国民福祉委員会(01号)

平成11年11月11日(木) 10:00開会


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   委員氏名

    委員長       狩野  安君
    理 事        小池  晃君
                清水嘉与子君
                塩崎 恭久君
                武見 敬三君
                常田 享詳君
                中曽根弘文君
                中原  爽君
                水島  裕君
                今井  澄君
                勝木 健司君
                佐藤 泰介君
                松崎 俊久君
                柳田  稔君
                沢 たまき君
                山本  保君
                井上 美代君
                清水 澄子君
                入澤  肇君
                堂本 暁子君
                西川きよし君
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   委員の異動
 十月二十九日
    辞任         補欠選任
     清水嘉与子君     南野知惠子君
     塩崎 恭久君     尾辻 秀久君
     武見 敬三君     田浦  直君
     中曽根弘文君     久野 恒一君
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  出席者は左のとおり。
    委員長       狩野  安君
    理 事
                田浦  直君
                水島  裕君
                勝木 健司君
                山本  保君
                小池  晃君
    委 員
                尾辻 秀久君
                久野 恒一君
                常田 享詳君
                中原  爽君
                南野知惠子君
                今井  澄君
                佐藤 泰介君
                松崎 俊久君
                柳田  稔君
                沢 たまき君
                井上 美代君
                清水 澄子君
                入澤  肇君
                堂本 暁子君
                西川きよし君
   国務大臣
       厚生大臣     丹羽 雄哉君
   政務次官
       厚生政務次官   大野由利子君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        大貫 延朗君
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  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○国政調査に関する件

