オ ー ル イ ン

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2003年 SBS

キャスト・・ 
 イ・ビョンホン・・  キム・インハ (小さい頃からばくち打ちの叔父に育てられる・・)
 ソン・へギョ・・  ミン・スヨン   (インハと同じく孤児で修道院やカジノで働く事に・・)
 チソン・・  チェ・ジョンウォン   (やくざの父の元に生まれ、インハと親友になるが最後は対立する事に・・)
 パク・ソルミ・・  ソ・ビンヒ    (ジョンウォンの父と対立する、親の娘に産まれる) 
あらすじ・・
 小さい頃に孤児となったインハ(イ・ビョンホン)は、おじのギャンブラーのもとで育つ。
 或る時列車の中で同じく孤児で、身内を訪ねてきたスヨン(ソン・へギョ)と運命の出逢いをはたす。

 学校でやくざの父を持つジョンウォンと知り合った、インハはちょっとした不運とジョンウオンの父の陰謀により、少年院で少年時代を過ごすことに・・・
 少年院を出た後も、常にやくざに狙われ果ては人殺しの濡れ衣を着せられ、アメリカに逃亡する。

 アメリカでポーカー学の教授に出逢い、めきめきと腕を上げ、世界ポーカー選手権に優勝するまでになった彼は帰国して、今度はジョンウオンの前に立ちはだかることに・・・

 経営にも手腕を発揮して、向かうところ敵無しの彼が最後に握った札は・・・ 
いっちゃんの追想録・・  
 私がイ・ビョンホンに韓国ドラマでお目に掛かったのは、美しき日々以来2作目であった。

 美しき日々で最初に出逢った時は、なんと冷たく無愛想な人だろうと感じた記憶があるが、それが完璧なまでにそのドラマに出てくる人物像を描きあげる、彼一流の役者ポリシーだと気づかされたのは、このドラマを見てからだった。

 オールインでも前半は、悲しくつらい役柄を演じてはいるが、後半に入って彼の地である茶目っ気のある、見るものをワクワクさせるような演技も随所に飛び出してくる。

 とにかく、見るものを引き付ける役者というのは、彼のことだろうと感ぜずにはいられない、これからも目を離せない一人である。

 このドラマの中で見逃せないのは脇役の演技である。
 傷ついた、スヨンが心を癒す場所が海辺の孤児院で、そこで常に子供達の世話をしているのがマリアと呼ばれる、気高くいつも冷静で明晰な女性。

 ソン・チェファンという俳優が扮しているが、この俳優じつは初恋のドラマに出てくる、ソン・チャノク役の俳優で、少し頭が弱くおっちょこちょいで、常に失敗をやらかすお姉さん役で出演している、この演技のギャップが凄い!

 ぼんやり見ていたら、同一人物だとは全く気づかない、韓国ドラマは奥が深いねぇ〜〜
初恋のソン・チャノク役