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走水の大アジに挑戦

 

 

平成12年10月21日、いつもの日暮氏と共に走水の大アジを狙うべく、大アジ専門の広川丸さんに釣行した 。

横横で佐原(最終)で降り、車で向かう途中左手に海が見えたが、天気は晴天無風べた凪で久里浜沖は湖のように静かである、

広川丸は走水沖にこだわり、周年大アジ狙いで出船する。午前、午後、春から夏にかけて早朝の船が出る

各5000円はとってもお得と考えて良いであろう。

すぐに到着、駐車場に車を止め私と日暮氏はクーラーボックス一つ持ち受付へ行く、ちょうど午前船にのっていた人たちが

続々と帰ってきた、クーラーを覗くとまあまあの型が数匹入っていた。

宿に入ると、かっぷくの良いおばちゃんが豪快にどんぶりにご飯をよそり、大きな鰻の蒲焼きを乗せていく

「どんどん食べなよ!、ほら食え!」と威勢の良い声で迎えていた、よく、とん汁やお菓子なんかを出してくれるところ

はあるが鰻どんぶりとはまた豪勢である、皆が頬張っている横で受け付けをする

竿、リール、天秤、500円(安い!)仕掛け付き、を借りていざ船へ、綺麗な大きな船だそこに15人ほど準備をしている

左舷同の間にミヨシ側に日暮氏とも側に私が乗り、コマセや道具のセッティングをしているうちにエンジンが掛かり

出発進行!!

港を出て5分ほどの所でスローになり潮回りをし、ハイドウゾ!の声、こんな近くで?と驚いたが仕掛けを海底へ流し込んでいく

さほど潮はきつくない、人数も余裕が有るのでお祭りの心配もなさそうだ、仕掛けが底につき2M巻いて一振り1M巻いて

ホルダーへ。・・・・・・・・・・・・・ 釣れない、まあコマセが効くまでしばらく辛抱。

とそのとき船長の「オラオラ来たぞ来たぞフィッシュフィッシュ!」の声、右舷ミヨシ付近にいた人の竿が大きく曲がっている

タモ取りされたのは間違いなく真アジだそれもでかい!45aは有るだろう、続いて左舷ミヨシ付近の人も40a程が掛かる

そのとき「アッ!やられた」、「ウワッこっちもだ」の声、見るとミチイトが切られ天秤とビシが海底へ。

鯖フグである、先日出船してすぐに全員切られ一度港に引き返すという事もあったそうだ、「あげて!急いで!」と船長の声

皆大急ぎで巻き上げる、電動リールの人は楽そうだ、巻き上げ途中にも「あっやられた」の声が2,3ある、かろうじて

私と日暮氏は難を逃れた、「しばらく休憩しましょう、10分ほどで鯖フグは散ると思うから」と船長。

そして10分後ドウゾの声、しかしすぐに切られる人が出て場所移動、15分ほど走りドウゾの声、第一投、私の竿にいきなりガツンと

大きなアタリ、慎重に巻き上げ魚が浮いた「マダイだ!マダイ!」船長が叫び、仲乗りさんがタモアミを持って駆けつけ、見事一発で

すくってくれた、30a程の子ダイではあるが初めて釣ったマダイだからやっぱり嬉しい!!!

此処では、船中25a〜35a程の中アジがほぼ入れがかり状態で、1時間ほどお土産を確保する

お土産も十分釣れたし、ここはやはり走水の大アジを狙いたいところだ、船長も移動しますからあげて下さいとアナウンス

いざ先程の大アジのポイントへ!

ここでは大アジ中アジがぽつぽつ掛かり、私も45a程の大アジを3尾釣り、その大きさに驚いた。

外道にはカマス、大中鯖、マダイ、が掛かったが時には大平目や大マダイ、ワラサ、なども釣れるそうだ。

鰺は大きくなるとアジだけに大味になるなんて事を聞いたことがありますが、ここ走水のアジは絶品です、自宅にて

アジを三枚におろしたところ、腹の中は脂がものすごく乗っており包丁の切れ味が鈍る程でした、身はもちろん

プリプリで脂が乗っており、甘く我が家では瞬く間に消えてしまいました。

翌日の鯖の塩焼き、鰺フライもこれまた絶品で言うことなし、釣り味、食味ともに最高でした

一つ心残りは私の隣に乗船していたカップルの女性が船酔いに苦しんでおり、私が酔い止めの予備を持参しなかった事です

いかに他人でも苦しんでいるのを横目にしてしまうと「あー予備を持ってきておけばこの女性は楽しい一日になったのになー」

って思いました、これからは酔い止めは多めにポケットの中に入れておきます。

それと、船酔いする方に吉報です ”さきイカ” が酔い防止に効くことが私の体で証明出来ました、もちろん酔い止めは飲みますが

ちょっとやばいかなと思い始めたらさきイカをほおばってみて下さい、効きましたよどうです?騙されたと思って一度やってみて下さい。

 

広川丸HP