2006年2月10日
さらば、遠き日
その頃、僕は小学6年生。ファミコン、マンガ、サッカー、ミニ四駆、そして野球にまみれて遊んでいる毎日。

当時から僕は巨人ファン。いや、巨人バカ。
今日はどっちが勝つと思う?と聞かれたら、「巨人」としか絶対に答えなかった。
日本シリーズの優勝予想だって絶対に巨人。
巨人が連敗した時なんか、
「巨人はわざと負けて、相手の力を探ってるだけ。
相手を油断させてるんだよ!ペナントを面白くさせてるんだ」
と屁理屈をのたまう、とんでもないガキだった。

攻撃型野球の王監督とはうって変わって、打ち出したのは守りの野球。
スローガンは、噛めば噛むほど味が出てくる「スルメ野球」。
なんだか地味な印象を受けた小学生。守りの野球なんて、消極的だな。

キャンプからいきなり斬新な提案。
打撃に専念させるため、原をレフトにコンバート。中畑を再びサードに。「駒田の守備はファーストの方が上手い」と、駒田をファーストに固定。原の外野転向は反対だったけど、このコンバート案は目新しかった。

3番・篠塚、4番・原、5番・クロマティの新クリーンナップ。

岡崎、勝呂、川相のショート争いは忘れられない。
「打撃の岡崎、守備走塁の勝呂、ガッツの川相」
当時から川相ファンだった僕だけど、まさかその川相が本当にレギュラーになるとは思わなかった。

斎藤雅樹、先発固定案。ピンチになると涙目になり、腕が振れなくなる斎藤を何度も見てきた。斎藤先発なんて絶対に失敗すると思っていた。
まさかタイトルを総なめにし、その後、平成の大エースと呼ばれる存在になろうとは思わなかった。

先発、リリーフに大車輪、無敵を誇った槙原。完成度が増した桑田。広島の川口、大野との超投手戦。三本柱時代の幕開け。

宮本、香田、広田、水野が続く。木田も台頭。

中尾の好リード。好打を飛ばす、白幡、津末。渋い活躍の移籍組。
緒方と井上。俊足とスラッガーと熊工コンビ。
打ちまくるクロマティ。4割なるか?

大ファンだった吉村が帰って来た。
巻き起こる大歓声。ゆれる東京ドーム。

日本シリーズ3連敗。香田、流れをひっくり返す完封劇。
4連勝でミラクル優勝…………。


藤田監督、選手の意欲を無駄にしない采配、守りの野球の楽しさ、どうもありがとうございました。どうか安らかにお眠り下さい。

2005年8月31日
来季の巨人
巨人は来年に向けて、既に構想が練られていますね。

清原、ローズの戦力外は賛成。むしろ清原は、もっと早くから切っておくべきだった。清原は9年巨人に在籍していたけど、シーズン通して活躍したのは01年だけか。97と98年はそこそこ。
清原のように変に実績のある日本人選手がいるから、若返りがスムーズにいかない。この程度の成績なら、マルティネス、ペタジーニと使っておけば良かったんだ。せっかくの外国人制度じゃないか。こんなふうに利用すればいいんだ。
そうすれば、今頃斉藤あたりがレギュラーだったかもしれないのに……。

僕は清原、97年のFA時から入団大反対だったクチです。

ローズはちょっともったいない気もするけど……まあいいか。

江藤も今は起用されているけど、350号ホームランを打った時点で干されるんだろうな。まあ、いいでしょう。

桑田はもうだめだ……すごく悲しいけど。復活して欲しいけど、復活のきっかけはあるんだろうか?

このあたりは良いのだが、気がかりなのは、来季に向けての着手が、現場ではなく、滝鼻オーナーらによるフロントによって行われている事だ。

嫌だな。現場をロクに見てない、野球をどれほど知ってるか分かったもんじゃないフロントが主導したら、どこか間違っている方向に行く気がする……。

そもそも、現在の巨人の凋落を招いたのは、渡辺元オーナーらによる動きが一番原因じゃないか!あー、嫌な予感がする。

打撃は若手主体!とか言って、清水を外して、鈴木、堀田、川中を重用する勘違いを平気でしそうで怖い。
阿部を来季、このまま一塁手で使いそうで怖い。

清水の守備に不安があるのは否めないが、打撃に走塁を考えると、まだまだ外す理由がない。
阿部のリードに不安があるのも否めないが、他の捕手がリードしたところで失点が大きく減るわけでもない。打線の厚みと、阿部の将来性の期待も込めて、阿部は怪我が回復次第、捕手で起用すべきだ。むしろ、一塁手をやらせるなら清水の方がいい。

そして、そのフロント主導による勘違い来季構想が、早速現れた……星野監督招聘だっ!

絶対大反対っ!!!!原か江川にやらせろ!!!GMなら許す。

星野さん、絶対に断ってくれっ!!!

2003年9月26日
川相も去り、そして原監督辞任!
原監督がまさかの辞任!惜しい、惜しすぎる。そして悲しすぎるぞ!
これまで辞任に関しては色々囁かれておりましたが、3年契約ですし、何より、昨年の日本一監督。結局、来年もまた続けるだろうとは思っていたのですが、まさかの辞任!!いやいや……ひたさらショックです。渡辺オーナーの、いつもながら心無い、「阪神戦3連敗したら、続投は分からない」発言といい、なぜ巨人フロントはこう不可解な連中揃いなのか?今年悪かったから辞任云々の発言をするなんて、こんなんじゃ監督候補が何人いても足りんわい!!原監督は、現役時代から、本当に悲劇のイメージが付きまといますなあ……。

辞任の理由としては、チーム成績の低迷もさることながら、フロントとの確執がかなり大きい様子。なんでも、チーム再建に関して、フロントが介入してくるようになったのが、原監督の意思とそぐわないとか。

ここで気になるのが、フロントが、どのあたりまで介入しようとしていたか、という点です。正直、コーチ人事については、ある程度介入してくるのは仕方ないと思います。チームの低迷は事実ですし、その原因が投手陣にあることは、誰が見ても明白。須藤さんや池谷さんを招聘するのも、仮に原監督が不本意だとしても、妥協すべき点のような気がしないでもないです。
鹿取コーチの手腕は非常に高いと思うのですが、それでも、事実は事実として、責任をを問う必要は、やはり出てくるかと思います。まあでも、たった一年の失敗で解任してしまうのも、また厳しいかと思いますので、減俸、或いは配置転換といった形で収めて欲しかったところでもありますね。

