☆燈子所長の仮装戦記劇場・第0章☆

 「姉貴」

 「何だ」

 「どうして私たちはこんなところにいるの」

 「ああ、私が呼んだからだ」

 「妹パンチ!」

 「ごほっ!」

 「蒼崎」

 「何だ」

 「何なんだこの顔ぶれは、お前や両儀だけではない、幾つかの死徒27祖や英霊、それに真祖の姫君までいるとは」

 「当然だ、なぜなら私が全員呼んだからだ」

 「何?」

 「これから最近の劇場型世界史コンテンツブームに乗り、一度やってみようではないかと思ってな」

 「トウコ」

 「何だ」

ゴンッ!

 「・・・・痛いじゃないか、式」

 「当たり前だ!だいたいこの作者は「月姫」も「Fate」も未プレイな奴なんだ!そんな奴がどうやって」

 「その辺は大丈夫だ、その方面の資料はそろえてあるらしいからな」

 「シロウ、お腹がすきました」

 「いや俺はあんたの言っている士郎っていう人じゃ」

 「カレー!!!

 「マーボー

 「あのー燈子さん、何人かが空腹で吠えているんですけど」

 「我慢させておけ」

 「・・・はあ」

 「それで、どこの歴史についての劇?古代ギリシャ?7年戦争?第一次世界大戦?」

 「よくぞ聞いてくれた、実は大東亜戦争の海戦ものだ」

 「・・・・激しくガイシュツ物だぞ、蒼崎」

 (2ちゃんねる用語!?)

 「まあ、落ち着け、これは大東亜戦争は大東亜戦争でも仮装戦記の授業だ」

 「トウコ」

 「何だ」

 「私は、お前をものすごい勢いで殺したい」

 「私もよ、姉貴」

 「落ち着け、よく考えてみろ、仮装戦記は日本人のロマンだ。」

 「で?世界史でも何でもない小説の劇をやろうって言うのか?」

 「そんな風に言うな、式。実際おもしろい物がいろいろあるんだからな。ミスタージャイアンツが戦国時代にタイムスリップする奴、諸葛孔明が転生する奴、時空戦闘艦が万景峰号をガナルカナル島にタイムスリップさせる奴、他にもいろいろと」

 「まともなのはないのか!」

 「あるぞ、佐藤大輔の「征途」と言う奴で、本家の「オススメな本を書き込むスレ」でも取り上げられた作品だ」

 「じゃあそれをやるんですか」

 「いや、今回やるのは横山信義の「八八艦隊物語」だ」

 「どんな小説なのだ」

 「それは後でのお楽しみだ。ほら、台本だ。それじゃあ準備してくる、分けておいてくれ。荒耶、お前は私の助手役だ、ついてこい」

 「不服だが、引き受けよう」

 「あーあ、行っちゃった」

 「式、僕は連合軍参謀Aだって。式は」

 「今村均の役だそうだ。おい、トウコの妹、あんたは何の役だ」

 「連合軍戦艦艦長A役だって。なんでだろ?」

 「たぶん某アニメで戦艦の艦長をやっていたからじゃないんですか?」

 

 

 

 

 「志貴―、あたしはトーマス・キンケイド役だって。志貴は?」

 「えーと、ニミッツ提督だってさ。先輩は?」

 「ハルゼー提督の役でした。・・・・・ところで何を秋葉さんはあんなに怒っているんですか?」

(・・・・言えない。秋葉がルーズベルト大統領の役だったなんて。)

 

 

 

 

 「せんぱーい、私は小沢提督の役でした。先輩は何役ですか?」

 「山本五十六だって。これって主役級ってことか?」

 「私は古賀峰一だって。・・・びみょー。」

 「シロウ、私は山口多聞提督役ということですが・・・」

 「話がわからないからなー」

 

 

 

 

 「いいな〜シオン、スプルーアンス提督の役なんだ」

 「階級的にはさつきの部下ですよ。さつきはキンメル長官の役ですから」

 「でもすごくいやな予感がするんだけど」

 

 

 

 

 「蒼崎、準備はできたか」

 「ああ、荒耶、脚本は完璧だよ。一つ演説を打ちたい気分だ」


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