「い、いつからそんなページになったんだ?」
「もちろん今からよ〜聞いてるでしょ?」
「俺はクニミツの政に突っ込みをいれようっとしか聞いてないぞ」
「同じことよ〜」
「だいぶ違うと思うが・・・」
「いいのいいの〜細かいことは気にしない〜気にしない〜」
「クニミツの政で農薬問題を扱っていたんだが、だいぶ偏向した扱い方しかしてないんで、その辺をネタにしていこうとかと・・・」
「そんなネタで面白いの?」
「美味しんぼのネタでやったときはなかなか好評だったからな、意外と面白いのかもしれないぞ?」
「そう?面白いんだったいいけど、面白くなかったらヌッコロスわよ〜」
「(ヌッコロスっておい・・・)そ、それじゃいこうか、まずはこれだ!」
「あくまでもイメージ画像だ、気にするな」
「そ、そう?、それでアトピーの原因?」
「アトピー(atopy)はギリシャ語で『どこにもない,普通でない』との語源から取ったものなんだ」
「へー、それで?」
「つまり、アトピーはいまだに原因については色々な考え方があり、十分に解明されてない病気なんだ」
「あらら、何が原因か解らないのね〜」
「色々と原因が言われているが農薬はアトピーの原因として、もっとも根拠の薄いものだ!」
(中略)
以上で毒は終わりです。農薬とかが抜けているのではないか?というご指摘に対しては「・・・」です。農薬とアトピーとの因果関係はあんがい不明確であるし、ガンとの因果も不明です。農薬が悪いと言い切ることは、少なくても編集部はちょっとできません。
「だからおかしいと言っているんだ、ダニ、ほこりが原因の場合もあるしストレスが原因の場合だってあるんだ、引っ越してアトピーが治ったと書いてあったが、生活状況が変化しただけじゃないのか?」
「無農薬野菜を使うと食生活を気にするようになるから治る場合が多い ってことかしらね〜」
「そういう場合もあるだろうな・・・」
Q 農薬はアトピー性皮膚炎の原因だといわれていますが。
A アトピー性皮膚炎と農薬との間に関連があるかのように印象づけた報道がみられます。しかし、現在まで、農薬とアトピー性皮膚炎との関連を明確に示した報告はありません。アトピー性皮膚炎の原因については学問的にもさまざまな考え方があり、いまだ十分解明されていないのが実情です。
現段階では、アトピー性皮膚炎の特徴とされる治りにくい湿疹をひきおこす要因として、「遺伝的な体質」と「環境的な要因」があると考えられています。「遺伝的な体質」としては、体のなかに異物が入ってきた時にそれを排除するために働くIgE抗体をつくりやすいという「アレルギー体質」と皮膚が乾燥しやすく刺激に弱いという「バリアー性の障害」が考えられています。
「環境的な要因」としては、IgE抗体と結合してアレルギー反応を起こす「抗原」とアレルギー反応とは無関係に症状を悪化させる「抗原以外の外的刺激」があると考えられています。
そして、遺伝的にアトピー素因をもった人が発症するに至る因子や症状を悪化させる因子としては、ダニ、ほこり(ハウスダスト)、花粉、あるいは卵、牛乳、ダイズといった食物などのアレルギー、細菌、かび、ストレス、また大気汚染、排気ガスなどさまざまなものが考えられていますが、どれが主役なのか脇役なのかは結論が出ていません。加えて、アトピー性皮膚炎そのものも、アレルギー反応だけですべてが説明できない側面もあるのです。
農薬では、登録申請の際、皮ふ刺激性試験、皮ふ感作性試験が行われ、また、その他の動物を使った試験の中でもその物質を与えたことによる影響を観察し、問題の有無を確認しています。
参考文献 竹原和彦『アトピービジネス』2000、文芸春秋
「それなのに農薬のせいだ!というのは問題あると思うのだがな、次はこれだ」
「表面上は正しいように見えるこの議論だが、なんでラットで実験するか?っということだな」
「科学的根拠への朝鮮、じゃなくて・・・挑戦に見えるわねぇ〜」
「うむ、ラットで実験してガンにならなかった物質が、人間でガンになる例がないからラットが使われているんだ」
「農薬などは,たとえネズミで安全性が確かめられていたとしてもヒトで安全だとは限らない。」といった皮相的な議論がよくある。もちろん,この議論は完全に誤りとまではいえない。鈴木さんでは何の問題もない医薬品が,佐藤さんでは副作用をおこすこともある。しかし,このような議論には実際にどのような安全性試験が行われているかという実態の把握がない。それゆえ,概念だけを弄んだ不毛の議論といえる。
(中略)
農薬の発癌性試験については重要な実験事実がある。ヒトに発癌性を有する物質がラットでの発癌性試験において陰性となった例はいまだかつて一例もないのである。この事実も「たとえネズミで安全性が確かめられていたとしても」の最大の反論の1つといえる。