しかし当然、フロントが介入しすぎるのは良くない。そう、コーチ人事だけでなく、選手編成にまで口を出してはいけないでしょう。そこは現場で、実際に選手たちを見ている首脳陣がなすべき事です。フロント介入により、あのFA乱獲がまた行われるかと思うとゾッとします。

推測込みで書きますが、原監督とフロントの確執は、この選手編成介入も原因なのでしょうか?選手編成に介入されるぐらいなら辞めてやると、原監督は辞表を突き出したと……。

今年の巨人は、あまりにもケガ人が多すぎました。そんな中でも、原監督はなんとか選手たちをやりくりして、頑張っていたじゃないですか。
今年の原監督の采配には、首を傾げる点も多々ありましたが、それでも昨年は、見事な起用法を披露していたじゃないですか。
フロントも、もっと原監督のことを信用してやれよ。一年ダメだったら、妙に慌てふためいて、現場を押さえつけようとしてさ……。

しかし、今回の騒動、フロント連中にはいい薬になったでしょう。何から何まで、フロントの思いどおりにはならない、というのが分かったはずだ。そう考えると、原監督が犠牲の羊になったのも、無駄ではないと言えます……。そして、この衝撃の退任劇を、選手たちもしっかり受け止め、来年の発奮材料にして欲しいところです。
原監督、さようならとは言わない。またいつか、帰って来てくれよ〜!

後任は堀内さん。個人的には、以前から采配を見てみたかった人ではありますので、巨人をどう立てなおすのか注目したいところです。まあ、解説でのコメントはよく外れますけどね。
1番気になるのが、FA乱獲を行うかどうかです。堀内さんのことだから、フロントの操り人形にはならないと思いますが、堀内さん自身の体質が、乱獲肯定だったら怖いものがあります。
堀内さんは、まず投手陣の立て直しに着手する様子。これはまず当然としても、気になるのは清原をどう起用するかです。僕としては、走れない、守れないの清原は代打に置いて、ペタジーニをファーストに固定すべきだと思います。堀内さんは、エラーによる無駄な失点を防ぎたい様子。それが本当に実行されるとすれば、少なくともペタジーニを外野手で起用する事はないと思いますが……さて、どうなるでしょうか?
あと、元木と仁志は息を吹き返しそうですね。堀内さんは、自分自身のように、クレヴァーな選手を好む傾向がありますもんね。僕も、二塁手に鈴木を起用するよりは、この両名いずれかの方が良いと思っております。


さて、先日、ついに愛する川相昌弘が引退となった。僕のファンの選手がまた一人いなくなって、野球を見る楽しみが、一つ減ったのは辛いところです。あと2・3年はやれそうなプレイを、今年も見せていただけに惜しいです。
川相の引退、これは冷静に考えて、明かに戦力ダウンではないでしょうか?1番気になるのが、来年の内野守備固め要員をどうするかです。とくにサード。現在、巨人には川相よりサードが上手い選手はいません。そして現在、巨人でサードを務めるのは、江藤、元木、斉藤と、守備には不安がある選手ばかり。ゲーム終盤、接戦となったら、守備固めの必要が出てくるのに、それを務められる選手がいない。そして、終盤、同点の場面で、ランナーを確実に得点圏に進められる代打もいない。川相はベンチ選手とはいえ、持っている引き出しは多く、非常に使い勝手の良い選手。なぜ引退を勧めたのか……?川相の年齢を考慮しても、巨人にとってマイナス要素の方が大きいと思います。来年、「川相がいれば」と思わずにいられない場面が、たびたびあると思いますよ、僕は。

しかし……もう引退は引退。現実として、これは受け止めなくてはならない………。


川相!今まで本当にありがとう!!お疲れ様でした!!あの守備にバント、何度もうなり、そして感動させられました!!素晴らしいプレイの数々を胸にしまいます、さようなら!!

そして、パ・リーグでは稀代の名捕手、西武の伊東勤が引退となりました。
西武、来年はきっと困るだろうな。未だに素晴らしいパフォーマンスを披露している正捕手を、なぜ、数年前からあからさまに肩叩きし続けているのか?まだまだ当分、伊原監督でいいじゃない。
41歳という年齢自体は、たしかに潮時なのかもしれない。しかし、伊東にはまだ現役続行の意欲があり、そしてまだまだレギュラーと呼べる選手。このレベルにあれば、年齢なぞ関係なく、まだまだ働いてもらうべきではないか?この伊東引退により、一番困るのは西武自身ではないか?きっと来年、後悔するぞ、西武は……。
伊東!今までお疲れ様でした!素晴らしい捕手でした。さようなら、90年代パ・リーグナンバーワンキャッチャー!!

2003年8月20日
川相!川相!川相!ああ、川相よ!!!
ついに、ついにこの日が来た!!川相が犠打世界新記録達成だ!!僕が小学生の頃から応援し続けていた川相が!まだ一軍半選手だった頃から応援し続けていた川相が!その川相が、ついに世界野球史に名を残した!!!ああ〜っ!おめでとう!川相!

あの地味な選手が、ついに辿り着いたんだなあ。僕が野球を見始めた頃、川相は本当に地味で、目立たない選手でした。そうですね、今で言えば背が低くなった黒田みたいなもんです。見た目はさえないオッさんといったカンジで、ハンサムには程遠いし、洗練さもなければ、爽やかさもない。肝心のプレイにも華がない、典型的な地味選手。あの頃は、福王、上田らとともに、万年ベンチ選手特有の哀愁を漂わせていたものです。

そんな川相のことを、僕が好きになったのは、いつからだろうか?
王監督時代は代走か守備固めでの出場ばっかりで、バッティングはとんと期待されていない。自ずと仕事は地味になりがちでしたが、それでも、川相はファイトいっぱい。いや、他の控え選手がファイトがなかったわけでもないんでしょうけど、川相のプレイはなぜか応援したくなった。守備は捕手とファースト以外はどこだってやっちゃうし、当時はバッティングでもスイッチヒッターだってやっちゃう。出番のためならエ〜ンヤコーラ。もうとにかく必死。そんな川相が好きだった。
88年頃には、「この選手、頑張って欲しいな。結果出して欲しいな」と思うようになっていました。

