初  恋 

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1996年 KBS

キャスト・・ 
 演出・・  イ・ウンジン

 ペ・ヨンジュン・・  ソン・チャヌ              イ・スンヨン・・  イ・ヒョギョン
 チェ・スジョン・・  ソン・チャニョック(チャヌの兄)    ソン・チェファン・・ ソン・チャノク(チャヌの姉)
 チェ・ジウ・・  カン・ソッキ(ヒョギョンと幼なじみ)   キム・インムン・・  ソン・ドッペ(チャヌの父)
 ペ・ドファン・・  オ・ドンパル(チャヌと幼なじみ)   イ・へヨン・・  パク・シンジャ(チャニョックと幼なじみ)
 チョ・ギョンファン・・  イ・ジェハ(ヒョギョンの父)   ユン・ミラ・・  イ社長婦人(ヒョギョンの母)
 パク・サンウォン・・カン・ソクチン(ヒョギョンの幼なじみ) チャ・テヒョン・・ ギ ファン
 アン・スンフン・・  ソン・ワンギ(ヒョギョン叔父)

あらすじ・・
 貧しい家庭で育った兄チャニョック(チェ・スジョン)と弟チャヌ(ぺ・ヨンジュン)は学生時代に転校してきた、資産家の娘ヒョギョン(イ・スンヨン)を同時に好きになってしまう。
 結局チャンウは身を引き、チャンニョックとヒョギョンが恋人同士となり、お互いに美術大学に進む事を誓い将来を夢見る。

 しかしヒョギョンの父は身分の違いから、二人を別れさせようと様々な陰謀を実行して、二人を引き裂いてしまう。
 チャニョックは、幾度となく繰り返される横暴にもじっと耐えていたが、 ついにヒョギョンの叔父の配下に追いかけられるうちに、交通事故に遭い瀕死の重傷を負うことに・・・
 
結局、いのちだけは取り留めたが下半身の障害を負い、松葉杖の生活を生涯続けなければならない身体となってしまった。

一方、チャヌは暴力には法で争うしかないと悟り、司法試験の合格をめざして勉強していたが、度重なる兄の悲運と家族の生活を守る為勉強を断念し、或る流通企業で働いていた。

 その企業のトップに資質を認められて、チャンスを与えられどんどん出世していき室長の立場まで駆け上がる。
 その企業の経営を有る程度任される立場になった時、たまたまヒョギョンの父の会社と巨大総合施設の入札で競合することに・・・

 知力と経営力を兼ね備えていたチャヌは、兄の人生を狂わせたヒョギョンの父に復讐を誓う。
 計画は着々と進むが、チャヌは兄チャニョックとヒョギョンの狭間に立たされる事になる・・・
いっちゃんの追想録・・
 韓国ドラマを語るとき、このドラマを抜きにして語っても誰も相手にしてくれないだろう。
 それほどこの作品は、世に知られた作品なのである。
 それは歴代の韓国ドラマの中で、瞬間最高視聴率65.8%という、とてつもない数字を記録してそれが永い間破られていなかったという事実である。

 NHKが放送の為に再編し、日本語吹替えを行なったドラマでは40話に組み替えられているが、原画字幕版では66話も有る超大作となっている。
 韓国では、ドラマを作成する時には、おおよその筋書きと長さによって始まり、ドラマの放映が始まってその人気によって、筋書きが書き換えられたり長く伸びたりという事が有ると聞いているが、このドラマは間違いなく筋書きが大きく延びた作品だろうと想像する。
 
韓国ドラマの中には、激しくせめぎあう相手と悲恋の間柄の中に、両方を取り持つ、なにかほっとさせるような人物がよく配置される。
 右の写真に登場するソクチン(パク・サンウォン)さんがそれである。

 激しく慟哭しているドラマの中で彼が登場すると、見る側にひと時の安息感が与えられ心地よい気持ちにさせられる。
 ドラマの中というのではなく、私自身がそういう人間になれないものかと、真剣に考える機会を与えてくれる。
 このドラマにもチェ・ジウが登場する。
 ドラマでは、主要な役柄はこなしていないが、さすが日本でもてはやされる韓国ドラマで、どこでも顔を見る人気女優の基盤を、すでにこの頃から築き始めていたかと気づかされる。

 しかし、このドラマでは一般韓国女性の化粧方法の一環をかいま見る事ができる。
 非常に濃いメーキャプとなっている!
 冬ソナの清楚なメーキャップが好きな私にとって、ちょっと幻滅な感じである・・・ちょっとだけよ((笑い