環境政務次官

 

任期間 

平成7年8月10日〜平成8年1月11日(組閣名簿)

環境政務次官就任にあたって

 国民が豊かで安心できる暮らしを実現していくためには、その基盤となる環境を守り、子孫に引き継いでいくことが重要です。

 それは、我が国の美しい恵み豊かな自然環境だけではなく、我々の生活しているこの地球の環境に対するあらゆる負荷を全力で低減していかなければならない、ということを意味します。


  しかし、現在、既に地球温暖化の影響が海面上昇等の形で現れ始めるなど、地球規模の問題が国際的にも大きな課題となっています。

(総理官邸にて)

 また、ダイオキシン・環境ホルモン等の化学物質問題、廃棄物問題など生活に密着した問題も次々と顕在化し、国民に大きな不安を与えています。
  こうした問題を解決するためには、大量生産・大量消費・大量廃棄という我々のこれまでの経済社会システムや生活慣行を見直し、環境への負荷の少ない持続可能な経済社会への転換が必要です。

 持続的発展が可能な、これまでとは質の異なる新たな活力ある社会を目指して、環境行政の総合的・計画的な推進に全力を挙げて取り組まなくてはなりません。

 また、環境省創設の動きとあいまって高まりをみせている国民の環境行政に対する期待に応え、21世紀を「環境の時代」とするよう、顔の見える環境行政を進めてまいります。

(環境政務次官室) 

任のご挨拶

環境政務次官を拝命いたしました狩野安でございます。
御承知のとおり、環境行政は、国民の健康を守り、良好で快適な生活環境を確保するとともに、豊かな自然環境を保全し、さらにかけがえのない地球の環境を保全するという重大な使命を有しております。
私は、こうした責務を深く認識いたしまして、大島大臣を補佐し、環境行政の推進に全力を傾注したいと考えております。
皆様の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げまして、私のあいさつといたします。

 

主な行事・活動

第6回世界湖沼会議開会式(つくば市)

平成7年10月23日(月)

私の地元、茨城県の筑波大学で、第6回世界湖沼会議が開催されました。「人と湖沼の調和 -持続可能な湖沼と貯水池の利用を目指して-」をメインテーマに、湖沼や貯水池が直面している環境問題の解決に向け研究者、市民、行政、企業が一堂に会し討議を行いました。

 皇太子同妃両殿下がご臨席されるなか開会式が行われ、私も環境庁の代表として挨拶いたしました。

(第6回世界湖沼会議開会式にて)

 世界的に富栄養化や水位の低下、酸性化、生態系の変化といった多くの問題に直面している湖沼について、21世紀に向けた適切な管理とよりよい環境の創造のための指針を検討していかなければなりません。

 5日間にわたって開催されました会議には、約80の国と地域・国際機関から約8,200人の研究者、行政担当者、市民、企業関係者が参加した会議は、汚れた湖沼の再生と持続的な湖沼の利用を目指すための「霞ヶ浦宣言」を採択して閉会致しました。

 

埼玉サミットの開会式

平成7年10月24日(火)第3回気候変動に関する世界自治体サミット(埼玉サミット)開会式にて、環境庁を代表して挨拶を行いました。

 近年の地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨問題など、地域や国境を超えた地球環境問題が顕在化しております。

 とりわけ、人口の増加、生活水準の向上に伴う化石燃料の燃焼などに起因する温室効果ガスの増加による地球の温暖化は、緊急の課題である。

地球温暖化問題については、1994年3月に発効した「気候変動に関する枠組み条約」に基づき

(埼玉サミット開会式にて)

各国における取組が推進されておりますが、気候変動対策に取り組む自治体の役割の重要性、特に国際的な情報交換及び自治体間の協力の必要性を踏まえ、本サミットが開催されました。

今回は55ヶ国、202自治体及び一般市民等約2,200名が参加、。
「自治体から始める気候変動対策」の全体会には232名が参加し、埼玉県知事が提案した「環境に関する情報を収集、発信するためのセンター的機能の創設」及び「環境を保護し、又は改善するため地方が行った優れた努力を表彰する国際環境賞(仮称)の創設」について盛り込まれた「気候変動に関する世界自治体宣言(埼玉宣言)」を採択し、盛会のうちに終了致しました。