そして、サイトにも書いてあるとおり、89年に、勝呂、岡崎、川相の3名で、レギュラー・ショート争奪戦が勃発。当然のごとく、僕は川相を応援。今までベンチ選手だった川相に、ようやく訪れたレギュラー獲りのチャンス。僕としては、何としてもモノにして欲しかった。
この争奪戦、下馬評では勝呂が第1候補で、第2が岡崎、第3が川相といった位置付けだった。それもそうでしょう。勝呂は守備と走塁はチームトップクラスだし、打撃の方も、前年.280台とまずまずの成績。すべてにおいて、バランスがとれていました。実のところ、僕も川相を応援しつつも、勝呂が可能性高そうだよな……と思っていました。
ただ、岡崎に関しては、おそらくレギュラーショートはないな、と思っておりました。いや、ない、と言うよりもなって欲しくなかった。だって、岡崎はもうこれまで、何度もチャンスをもらっていながら、それをことごとくモノにできなかった選手。もう今更……というカンジでした。

その後は色々ありまして、サイトに書いてあるとおり、川相がレギュラーとなった。心中では、川相のレギュラーはちょっと難しいかな?と思っていただけに、喜びはひとしおでした。

そう言えば、この川相がレギュラーを奪取した89年、当時週間少年ジャンプで連載していたマンガ、「THE MOMOTAROH(ザ・モモタロウ)」では、こんな場面がありました。

「したがって彼は五番ショートで使っていく!!」
「かんとく…僕はあ〜?」
「川井か……!」
「かわいそーだが、スタメンおち!」

当時の世間における川相の認識なんて、こんなもんなんだろうなあ、なんて苦笑いしたものです。

もう少し言えば、この89年、もう一人、ショートとして川相に匹敵するほどの活躍を見せた選手がいました。その選手の名は、緒方耕一。とにかく俊足で、打撃も、規定打席不足ながらも3割と好調。守備もなかなかいける。おそらく、監督によっては、川相ではなく、この緒方を積極起用したがる人もいただろうな、と思います。
しかし当時の藤田監督は、高い守備力と繋ぎ役に徹せる川相を重視しました。緒方はあくまでも、故障しがちなセカンド・篠塚のバックアップ要員か、外野。緒方も好選手なだけに、ちょっともったいない起用法でしたが、これだけ川相にこだわったのは、藤田野球のスローガンである、スルメ野球ならではでしたね。

とにかく、僕にとって川相と言えば、この89年が一番印象的です。

苦節7年目にして、ようやくレギュラーを獲った川相だったが、翌90年には、ゴールデンルーキー・元木が入団。甲子園のスターで華もある元木。早速強力なライバル出現となった。元木自身も、「ズームイン!朝!」にて、トメさんに「元木君は、ショートとサード、どちらも守れるけど、自分としては、どっちがやりたいの?」なんて問われて、「どっちかと言えば……ショートですねえ」なんて言ってたし。
それでも、川相は負けなかったなあ……と言いますか、元木の実力が思っていたほどではなかった。1年野球留年した元木、プロとしてやっていける力ではなかったんですね。

監督が長嶋監督に代わると、川相もだんだんと冷や飯を食わされるようになりました。まあ、若手の方に期待するのは当然と言えば当然なのですが。長嶋監督時代で一番印象に残っているのは、有名な94年の例のお立ち台ですね。
「ゆうた〜、たくや〜、なるみ〜、パパ頑張ったよ〜!」
他の人はどう思うか分かりませんが、コツコツと堅実に頑張る川相、なんとなく身近な存在に感じられる川相。そんな川相らしいヒーローインタヴューじゃないですか。

98年からは、7番で起用されることが多くなった川相。以前より送りバントをする機会が減ってしまいましたが、それでも川相はバントに対するこだわりなのか、セーフティバントを試みようとするケースがいやに多かったように思います。成功したことは、ほとんどなかったですけど。

99年の二岡登場により、川相もついにスタメン落ちし、バックアップ要員。守備固めで出場する際は、本職のショート以外にもサードにセカンド、そして外野だって守る、言わば、守備の便利屋……まるで王監督時代の川相を見ているかのようです。

しかし、現在の川相が、王監督時代と違うのは、バントという誰にも負けない武器を持っている事。このバントがあるからこそ、川相はただの守備要員に終わらず、今なお、現役として戦い続けている。
あとはこの川相が、何年現役でいられるかです。一ファンの僕としては、守備とバントがまだまだ健在なのですから、40歳までは続けて欲しいです。長田が入団し、鳥谷獲得の噂もあり。思いっきりポジションはかぶりますし、選手編成から行けば、引退が妥当なのかもしれません……。それでも!それでも川相にはまだ頑張って欲しい!まだまだ戦力として十分な価値がある!

そして、さらに川相の素晴らしいところは……ご存知でしょうか?川相のサイトを。そのサイトはリンク禁止となっておりますので、僕のサイトからリンクを貼ることはできないのですが、検索エンジンにて、「精密野球工学」で検索してみて下さい。巨人史を代表する名遊撃手である川相昌弘選手が、野球技術指導のために立ち上げたサイトがヒットはずです。とにかく基本から、画像を交えて、親切、丁寧に、そして誠実に解説されております。しかも、メールでの質問まで受け付けており、質問者側に立った姿勢は徹底されております。とにかく、"野球がうまくなってもらいたい"、"野球を好きになってもらいたい"という、川相の熱い思いが目一杯に溢れています。僕はこのサイトを読んで、もう川相の素晴らしい人柄に涙があふれそうになりましたよ。巨人ファンならご存知でしょう。毎年、川相が東京ドームの指定席に、全国の少年野球チームを招待している、"川相ボックス"を。プロ野球選手とは、夢を売る仕事。見たか!全国の野球ファンよ!これだ、これが川相だ!!!

まだだ、まだ頑張れ、川相よ!下位指名、長いベンチ生活、ようやくのレギュラー、ゴールデングラブ、ベストナイン……そして、ここまで上り詰めた男よ!

2003年7月1日
巨人、松井稼頭央を獲得!!??
何をバカなことを言っているのだ?
巨人が松井稼頭央を獲得?いらん!いらん!松井稼頭央なんていらん!
松井稼頭央はメジャーで頑張ってくれ!彼はメジャーで通用する選手のはずだ!メジャーで頑張ってくれ!頼むよ!

大体、巨人に入団したところでどこを守るのだ?
ショート?二岡がいるじゃないか!
二岡がサードに回る?今年、斉藤をサードにコンバートさせたばかりじゃないか!その斉藤はしっかり戦力になっているのに、斉藤の努力を水の泡にするつもりか!江藤だっている!江藤を広沢化させるのか!もう広沢化しているって噂もあるけど。
元木だっているし、宮崎、鈴木、福井といった雑草組も頑張っている!ルーキー・長田だって近年中に出て来るだろう!