結局,「農薬などは,たとえネズミで安全性が確かめられていたとしてもヒトで安全だとは限らない。」も「文科系の人間は自然を機械的に捉えており,表面的な概念を弄んで機械的な結論を出す傾向が強い。」の典型例なのである。
「まあ、人間の体は複雑でラットとは違うが、科学的実験は検討に値しないと言うのは、科学を全否定するものだ」
「ふん、そんなこと言う奴は500年前の生活に戻ればいいのよ」
「実際にはそんなことできないわけだからな、さて次は・・・」
「・・・ビタミンが少なくなってるのは農薬のせいじゃないだろ!?」
「あらそうなの?なんとかって資料で野菜のビタミンが少なくなってると描いてあったみたいだけど?」
「そう見えたなら情報操作に引っかかってるぞ」
2002年10月30日:日本では多くの研究により、旬の時期に栽培した野菜は、ビニールハウスを用いて季節はずれに育てたものより、ビタミンA、C、カロテンの含有量が多いことが明らかになってきました。
ノースカロライナ州立大学 の農業生命科学部土壌科学科 出身のジョエル・ガルバー が、日本の女子栄養大学生物有機化学研究室 からの情報をメールで送ってくれました。
(中略)
旬に影響されない野菜・果物類
ピーマン、セロリ、キウイなど幾つかの野菜や果物では、ビタミンCとカロテン含有量は、季節に拘わらず概ね一定であった。
「うわ、全然農薬関係ないやん・・・」
「旬というのは”味のよい食べ頃の時期”ということだから、美味い時期が一番ビタミンが多いというのは不思議なものだな」
「影響も受けない野菜や果実もあるのね〜」
「ビニールハウスなどの技術を使うことによって年中野菜を食べられるようになったんがなぁ」
「まったく、まともに野菜を食べられない人も世界にはいるのに、なに贅沢なこと言ってるのよ」
「そういうことだな、それじゃあ次だ」
「たぶんこれだな・・・」
「ないぞ」
「はぁ(゚Д゚ )ハァ?」
「あるように見せかけてるだけだな・・・」
「そ、そこまで悪質じゃないと思いたいが・・・、日本で使われていて、アメリカでも使われている農薬の量を比べたようだが・・・」
「そんなの比較にならないじゃないの、アメリカとは気候も違うし、日本では禁止されてる農薬も使えるんでしょ?」
「日本では発ガン性があると農薬登録できないからな、本来安全で効果が高い農薬も使用できないしな・・・」
「なんとかならないの?」
「どうにもならないな、日本人のすべてが正しい知識を持たない限りは無理だな」
「こういうときのマスコミでしょ?」
「そのマスゴミが一番あてにならないからな・・・」
「日本人はブランドに弱いからな、農薬使った方が安全で美味いものができると言っても信じないだろうし・・・」
調査は9月末まで、スーパー、青果専門店など全国約3000店が対象。調査員が小売店などに出向き、伝票類を確認するほか、約300店で買い上げ、農薬や化学肥料の残有量を調べる。
「無農薬」や、農薬量を5割程度減らした「減農薬」と表示する野菜などは流通段階で農薬類を使っていても「無農薬栽培」と表示できるなど、定義があいまいだった。このため、農水省は、農産物表示のガイドラインを4月に改訂し、無農薬・減農薬農産物を「特別栽培農産物」と言い換えることなどを盛り込んだ。
ただし、ガイドラインには強制力がなく、従来通り「無農薬」などと表示することもできるため、今回の調査では、新ガイドラインに基づく表示と、従来通りの表示の両方を対象にする。【望月靖祥】
「あれ?前に『食べ物が本来持ってる天然の農薬成分の方が残留農薬成分より多いんだ』って言ってなかったっけ?」
「正直意味があるかどうかわからないがな」
「だめじゃん・・・」
「さらに言うとクニミツの作者は有機栽培でも農薬を使えることを知っているのか?」
「有機トマト」「きゅうり(有機栽培)」といった有機の表示は、JAS法に定められた有機農産物及び有機農産物加工品の規格に適合したものに、有機JASマークが与えられます。
JAS規格では、有機農産物の生産をするなかでも使うことのできる農薬を定めています。それらの農薬は、除虫菊乳剤(除虫菊から抽出したもの)、マシン油乳剤、硫黄粉剤、硫酸銅・生石灰(ボルドー剤用)などや、天敵などの生物農薬、性フェロモン剤などです。農薬の使用にあたっては、使用方法を遵守することが特に求められています。
「さて、どうなのかな?クニミツ本編では後半で減農薬を使うように落ち着いたから知っていそうだがな・・・」
「なんだぁ〜結局、減農薬にするの?」
「現実路線でまともな判断だ、と言いたいが・・・」
「減農薬栽培での危険というのもあるわよね」