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○委員長(狩野安君) ただいまから国民福祉委員会を開会いたします。
 議事に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。
 去る八月十三日の本会議において、国民福祉委員長に選任されました狩野安でございます。
 本委員会は、社会福祉、医療、年金問題など国民生活に密接にかかわる重要事項を所管しており、その使命は重大であります。
 委員長といたしましては、公正かつ円満な委員会運営に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じますので、皆様方の御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げます。(拍手)
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○委員長(狩野安君) まず、委員の異動について御報告いたします。
 去る十月二十日、直嶋正行君、朝日俊弘君、堀利和君及び櫻井充君が委員を辞任され、その補欠として佐藤泰介君、勝木健司君、柳田稔君及び今井澄君が選任されました。
 また、十月二十七日、渡辺孝男君が委員を辞任され、その補欠として山本保君が選任されました。
 また、十月二十九日、武見敬三君及び清水嘉与子君が委員を辞任され、その補欠として田浦直君及び南野知惠子君が選任されました。
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○委員長(狩野安君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が四名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(狩野安君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に田浦直君、水島裕君、勝木健司君及び山本保君を指名いたします。
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○委員長(狩野安君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
 本委員会は、今期国会におきましても、社会保障等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(狩野安君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
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○委員長(狩野安君) この際、丹羽厚生大臣及び大野厚生政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。丹羽厚生大臣。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生大臣に就任をいたしました丹羽雄哉でございます。
 厚生行政という国民の皆様方の生活に直結した分野を預かることとなり、その重責に身の引き締まる思いがいたしております。
 委員の皆様方には、日ごろから厚生行政の推進に格別の御尽力をいただいており、この場をおかりいたしまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 現在、我が国におきましては、急速に少子高齢化が進展する一方、経済はいまだ厳しい状況を脱しておりません。このような中、国民が安心できる社会を築くため、国民に信頼され、将来にわたって安定的に運営できる社会保障制度を構築していくことが必要とされています。このため、厚生省といたしましては、年金、医療及び福祉全般にわたる社会保障改革に取り組んでまいる所存でございます。
 現在は豊かさの中の不安の時代と言われており、この中で国民の一番の不安は老後の不安であります。このため、我が国が真に豊かな社会となるためには老後に不安のない社会とすることが必要であり、介護保険法の来年四月からの円滑な実施に向けた準備に万全を期していく所存でございます。
 また、年金制度につきましては、将来にわたり安心して年金を受給できる安定的な制度を構築する必要があります。このため、将来世代の過重な負担を防ぐとともに確実な給付を約束するとの考え方に立ち、制度全般を見直すための法案をさきの国会に提出したところであります。年金制度に対する国民の信頼を揺るぎないものにするため、今国会での一日も早い成立に向けて、御審議をお願い申し上げる次第でございます。
 さらに、医療制度につきましては、経済成長の伸びと医療費の伸びの不均衡が拡大していく中で、将来にわたって信頼できる安定したものにすることが必要になってきています。このため、現在、診療報酬体系、薬価制度、高齢者医療制度及び医療提供体制の抜本的な見直しに向けて検討を進めているところであります。引き続き、具体的な成案を得て、平成十二年度からの改革の実現に向けて努力してまいる次第でございます。
 また、少子化対策につきましては、その中核を担う省として、関係閣僚会議における政府一体の取り組みや少子化への対応を推進する国民会議を通じた官民挙げての対応について十分な役割を果たすとともに、保育対策を初めとする子育て支援策を計画的に推進してまいります。
 このほか、社会福祉事業法等の見直し、深刻化しております廃棄物対策、食品の安全性確保など、間近に控えた二十一世紀の重要な課題に対し正面から取り組んでいく所存でございます。委員の皆様方のなお一層の御理解と御協力をお願い申し上げ、私のあいさつにかえさせていただきます。
 引き続き、先般まとめました介護保険法の円滑な実施について読み上げさせていただきます。
 介護保険法の円滑な実施のための特別対策については、与党三党による申し入れを重く受けとめ、政府部内で鋭意検討してまいりましたが、去る十一月五日に政府の方針を決定いたしました。
 その内容の概要を申し上げますと、以下のとおりであります。
 まず、政府といたしましては、平成十二年四月一日から介護保険法を実施すること及び高齢者保険料の特別措置及び医療保険者対策に要する財源は国が負担することという基本原則のもとに、新制度の円滑な実施のための特別対策を講ずることとしました。
 まず、高齢者保険料の特別措置についてでございますが、平成十二年九月までの半年間は、国民が制度になれるまでの期間として、高齢者の保険料は徴収しないことができるようにするとともに、その後の一年間についても経過的に激変緩和措置として二分の一に軽減できるようにしました。
 次に、四十歳から六十四歳までの方々の負担については、介護保険法の施行に伴う医療保険者の負担のうち、既に老人医療で負担している分を除いた負担増の一年分、おおむね一千二百六十億円について、個々の保険者の財政状況等を酌み取りつつ国が医療保険者に財政支援を行い、全体として新たな負担増を抑えることとしております。
 次に、低所得者の利用者負担の軽減についてであります。利用者負担は法律上一〇%とされておりますが、低所得世帯で現にホームヘルプサービスを利用している高齢者については、当面三年間は利用者負担が三%となるよう助成することにしました。その後、段階的に引き上げ、平成十七年度から法律どおりとすることとしております。
 次に、家族介護支援については、介護保険法とは別に、市町村がみずからの選択により家族介護慰労金の支給、介護用品の支給や家族介護者の交流事業などの家族介護支援特別事業を行った場合に国も助成することとしております。
 次に、介護予防、生活支援の対策については、要介護認定で対象外になる自立の高齢者などに対して、要介護状態にならないように支援するなど、施策の拡充を図ることといたしております。
 最後に、介護基盤整備であります。これについては、介護が必要な高齢者を支援する介護サービス基盤の一層の整備を進めるため、各自治体の状況を踏まえながら、新ゴールドプランの後の新しいプランを策定することといたしております。
 今回の特別対策は、介護保険制度の理念、基本的な枠組みを揺るがすものではなく、私としては、来年の四月から介護保険法の円滑な実施に向けて現場において大変な御苦労をなされていらっしゃる市町村を初めとする関係者の皆さんと手を携えて、厚生大臣として先頭に立って円滑な実施へ向けて全力で取り組んでいく所存であります。
 何とぞ格別の御理解を賜りますようお願い申し上げます。
 以上でございます。ありがとうございました。
○委員長(狩野安君) 大野厚生政務次官。
○政務次官(大野由利子君) おはようございます。先般、厚生総括政務次官に就任をいたしました大野由利子でございます。
 厚生行政は、国民の健康や福祉に直結をする大変重要な分野でございますし、また、今回政務次官の役割が重くなったということで、大変緊張をしております。介護保険についても大変皆さんに御心配をおかけしておりますが、昨日の委員会で私も六時間、委員会に最初から最後まで出席したのは初めてでございますが、委員会に出席をして時々答弁をさせていただきまして、本当に疲れ果てたというか、ずっと答弁をしていらした大臣はもっと大変だったろうな、このように思っております。
 いずれにいたしましても、二十一世紀を安心できる社会にするために、丹羽厚生大臣をしっかり補佐して厚生総括政務次官としての任務を全力で全うしてまいりたいと、このように思っております。委員の皆様方の御協力をよろしくお願いいたします。
○委員長(狩野安君) 本日はこれにて散会いたします。
   午前10時12分散会