松井稼頭央が外野へ行く?という話もある!
しかし、外野には清水、高橋がいる!ペタジーニは外人なだけに、いつまでいるかは分からないが、やはり斉藤ともポジションがかぶる!

打線は充実しているんだ!獲得の意味なし!

大体、FA騒ぎのたびに僕がいつも言うことだが、松井稼頭央がいる巨人なんて、巨人じゃないだろ!!!

松井稼頭央!メジャーで頑張ってくれ!絶対にメジャーで活躍できる選手だ!打率3割前後、2ケタ本塁打、30盗塁いけるだろう!
メジャーで頑張ってくれ!お願いだ!!

2002年11月4日
02年日本シリーズ。終了して、思い返す90年。
松井、プレッシャーに負けるなよ!
そして……嗚呼、小野仁………。
90年の日本シリーズ、西武4タテの要因として、第1戦一回表、デストラーデのスリーランがよくあげられますね。投手はおなじみの槙原(苦笑)。このスリーランで西武の流れとなり、そのまま4タテにいった、というのは、僕も間違いないと思います。ただ、実はその裏の巨人の攻撃にもポイントがあったんですよね。

巨人の先頭打者、篠塚が一塁に出塁。しかし、捕手の伊東が、牽制刺しのファインプレイ。これも90年日本シリーズのポイントだったと思うんですよね。あそこの巨人の攻撃が長引いて、流れが巨人に行っていたら、まだ分からなかったと思います。
「あ、あの野球頭のいい篠塚が、牽制アウトなんてダセーマネを……」
と愕然とした、当時中学一年生の僕でした。

そして、今年の日本シリーズ。シリーズの流れを決めたのは、ご存知のとおり、犠打を失敗させる捕手・阿部の2塁封殺。やはり初戦の一回のこと。

90年と今年、ともに捕手が流れを作って、そのまま4タテ。なんか因縁めいてますね。世代交替の波が感じられます。
でも、伊東も稀代の名捕手。コーチ兼任として、来年も現役続行らしいっすね。ガンバレよ!

90年の一軍選手で、今でも一軍として生き残っているのは、川相、桑田、清原、工藤、伊東、潮崎かな?そのうちの4人が今は巨人にいるとは、当時は想像もしなかったなー。想像できた人も、またいないだろうけど。今年、西武を4タテして、借りを返したとは言え、元西武選手の工藤、清原がともに活躍。ちと寂しい現状っすね。



松井メジャーかあ。寂しいけど、仕方ないっすね。もう、日本は制しちゃったし。行く場所は、もうメジャーしかないですよね。松井、技術と体力面では、十分通用すると思うんですが、一番心配なのは精神面。これまで何度か書きましたが、松井ってプレッシャーのかかる環境には弱いんですよね。
実力をフルに発揮すれば、打率3割前後、35本塁打はいくでしょう。
松井って、ホームランバッターだけど、レベルスイングなんですよね。つまり、スイングだけを見れば、秋山とかとは違って中距離打者。メジャーでも、やはり本塁打重視でいくんでしょうか?打率重視の打撃もできるだけに、どうなるのかも注目したいですね。
あっ、そうそう、巨人よ、松井の代わりのFA補強や、外人選手はいらないぞー。今年ブレイクした斉藤を外野手に据えて、その斉藤か阿部にクリーンナップ任せればいいじゃん。清水の3番も見てみたい。余分に穂強するより、松井放出のお金で、他の選手たちの年俸上げてあげればいいじゃん。素質ある選手、巨人にはゴロゴロいるんだからさ。



それで、その才能だけなら巨人ナンバーワン投手、小野仁がついにトレード。まあ、週刊現代の記事とかもありますし、何より伸び悩み続けているから仕方ないですけど、それでも超残念です。僕が見てきた巨人の左投手では、小野仁、潜在能力では間違いなくナンバーワンです。ダントツナンバーワンと言っていいかもしれない。
巨人の選手として、他球団の打者をねじ伏せまくるのを見たかったけど、もうそれもかなわない。悔しいけど。トレードが決まってしまったものは仕方ない!近鉄で、なんとしてもその才能が羽ばたいて欲しいところ。好投できない1番の理由はチキンハートだから、観客の少ない(失礼!)パ・リーグでしたら、大化けする可能性は十分。小野がイースタンで投げてる恐ろしい威力のストレート、あれは一軍選手だって打そうにないですが……。

ああ〜!!小野!早く本領発揮してくれ!!!!!その巨大な才能、早く世間に見せつけろ!才能をフルパワー全開したら、最多奪三振のタイトルも獲れるぞ!いつまでも2軍で無敵を誇っている場合じゃないだろ!おまえはそんな程度の投手じゃないだろ!もっともっと、も〜っと凄い投手のはずだろ!!ファンとしてもどかしいよ、小野〜!!!!!!!

2002年9月24日
原巨人優勝!やってくれたよ、前田!
原巨人優勝!原監督のコメントは、選手時代と変わらぬ爽やかさ!好感持てますねー。とりあえず、良かった、良かった。胴上げの前に、村田善が松井と「写るんです」で記念写真撮っていたのが、なんとも微笑ましかった。やることが庶民的で、村田善らしいっすね。二人は同い年の同期選手で、仲良いらしいし。
いやー、それにしても、監督が変われば、巨人ってこんなに強いチームなんだな、というのが、ハッキリと証明されたシーズンだった。清原、高橋と、クリーンナップが二人も抜けたのに、ビクともしない強さ。88年は、最初首位にいながらも、クロマティと吉村が離脱したら、みるみるうちに下がってしまったのになあ。古い話だけど。まあ、それだけ選手層が厚いってことですね。現在の巨人は。
今年は斉藤、川中、山田、十川、福井といった、これまで日の目を見なかった選手たちも、チャンスをモノにして次々と活躍!まるで89年の巨人、藤田マジックを見るようでした。カヤの外と言える選手がほとんどいなくて、まさしくチーム一丸、ファンとしては、とても楽しめる野球を展開していました。

でもなあ、負けて優勝というのは、画竜点睛を欠いたカンジで、ちょっと残念。しかも投手は前田。00年に優勝が決定した試合も、相手投手は、当時中日にいた前田だったなあ。前田は完封ペースだったのに、9回に突然崩れて、サヨナラ負けになったんだよなあ……。そして、今度は巨人でサヨナラ負け。何かの因縁でしょうか?

