan

まず最初は、モーラでダウンロードしたファイルです。
下の図の上側(図−1)になりますが、モーラは ATRAC3 方式のファイルで、高域側(右側)約15KHzのところから、出力レベルが落ちています。
もう一つの下側の図(図−2)が、同じ曲を Listen Japan からダウンロードしたファイルのものです。
こちらは、WMA方式のファイルによる配信ですが、約17.5KHzまでレベルが落ちなくなっています。

< 図−1 >


< 図−2 >


次の図は、二つのファイルを更に立体的に見たものです。
上側(図−3)がモーラのファイル、下側(図−4)が Listen Japan のものです。

< 図−3 >


< 図−4 >


上側のモーラのファイル(図−3)は、見事に約15KHzのところで段差になり、右側が青く変わっていますが、色が青から紺色と色の明るさが暗い程、その周波数の出力レベルが低いことになります。
下側(図−4)の Listen Japan のものは、モーラほど段差が極端ではなく、黄色、赤の範囲も高域側に広く(赤から黄色と、白っぽく明るくなる程出力レベルが高い)なっています。
また雲の様な形の凹凸も、モーラのものより少しハッキリしている様に感じられます。
  これらの図の比較でいくと、Listen Japan の方が高域側も全体的にも、僅かながら音の出が良いと思われます。


2.Excite Music STORE

次は、曲は違いますが、Excite Music STORE からダウンロードしたファイルのものです。(図−5)
  こちらも WMA のファイルになりますが、やはり高域側約17.5KHzのところから、確かに出力レベルが落ちてはいるものの、極端に落ち込んだ図にはなっていません。
  曲の違いにもよりますが、これは意外に音質的には良いのではないかと思います。
  下側は、やはり立体的に見た図(図−6)です。

< 図−5 >


< 図−6 >


立体図の方でも、右側の青い色の範囲の中に赤い部分が、大分混じっています。
それと、黄色と赤の範囲の中の黄色の部分も多くなっています。
  高域側の出力レベルの抑えられ方が極端ではなく、全体的な音の出も良い様に思われます。
  因みに同じ曲で、かつて東芝EMIが独自に音楽配信サービスを行っていた時のファイルを、モニターしたものが下の図(図−7)(図−8)になります。

< 図−7 >


< 図−8 >


上側の図(図−7)で、右側高域の出力レベルの落ちる部分が、約20KHzまで延びています。
  立体図(図−8)でも、右側の青い部分へ赤の色が、大きく広がって行っています。
これだと聴いただけでは、CDの曲か圧縮ファイルの曲なのか、ほとんど分らないと思われます。


3.@music/na@h!

次が、モーラと独自でも配信サービスを行っている、@music(avexnet)と na@h!(Victor Entertainment) のダウンロードファイルのモニターです。
  それぞれに曲は違いますが、上側が @music(図−9a)、下側(図−10a)が、na@h!のファイルのものです。

< 図−9a >


< 図−10a >


どちらも WMA 形式のファイルのものですが、これらの図では高域側が約20KHzまで、出力レベルの極端な低下が見られません。
(実際には @music の方は、約16KHzのところにレベルの低下点がありますが、ファイルが可変 BitRate かどうかまでは、判断出来ていません)
  これを立体図で見ると、下の図(図−11a)(図−12a)の様になります。

< 図−11a >


< 図−12a >


それぞれ曲が違うため、図の方も当然違ってきていますが、どちらも右側高域の青い部分がほとんど無くなっています。
  このそれぞれの同じ曲を、次にモーラからダウンロードしたファイルで見ると、下の図(図−9b)(図−10b)の様になります。

< 図−9b>


< 図−10b >


モーラの方式は ATRAC3 ですので、どちらも ATRAC3 の特徴そのままです。
  これを立体図で見ると、下の図(図−11b)(図−12b)の様になります。

< 図−11b>


< 図−12b >


どちらも独自配信のファイルより、高域側の出力レベルの低下点(段差)がハッキリし、高域側の赤い色も暗くなっています。
このことは、少なからず音質自体にも現れると思われます。

以上のことから、有料配信のファイルで少しでも音質的に良いものをと考えた場合
同じ曲で独自配信サービスの WMA ファイルがある場合は、独自配信サービスのファイルを利用する。
(@music、na@h!など)
同じ曲で ATRAC3 と WMA 両方の配信サイトがある場合、WMA のファイルを利用する。
最近の新たな音楽配信サイトなど、現状モーラ以外のサイトは、ほぼWMAファイルによる配信になっています。
また、iTunesの配信ファイルはAAC(.m4a)によるものですが、音楽の購入のしやすさ、音質、CDへの録音が可能など、こちらもお薦めです。

ダウンロード・購入の際の手順なども、それぞれに利用し易いサイト、そうでは無いサイトなど様々ですので、一概に言い切れるものではありませんが、音楽ファイルのダウンロード購入の際、上記の事柄を参考にして頂ければと思います。

OCN は、Excite と同じファイルによる配信サービスのようですので、モニター比較はしていません。




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