ロドニー・ペドラザ | ||||||||
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プロフィール |
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獲得タイトル | 00、01年・最優秀救援投手。 | |||||||
通算成績 | 登板 | 投球回 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 防御率 | 奪三振 | 四死球 |
187 | 202 | 12 | 12 | 117 | 2.99 | 126 | 38 | |
巨人時成績 | 7 | 6 | 1 | 1 | 1 | 12.00 | 0 | 2 |
ツーシームと変化十分の縦スライダーを武器に、ダイエーのストッパーとして活躍。その不思議な変化は、スピットボール(唾を付けて投げる反則投球)じゃないか?とも言われていた。 タイミングがとり辛い遅いリリースポイントと、低目へのコントロールの良さで、一発を打たれる危険性が少ない。四球で崩れる事もない。当たっても芯を外す。この特性はまさに抑えにうってつけで、99、00年のダイエーの連覇に大きく貢献。とくに99年6月には、11試合に登板して防御率0.00!と、月間MVPに輝いた。 しかし、勤続疲労のため年々球威が落ちており、140キロ台半ばを計測していたストレートも、140キロそこそこに。01年のタイトル獲得も、起用されていた場面と、登板回数の多さが手伝ってのもの。ダイエーを逆転負けに導くケースも増え、特に01年7月9日、ボーリックに打たれた延長サヨナラ満塁本塁打は有名だ。 さて、巨人では、ベイリーとともに右の中継ぎとして獲得。河原がクローザーとして働けなかった場合は、その代理としても期待された。しかし、衰えが顕著のため、当然のように大失敗。 河原が炎上続きならば、このペドラザも炎上続きと、違う意味での代理を十分に務めてしまった。 ストレートの球速は130キロ台後半とさらに落ちており、コントロールまで悪くなっていて、真ん中に集まりがち。そのピッチングスタイルに、豪快な打たれっぷりは、まるでベイリーがもう一人いるようであった。実力を例えると、ベイリーがカナディアンマンなら、このペドラザはスペシャルマン。二人揃って炎上系。まさしく、ビッグ・ボンバーズである。 6月7日には右肩痛のため帰国。何しろ、これまで右肩を2回も手術しており、既に限界が来ていたのだろう。6月16日には早くも解雇となった。 |
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