まあ、これで注目すべきは個人タイトルの行方ですね。松井の三冠王、上原の最多勝はもちろんですが、個人的には、清水の安打数と、桑田の防御率が気になるところ。とくに清水は、長嶋前監督の下では屈辱的な扱いを受けていただけに、もうグウの音もでないほどの記録を樹立してやって欲しいですね。
巨人からのベストナインはどうだろ?松井、清水、上原、阿部かな?

とにかくやったぞ!巨人セ・リーグ制覇!おめでとう!!!!

2002年9月9日
さらば、阪急ブレーブスの生き残り……。スローカーブ王子・星野伸之引退!
うおおあああ!!またも僕の好きな選手が去って行く!今中と並ぶスローカーブの魔術師・星野伸之が引退だ!
さすがに限界が見えていたとはいえ、やはりいざ引退と聞くとなると、惜しすぎる……。技巧派投手と言えば、地味で、スポットが当たりにくい投手が多いですが、あの投手には華がありましたし、中学生並のスローストレートということもあって、目立っていましたね。もう、あのスローカーブが見れないのか。カーブと言えば、工藤、桑田、岡島、佐々岡、加藤博人あたりも有名だけど、軌道の美しさという点で、やはり星野と今中は別格だった。星野って若い頃、スローカーブの曲がりが大きすぎてワンバウンドし、捕手も取り損ねたボールが球審の股間急所を下から直撃!その球審は気絶してしまったというエピソードがあるそうですね。うわ〜。

星野と言えば、MAXでも120キロ程度のストレートと、左腕独特の球筋で大きく曲がるスローカーブが有名ですが、時折混ぜてくるSFFも、僕としては印象的です。ストレートとほぼ変わらない球速と軌道から、打者の手元で小さく落ちるので、相当クセモノ。自分のストレートをどう生かすか、本当に知り尽くしていた投手だった。テイクバックも極端なまでに小さくして、球の出所を見えにくくしてたし。野球というスポーツは、技>力というのを、まざまざと証明してくれました。あの"匠"の投球術、惚れ惚れする魅惑の世界……。
まあ、スピードがまったくないだけに、コントロールが決まらない時は、悲しいぐらいの勢いでKOされていたけど。

これで、阪急時代の生き残りが、また一人いなくなりました。あと残るは、藤井と現・阪神の伊藤ぐらいでしょうか?両者ともに、今年でやばそうですけどね……。僕、藤井も好きなんですよね。

それにしても、僕の好きな選手がどんどん引退していくなあ。寂しい……。

2002年6月18日
日本、トルコに敗北!!韓国、イタリアに勝利!!
いやー、ついに負けてしまった日本!攻撃時間は日本の方が長かっただけに、なんとも惜しまれるゲームだった!悔しい!!残念!!
個人的には、アレックスをひっこめないで欲しかったなー。最終ラインへのパスが何度も跳ね返されていたから、ドリブルで前を向いたまま、無理矢理突破をはかった方が活路を見出せたような気がする。
FWも、西沢、鈴木よりも中山と交替して欲しかった!まあ、ワントップのフォーメイションなら、西沢が一番向いているのは間違いないんだけど、それでもなあ……西沢ってここ一番に弱いし。逆にここ一番に強いのが、中山だしね。
あとは川口も見たかった!まあでも、これは仕方ないでしょう。たとえ川口でも、結果は同じだったろうしね。

思えば、日本代表がチュニジアを破って決勝トーナメント進出を決めた日、日本サッカー界の父、クラマーさんがこう言っていた。
「このチームに釜本がいれば、ベスト4入りできる」
これってやっぱり、クラマーさんは日本代表FW陣の力不足を、既に分かっていたということかな?まあ、日本代表の場合、中盤の選手と比べて、前線の選手の方がワンランク落ちるというのは否めない。

それと、なんか話だとトルシエ監督、日本にはそれほど勝ち進んで欲しくなかったみたいですね。
「日本が進出しすぎると、W杯の格が落ちる」みたいなコメントを、フランスではしていたそうで。
あと、僕の好きなマンガ家、鈴木みそ先生のサイトで知ったのですが、トルシエ監督は、ロシア戦終了後に、フランスのテレビ番組のインタビューで、
「ここまで日本が頑張るとは私自身、思わなかった。」っぽいことを述べていたらしい。
おいおい、もしかしたらトルシエ監督、あんまりヤル気なかったんじゃないか?なんて、余計なこと考えてしまいますよ、僕は。

いやいや、次の日本代表監督は一体誰がなるのでしょう?ミルティノヴィッチ?またはヴェンゲル?あっ、ヴェンゲルって、まだアーセナルとの契約が残っているんでしたっけ?まっ、個人的には外国人監督がイイですね。
そしてその一方で、韓国がなんと強豪イタリアを撃破!
いやー、驚いたと言えば驚いたけど、正直、同点に追いついた時点で、韓国勝利の雰囲気が既に漂っていた。いつ相手ゴールをこじ開けてもおかしくないカンジ。日本の攻撃みたいに、攻め続けても、肝心のラストパスが全然でない状況とはわけが違った。
何より印象的だったのが、韓国の選手、日本の選手よりはるかに闘志がありますよ。一勝にかける執念みたいのが、決定的に違う。日本の選手なんて、残りの試合時間あとわずか、負けている状態だというのに、なぜか笑っている選手がいた!!これには、まったくもって不思議でならない。最終ラインまでボールを持っていって、お約束のように最後にははクリアされていた。まあ、気迫の違いが、結果となって現れたということかな……。

日本代表チーム、心の奥底で、「決勝トーナメントまで来たんだから、とりあえず一仕事はしたよな」なんていう思いがあったような気がするんだよな。日本は攻め続けていても、いっこうに点を獲れる雰囲気なかったしなー。まあ、典型的な負けパターンなのですが。

正直言ってしまうと、W杯で韓国の方が日本を上回る成績をおさめたのは悔しい……。でも、同じアジア人として言おう。おめでとう!!韓国!!
黄善洪は昔から好きだしね。
あ、はい、それで、僕の優勝予想、早くもハズれました。アルゼンチン、まさかの予選敗退……。イタリアも姿を消した今、現段階で、優勝候補と言えるのはブラジル、イングランド、スペインといったところでしょうか。この中からなら、優勝するのは、なんとなーくイングランドのような気がしますが……。

2002年6月1日
W杯優勝は?
ついに開幕しましたサッカーW杯!1日遅れてしまいましたが、僕の優勝予想は、ズバリ、アルゼンチンです!ちなみに僕、98年のW杯優勝予想はフランスで的中。94年W杯優勝予想はオランダで、こちらはハズレでした。

