「何だ」
「どうして私たちはこんなところにいるの」
「ああ、私が呼んだからだ」
「妹パンチ!」
「ごほっ!」
「蒼崎」
「何だ」
「何なんだこの顔ぶれは、お前や両儀だけではない、幾つかの死徒27祖や英霊、それに真祖の姫君までいるとは」
「当然だ、なぜなら私が全員呼んだからだ」
「何?」
「これから最近の劇場型世界史コンテンツブームに乗り、一度やってみようではないかと思ってな」
「トウコ」
「何だ」
ゴンッ!
「・・・・痛いじゃないか、式」
「当たり前だ!だいたいこの作者は「月姫」も「Fate」も未プレイな奴なんだ!そんな奴がどうやって」
「その辺は大丈夫だ、その方面の資料はそろえてあるらしいからな」
「シロウ、お腹がすきました」
「いや俺はあんたの言っている士郎っていう人じゃ」
「カレー!!!」
「マーボー」
「あのー燈子さん、何人かが空腹で吠えているんですけど」
「我慢させておけ」
「・・・はあ」
「それで、どこの歴史についての劇?古代ギリシャ?7年戦争?第一次世界大戦?」
「よくぞ聞いてくれた、実は大東亜戦争の海戦ものだ」
「・・・・激しくガイシュツ物だぞ、蒼崎」
(2ちゃんねる用語!?)
「まあ、落ち着け、これは大東亜戦争は大東亜戦争でも仮装戦記の授業だ」
「トウコ」
「何だ」
「私は、お前をものすごい勢いで殺したい」
「私もよ、姉貴」
「落ち着け、よく考えてみろ、仮装戦記は日本人のロマンだ。」
「そんな風に言うな、式。実際おもしろい物がいろいろあるんだからな。ミスタージャイアンツが戦国時代にタイムスリップする奴、諸葛孔明が転生する奴、時空戦闘艦が万景峰号をガナルカナル島にタイムスリップさせる奴、他にもいろいろと」
「まともなのはないのか!」
「あるぞ、佐藤大輔の「征途」と言う奴で、本家の「オススメな本を書き込むスレ」でも取り上げられた作品だ」
「じゃあそれをやるんですか」
「いや、今回やるのは横山信義の「八八艦隊物語」だ」
「どんな小説なのだ」
「それは後でのお楽しみだ。ほら、台本だ。それじゃあ準備してくる、分けておいてくれ。荒耶、お前は私の助手役だ、ついてこい」
「不服だが、引き受けよう」
「あーあ、行っちゃった」
「式、僕は連合軍参謀Aだって。式は」
「今村均の役だそうだ。おい、トウコの妹、あんたは何の役だ」
「連合軍戦艦艦長A役だって。なんでだろ?」
「たぶん某アニメで戦艦の艦長をやっていたからじゃないんですか?」
「志貴―、あたしはトーマス・キンケイド役だって。志貴は?」
「えーと、ニミッツ提督だってさ。先輩は?」
「ハルゼー提督の役でした。・・・・・ところで何を秋葉さんはあんなに怒っているんですか?」
(・・・・言えない。秋葉がルーズベルト大統領の役だったなんて。)
「せんぱーい、私は小沢提督の役でした。先輩は何役ですか?」
「山本五十六だって。これって主役級ってことか?」
「私は古賀峰一だって。・・・びみょー。」
「シロウ、私は山口多聞提督役ということですが・・・」
「話がわからないからなー」
「いいな〜シオン、スプルーアンス提督の役なんだ」
「階級的にはさつきの部下ですよ。さつきはキンメル長官の役ですから」
「でもすごくいやな予感がするんだけど」
「蒼崎、準備はできたか」
「ああ、荒耶、脚本は完璧だよ。一つ演説を打ちたい気分だ」
殲滅戦が好きだ。電撃戦が好きだ。打撃戦が好きだ。
防衛戦が好きだ。包囲戦が好きだ。突破戦が好きだ。
退却戦が好きだ。掃討戦が好きだ。撤退戦が好きだ。
平原で。街道で。塹壕で。草原で。
凍土で。砂漠で。海上で。空中で。
泥中で。湿原で。
この仮装戦記で書かれるありとあらゆる戦争行動が大好きだ。
富嶽の大部隊が轟音と共に赤化アメリカ軍を吹き飛ばすのが好きだ。
無謀な駆逐艦が戦艦の弾の直撃でばらばらになった時など心がおどる。
日本軍の操る大和の46cmが敵戦艦を撃破するのが好きだ。
炎を上げて燃えさかる戦闘機が零戦にとどめを刺された時など胸がすくような気持ちだった。
魚雷をそろえた水雷戦隊の魚雷が敵の戦列を蹂躙するのが好きだ。
恐慌状態の新兵が敵の艦爆に向けて何度も何度も機銃を発射している様など感動すら覚える。
敗北主義の撤退部隊を血祭りに上げていく様などはもうたまらない。
泣き叫ぶ敵兵が司令官の出した命令とともに
爆音を上げる大砲に粉々に薙ぎ倒されるのも最高だ。
無能な指導者が何も知らずに電話をかけてきたのを
ドイツ軍の核ミサイルが大統領ごとワシントンDCを木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える。
アメリカの機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ。
必死に戦ったチハ戦車が蹂躙され女子供が犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ。
英米の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ。
英米攻撃機に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ。
諸君 私は仮装戦記を地獄の様な仮装戦記を望んでいる
諸君 私に付き従う型月作品人物
君達は一体何を望んでいる?
更なる仮装戦記を望むか?
情け容赦のない糞の様な仮装戦記を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?
『戦争! 戦争! 戦争!』
よろしい。ならば仮装戦記だ。
我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ。
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの仮装戦記ではもはや足りない!!
大戦争を!!
一心不乱の仮装戦記を!!
我らはわずかに一人 二人に満たぬ作家に過ぎない。
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している。
ならば我らは諸君のペン私で総力100万と1人の軍集団となる。
我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう。
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう。
連中に恐怖の味を思い出させてやる。
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる。
天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千万部の仮装戦記で世界を燃やし尽くしてやる。
「伽藍の堂所長より全型月作品人物へ」
横山信義「八八艦隊物語」!!
「第一次燈子計画」 状況を開始せよ。
征くぞ。諸君。