「そういうことだな・・・その辺は前回やったからそっちを見てもらうとして・・・」
「ああ、だが同じ理由で、医者の言うことは信用できないし、マスゴミの言うことは信用できないぞ」
「マスゴミの言うことよりは、国が言う方がよっぽど信用できるんじゃなくって?」
「国は間違えればなんだかんだと叩かれるからな、国の方がよっぽど自浄能力があると言っていいんじゃないかな?」
「それにしてもなんでまた農薬を悪者にしてるのかしらね?」
「簡単な理由だろ?農薬メーカーはスポンサーにならないからな」
「世の中金だからね〜」
「農家が生き残るためには減農薬だろうが無農薬だろうがやっていくべきだろうが・・・」
「(゚Д゚ )ハァ?言ってることが違うじゃないの?無農薬や減農薬での危険もあるんでしょ?それを広めればいいんじゃないの」
「現在のマスコミの状況を見ていると無理だろ?日本には食糧自給率という問題もあるし・・・」
「食糧自給率ね〜そんなに少ないの?」
「こんな感じだ」
「そういうことだ、その低い自給率の中で、数少ない自給できる食糧が野菜だったんだが・・・」
「野菜も増えていってるの?日本の中の人も大変ね」
「将来、食料を止められて戦争になるなんてことがないと思いたいがな」
「さすがにそれはないでしょ?」
「・・・日本が一番野菜を輸入している国はどこだかわかるか?」
「ん?もちろんアメリカでしょ?」
「違うぞ」
「じゃあオーストラリア?」
「違う・・・中国だ!」
「ああ、反日体制の中国だ・・・」
「ま、まさか・・・日本の無農薬ブームは中国の輸入量を増やすため?」
「だとは思いたくないが・・・某マスコミあたりは国内の農薬野菜に対しては敏感に反応して叩くのに中国の農薬野菜に対しては無関心だしな」
「つまり・・・
中国の農薬をいい農薬!
日本の農薬は悪い農薬!
っということね・・・」
「農薬以前に・・・」
「まあ、低い食糧自給率に対して、それを変えようという動きはあるみたいだが・・・」
農水省は農業への参入規制を大幅に緩和する。昨春の構造改革特区計画で一部地域で 認めた株式会社による農地の借り入れを全国に広げるほか、農地所有の要件を緩めて 農業への新規参入を増やす。農地利用を厳しく規制している農地法は来年度にも改正する。 外国産作物の輸入自由化を迫られる農業分野で、「国産」の国際競争力を高める狙いだ。
構造改革特区による農業参入は、農業生産法人などに限っていた農地の賃借を株式会社 にも認める仕組み。株式会社はリース料を支払って農地を借りて野菜などを栽培できる。 これまでに全国で50の地域で認められ、ワタミフードサービスなどの外食産業や地域の 建設会社などが貸借方式で農業に参入した。同省はこれまで省内に専門チームを設け、 企業参入の影響を検討してきたが、「大きな支障はない」として全国展開する方針を固めた。 地域限定で始めた特区計画の全国拡大を決める初のケースとなりそうだ。同省は21日から 始まる食料・農業・農村政策審議会企画部会の議論を踏まえて、正式決定する。
「構造改革の一部で規制緩和の一環だな、これが食糧自給率に対する第一歩になると思う・・・」
「なんだ、やることやってるじゃん!」
「さらに言えば、農業が株式会社になると言うことはマスコミのスポンサーになりうる。」
「そんなことしなくてもマスコミがまともな報道してくれればいいのよ!」
「無理だろ?相手が中国というだけで、事実を曲げて報道するマスコミがいるかぎりな・・・っということで今回は終了だ」
「あら?もう終わり?」
「うむ、最後に言っておくが、ここに書いてある資料は作者がネットで集めたものだ、これがかならず正しいとは限らない」
「そ、そんなこと言っていいの?」
「『ここに書いてあることは真実です』なんて言うよりいいだろ?」
「そりゃそうだけど・・・」
「つまり最終的に判断するのは自分自身だ、ということだ」
「そんなの当たり前じゃないの」
「そうかな?どうもマスコミの情報に流されてる人が多いようだがな・・・
「マスコミの情報があてにならないというのは不幸よね〜さて次回は?」
「うむ、どうもクニミツの作者は民主マンセー野郎なんでその辺はネタになるかもしれないが、これは元々『美味しんぼの嘘を暴け』をフォローするために作ったものだからな・・・」
「ふふふ・・・何言ってるんですか!ただ余ったネタ集めただけなのにぃ〜」
「またうるさいのが来たわね・・・」
「うるさいとは何ですか!だいたい私の出番がないじゃないですか!私は私の権利と主張を・・・」
「はいはい、それじゃ最後にしめてね〜」
「え?あ、う、あ・・・」
見てください!
「やっぱ、シャクティかよ・・・」
「アイゴー!」
次があったら→