2002年2月16日
仁志2番?
思っていたよりも、ずっと期待のできる監督ぶりを発揮している、原監督。若手のヤル気を引き出しているのが、なんとも嬉しい。昨年までの場当たり的な補強で、発展途上の選手たちの居場所がなくなる、前監督とはやり方が全く違う。選手が足りなければ、獲って来るのでなく、育てるという、本来の方法に戻りつつある。巨人が、再び「手作りの球団」になるのも近そう。数年後が楽しみだ。
まあ、まだ結果が出ていないので、評価を出すにはまだ早いけど。
しかし、そんな中で、はじめて疑問に思える起用法が出てきた。
なんと、仁志を2番で起用するというのだ。あのブンブン振りまわし、四球を選ぶことなく、出塁よりも長打を狙ってそうな仁志が2番?なんとも不可解だ。せっかく清水が出塁しても、仁志の時点でリズムがキレそうな気がするし、何より併殺の可能性が高そう。仁志自身にも、「新しいタイプの2番打者を目指す」とのコメントで、やはりつなぐ意識が感じられない。うーむ、清水を1番に持ってくるなら、2番には器用な元木を持ってきた方が良いと思うのだが……。そして、仁志は7番に入れる。仁志の場合、一発があるから、7番に入っていれば怖いでしょ。その逆に、仁志みたいに、つなぐ意識のない選手が2番にいたって、他球団はたいして怖くないだろう。

そして、トップバッター予定の清水。これはこれで良いと思うのだが、ちょっともったいないようにも思える。その理由は、彼の得点圏打率の高さだ。どちらかと言えば、チャンスメイクよりも、ランナーのいる場面で清水が出てきた方が、相手投手にとっては怖いと思うんだけど。まあ、1番なら1番で、相手もイヤだろうけど思うけどね。清水には、今年こそ首位打者争いに名を連ねて欲しいし、シーズン一貫して1番打者で出場すれば、最多安打賞の可能性だってある。
僕自身がファンという事もあるけど、清水、期待してるぞ!
とか言いつつも、ただ単純に、「つなぎ」を重視するなら、今でも最高の2番打者は、川相なんだろうなあと思う。
まあ、二岡がショートに定着すれば、二岡と清水とで1・2番コンビを形勢(どちらが1番、2番でもOK)。そして仁志を7番に据える事もできるんだろうけどね。

2001年11月20日
さらば香田よ!89年日本シリーズ第4戦!
なんと、かつての巨人黄金の投手陣の一角を担った、香田勲男の引退が発表された!まさか香田が……。今年の日本シリーズでも投げたし、まだまだやれる雰囲気を残していたのに……。

香田と言えば、誰もがあの試合を思い出すだろう。そう、89年日本シリーズ第4戦。プロ野球史上、屈指の大逆転劇として知られる、あの名勝負だ。あのシリーズにおいて、「巨人5人目の投手」にしかすぎなかった香田が、確かに巨人の歴史に名を刻みこんだのだ。
本当に思い出深い。あのシリーズ、巨人はいとも簡単に3連敗を喫して、崖っぷちの大ピンチ。そんな状況で、マスコミより発表された、巨人の先発予想は、なんと香田。
「香田で大丈夫なのか?」そう思ったファンも少なくなかったはずだ。
あのときの僕は小学6年生。巨人ファンの友達は多かったのだが、この状況においても、なお巨人の優勝を信じていたのは、巨人バカの僕だけだった。
「いくらなんでも、もう無理だよ」
そんな雰囲気が、クラス全体を支配していた。周囲はすっかりシラケムード。
「情けないよな」
「つまらないよな」
「もう終わりかあ」
そんな声ばかりが聞こえていたが、巨人バカの僕だけは違った。
「いや、違う!まだ終わっていない!まだ日本シリーズは終わってないぞ!勝負はゲタを履くまで分からんぞ!まだ巨人は負けてない!まだだ、まだ巨人はやれるはず!」
僕は半分意地になり、クラスのみんなへの対抗意識もあってそう言っていた。ほとんど無理矢理、巨人の優勝を信じ込もうとしていたのだ。自分が「優勝は無理だ」と言ってしまったら、なんとなく、「巨人の優勝は無理」と言っている連中に負ける気がしていたのだ。
そして僕は、ほとんどヤケくそで、皆にこう言い放った。
「今日のな、先発は香田だからな。絶対4点差以上の差をつけて完封する!そしてそのまま、4連勝して優勝だ!」
このときは単純に、「もう無理だよ」と言っている連中への対抗意識で言っただけだった。ところがところが、その香田、なんと本当に、5−0で完封勝利!そしてそのまま、巨人は4連勝して優勝!これ、ウソのような本当の話です。

あのとき、香田は24歳。今の僕と同じ年だ。そして、あれから12年。香田はもう36歳。プロ18年。近鉄投手陣のベテラン格だ。
香田は引退後、近鉄の投手コーチに就任するらしい。すっかり、近鉄の人となったんだなあ、香田……。
香田の生命線はカーブ。そのカーブを軸に、香田はいつも丁寧なピッチングをしていた。考える投球をしていただけに、理論もやはりあるんじゃないかな?良きコーチとして、近鉄投手陣のレベルアップに貢献する事を期待します。

嗚呼!さようなら香田 !!巨人を救った、あのスローカーブ !!!

2001年10月1日
長嶋監督ばかり!
定期購読している読売新聞を読む。やはり扱いが大きいのは、高橋尚子よりも長嶋監督。あらら……。本来ならどちらが大事か……。まあ、読売新聞だし、これは仕方ないだろう。
学校へ行く途中に、記念に報知新聞を買う。こちらも巨人の扱いが大きいのは、まあ、仕方ないのだが、一番腹が立ったのは、どうして斎藤、槙原、村田の扱いがあんなに小さいのだ !?(ドカーン !!)巨人に関しては5ページを割いているが、どこも長嶋監督ばっかり!三人の引退に関しては、3/4ページしかない!なんたることだ!せめて2ページは割かんかい!実質的には、長嶋監督よりもこの三選手の引退の方が、巨人にとってはずっと痛手のはずだし、少なくともここ10年に関しては、この三選手の方がずっと球団の功労者のはずだ!
どうして、どこもかしこも長嶋監督、長嶋監督なの?そんなに長嶋監督が辞めていくのが悲しいのか?そんなに長嶋監督が惜しいのか?ハッキリ言って、全然惜しくない!お疲れ様でしたとは言いたいが、安堵感の方が強い。

90年代の功労者、斎藤、槙原、村田真一をもっともっともーっと、ドでかく扱え!とくに斎藤なんて、巨人を代表するどころじゃない、球界を代表するスーパーエースだぞ!
平成最高の投手・斎藤、豪腕・槙原、その二人をリードし続けた村田、この3選手を惜しむ世の声が、マスコミには聞こえんのか!最後まで、無理矢理長嶋監督をヒーローにするな!

僕は駅のホームで歯軋りしながら、この記事を読んでいた。

今中引退 !?そして西崎も!
中日の元エース、今中慎二が来季の戦力外となっているらしい。マジか?まだ30歳じゃないか!確かにストレートの威力はかなり衰えていたが……。
あのナイフのようにキレのある、150キロ近いストレートに、華麗な弧を描くスローカーブとのコンビネーションは芸術だった。今中よ!蘇れ!そして巨人相手に、またあの美しい投球を疲労してくれ!スローカーブをもう一度!

そして、西武の西崎幸広投手も引退が決まった。かつての日本ハムの若きエースも、もう37歳かー。月日の経つのは早いものだ。こちらはまあ、年齢やここ数年の成績を考えると、仕方あるまい。かつての西崎は、ストレートとスライダーのキレで勝負する、バリバリの速球派。ルーキーから3年連続15勝以上を達成した、全盛期は本当に凄い投手だったな……と言うか、カッコ良い投手だった。ピシピシと小気味よく投げ込む投球スタイルも、ルックスも。まあ、今でもルックスはカッコ良いけど。うらやましいぞ。入団時から、完成度の高い投手だった。阿波野との、ハイレヴェルな新人王争いが忘れられません。

関係ないが、僕は西崎と言えば、「ねるとんね紅鮭団」を思い出す。あの「ねるとん紅鯨団」の芸能人スペシャル版だ。年に1回の割合で放映されており、この番組における男性陣の目玉は、当時野球界のトップアイドルだった西崎投手。その西崎、なんと2年連続で井森美幸とカップルとなったのだ。2年連続カップルと言うのも、また奇妙な話だが、その後、井森美幸とはどうなったのだろうか?たまに芸能ニュースで話題になったりもしたが、まあ、今となっては遠い話だ。

それにしても、斎藤、槙原、今中、西崎……と、エースの称号を受けし者がどんどん引退していくのはなんとも寂しい限り。

元エースの戦力外通告と言えば、阪神の中込、吉田豊彦もそうだな……。格が違うけど。
そうそう、阪神の誇るいぶし銀、和田も引退だ。和田もいい選手だったな……。僕、和田好きだったんですよ。

2001年9月30日
さよなら、そしてありがとう。90年代最強のバッテリー !!
斎藤、村田真一引退の報道が、ど〜してあんなに扱いが小さいのか?ど〜してあんなにも世の中は長嶋監督一色なのか?ど〜してあんなに長嶋監督の選手時代のVTRを流すのか?ど〜して主役が長嶋監督になっちゃうのか?サッパリ理解できん!
試合は選手たちのものだろが!引退する斎藤、槙原、村田真一、三人のVTRを流した方が、よっぽど気がきいてるってもんだ!チームメイトたちの、三選手に対する思いとかは、何でインタビューしないの?やたら長嶋監督を持ち上げやがって!マスコミよ、ええかげんにせい!あの巨大戦力を有しながら、優勝を逃し続けたヘボ監督が退任するだけのことだろが!!
なぜそれを惜しむのだ?ごく当然の事だろう!
三選手の引退会見も、やけにアッサリしているし……。
斎藤は引退会見で「140キロ出したいですね」とコメント。やはり、速球派としてのプライドですな。

そして、ついに最後の試合開始。最初に3点取ったと思ったら……あれれ、横浜打線がパカパカ打つ。高橋尚も、上原もパカパカ打たれる。まあ、勝負の世界に、偉大な選手が辞めるからって、温情は無用だから、仕方ないっすね。横浜も必死なのだろう。そりゃそうだな。9回は槙原、斎藤のラスト登板で、打つわけにはいかないのだから。
解説の堀内さんは、「引退試合で負け試合は記憶にない」と話していたが、ちょっとちょっと、原の引退試合は負け試合でしたよ。
それにしても、高橋尚も上原も球にキレなし。これじゃ、引退する斎藤と槙原も、「あとは任せたぞ!」なんて言えないよ。あ〜あ……。

20時半あたりから、ビデオ録画を開始。この記念すべき試合、なんとしても保存しておかなくては。使いかけのテープだが、まあ、なんとか最後まで持つはずだ。
村田真一が最後の打席でヒットを放つ。打たせてくれたのだろうか?よく分からないが、とにかく嬉しかった。

そしてついに9回!大投手二人のラスト登板だ!長嶋監督がマウンドで槙原を待つ!ああっ!ボールを受け取る槙原!ああ、終わっていく!ついに終わりが来る!斎藤、槙原の時代が終わっていく!
槙原の投じた球はすべてストレート。球速は140キロを超えることなく、やはり身体ができていなかったんだな。個人的には、スライダーとフォークも見たかった。
続いて登板した斎藤のストレートも、140キロを超えることなし。考えてみれば当たり前か。140キロ超えるだけのパワーがあれば、引退は考えないよなあ。
横浜の選手は明らかに故意の空振り。あれほどミエミエなのはいささか興ざめでもあったが、まあ、仕方ないだろう。横浜の選手さん、気を使ってくれて、ありがとう。
これで終わった……もう、あの三選手のプレイを見ることはない……。

さようなら、斎藤!槙原!村田!
そしてセレモニー。僕は思わず目が潤みましたよ。巨人ファンならそうでしょう。
次期監督の、原が引退する選手たちに声をかける……。
「槙原、マキ!」
「村田、チュウ!」
おお、なんて原らしいスピーチ!僕も忘れないぞ!三人の勇姿を!
「斎藤、セイロク!」

そのとき!

ウィッ!ギッ、ヂュイーン…………
妙な機械音……なんだこれは………
あっ!


ビデオのテープがきれやがった!
が〜ん………いいところだったのに……ショック………。
そんな引退騒ぎの一方で、高橋尚子選手が本当に驚異的とも言える数字で、マラソン女子世界最高記録を樹立!こちらも感動したなー。男子たちに混じってぐんぐん追いぬいていく姿は、ただただカッコ良かった!
それにしても昨年のセ・リーグ優勝といい、高橋選手が活躍すると、その裏では必ず巨人に何かがありますな。これで新聞社が、引退セレモニーと高橋尚子・世界新記録達成!の、どちらを一面トップに持ってくるか、注目です。
どう考えても、高橋尚子・世界新記録達成の方が、重大ですけどね。

2001年9月29日
一つの時代が終わった……。
平成最高のエース・斎藤雅樹と、その恋女房・村田真一引退 !!! 
まさか、まさか、まさか!90年代巨人の牽引車、斎藤雅樹と村田真一が引退!
昨日の槙原引退に続き、この報を聞いて頭の中が真っ白になった巨人ファンは僕だけではないはず!
斎藤、あの5連投をやる体力から、まだ来年もやると信じていたのに!長嶋監督退任が決まって、来年以降は投手ツブし采配もなくなるだろうから、引退を思いなおしてくれるだろうと思っていたのに!ケガなくシーズンを越せれば、まだ2ケタ前後は勝てるだろうし、200勝だってもちろんできたはずだ。ストレートも変化球も、確かに衰えてはいたけど、コントロールと投球術で十分カバーできるだけの投手のはずだ。

全盛期のピッチングは凄かった……角度あるサイドハンドからMAX148キロ弾ストレート、逃げきるカットファストボール、逆方向へキレるシュート、打者を泳がすカーブとシンカー、そしてどれもが絶妙のコースにビシリと決まる……嗚呼、さようなら、斎藤!平成最高のエースよ!。
そして村田真一!今年は阿部がなかなか頼りにならず、少なくともあと1年はやって欲しかった……。
巨人ファン、これでまた減りそうだな……。これだけの投手でも、名球界に入れないのか〜。
桑田がまだいるものの、これで三本柱の時代は終わった。次代の巨人投手陣を担うのは、上原、高橋尚、入来、條辺、岡島あたりになるのだろう。しかし全員、まだまだ三本柱の全盛期には及ばない。みんな、頑張ってくれよ〜。
さて、昨日に引き続いての長嶋監督の退任だが、一夜明けて、選手たちから長嶋監督への思いが語られた。今後は名実ともに、投手陣の精神的支柱となる桑田であるが、
「一切、情を挟まず、勝負にはとても厳しい方だった」
とのコメント。長嶋監督の非情な投手ツブしを暗に批判しているようにも聞こえる。
そう言えば去年、長嶋監督はおそらく唯一の温情采配をした。そう、斎藤復活のマウンドだ。斎藤をリリーフした岡島を、あと一人のところで桑田に交代。斎藤先発で桑田が抑える、という茶番演出をしたかったのだろう。
しかし交代した桑田は、ディアスに逆転ホームランを打たれ、斎藤の復活白星はお預けとなった。そして長嶋監督は、「点を取ってやれなかった打線が悪い」と、思いっきり言い訳。どう考えても、長嶋監督自身の采配ミスだろ!!
あのとき、桑田を慰めている斎藤の姿には、本当に感動したものだった。

それにしても、斎藤、桑田、槙原と、150勝投手が同チームに三人も同時に並び立つなんて、かなり稀有な事ですね。昔の巨人で、スタルヒン、中尾、藤本、そしてスタルヒンが移籍後は別所と三人いたことはあったようですが、今後、こういう事はあるのでしょうか?
これで長嶋監督、斎藤、槙原、村田真一と、90年代の巨人の顔とも言える選手がごっそり引退。これで、残る"生き残り"選手は川相と桑田のみと言える。二人とも、まだまだ頑張れよ!川相、なんとしてもバント世界記録達成だ!

2001年9月28日
長嶋監督辞任!!と、豪腕よさらば !!!
長嶋監督がついに辞任となった。とりあえずは「お疲れ様でした」と言いたい。しかし同時に、辞めてくれてホッとしている。93年に就任したときの、「5年契約」を聞いたとき、僕は愕然としたものだった。「そんな長期間に渡って、監督をするのか?」と。
解説や普段のコメントから察して、藤田監督より良い采配がとれる人とは到底思えなかったのだ。そして実際、シーズンが始まると、予想どおりの珍采配を振るってくれた。

97年のシーズンが終了し、契約満了となったにも関わらず、さらに契約を更新したのは、こちらにもまた愕然としたものだった。しかし、ようやく辞任である。毎年オフになると、僕は「早く辞めてくれないかな」「今年こそ辞めてくれないかな……」とずっと思っていたので、これは嬉しい限りである。
後任は原監督。“夢の続き”というわけですな。個人的には、堀内か江川、もしくは篠塚あたりに就任して欲しいのだが、もともと次は原監督の予定で、原をヘッドコーチに据えていたのだから、これは妥当なところだろう。正直、不安なんだけど。

長嶋監督は名誉監督になるとの事だが、現場にはもう、一切口は出さないで欲しい。
ただ、おそらく原監督になっても、大雑把野球は変わらないだろう。小技が得意で地味な選手は冷や飯を食わされるままだろうし、若手にはなかなかチャンスは巡って来ないだろうし、金にあかせた補強も変わらないだろう。ただ、投手ツブし采配だけはなくなると信じたい!
あ、でも原ってお人良しだから、長嶋監督と違って、コーチ陣の言う事には熱心に耳を傾けてくれそう。コーチたちよ、原監督を助けてやって下さい。
ただ、一番の不安がナベツネである。人の良い原新監督に対して色々と余計な注文をつけたりしそう。さらに言えば、精神的に追い詰めたりもしそうである。原って人が良いから、なんでも素直に聞いちゃいそうだし。ナベツネが引退してくれれば万万歳なんだけど、こちらはおそらく、動けなくなるまでの終身オーナーだろう。あ〜あ……。
さて、長嶋監督の嬉しい辞任報道だが、こちらは悲しい槙原引退である。
西本、篠塚、吉村に続いて、僕が個人的に好きな選手がまた一人引退となった。首脳陣から、やりたくもないストッパーをやらされて、そのまま引退とは、槙原にとって未練が残る終わり方だと思う。せめて先発に戻ってから、引退して欲しかった。
ズバ抜けた能力の割には、タイトルにあまり縁のなかった投手であった。97年あたりから身体に締まりがなくなってきて(太った)、球威も確かに衰えていたが、スライダーとフォークにはまだまだキレがあったし、ストレートにこだわらなければ、もうひとふんばりできそうな気もしないでもないのだが、身体に復調のメドが立たないとなれば、もう限界という事なのだろう。僕としては非常に悲しく、また残念である。
槙原、今までありがとう!あのストレート、スライダー、フォーク、僕は忘れないぞ!
しかし、長嶋監督辞任で、槙原引退がすっとんでしまった……。かわいそうだな……。