エイリアン4(オリジナルモールド)
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![]() “エイリアン4”プロップ・ヘッド (ブルース・ハンシング製作) |
![]() ドーム表面には網目状の膜まで再現。 たぶんゴム用接着材のようなものを 表面に塗り、 ツールで引掻いて作ったみたい。 長くは持たないと思われ、、、。 |
![]() ちょっと小さいが、 インナーマウスもしっかり再現。 | |
『エイリアン3』でリプリーも亡くなり、まぁこれでこのシリーズも終わりなのね〜とまったりしていた頃、どっこい懲りずに作られた4作目。もういいんでないのー、と思いながらもやっぱり観てしまうのがエイリアン好きのサガというものでしょーか。さすがにシガニー・ウィーバーもめっきり老け、1作目のあのパンティ姿の面影はなかった(←別に期待してませんでしたが(^^A)のですが、映画自体は前作よりはよく練られており、そこそこ楽しめる作品には仕上がっていました。 このシリーズ、ゴジラシリーズと同じく毎回エイリアンの設定やスタイルが変わり、それがひとつの"売り"でもあったのですが、4作目ともなると、もうあまりアイディアも残っていなかったのか、体型は元に戻ったものの、ヘッド自体は3作目と大差ない感じ。『3』との一番の違いは、後頭部の底が昆虫の腹のように平らになっていることですが、まぁ、この程度だと違いが分からない人が多いのも無理ないかもしれませんな。 最近になって5作目も製作決定とのこと。次作ではエイリアンがどのような生物的変貌遂げるのか、はたまた似たり寄ったりなのか、今から興味深々ではあります、、、。 さてさて、上の写真は、そのエイリアン4のオリジナルモールドより製作されたプロップ・レプリカ。昨年4月に発注したものの、2度の配送のトラブルに見舞われ、ようやく届いたのがつい先日ということで、すでに他でも紹介されているので今さらの感はありますが、一応アップ。^^ ![]() 製作はエイリアン造型の第一人者ブルース・ハンシング氏。氏は86年頃からプロップ、コスチュームの分野で活躍しており、特にエイリアンについてはほとんど趣味といっても良いくらい。以前ご本人から聞いたところによると、なんでも数年前にH.R.ギーガーの自宅に2週間ほど泊まり込んでギーガーによるオリジナルエイリアンの製作にも携わったとのことで、よくよく好きなんだなぁと感心するばかりです。 管理人が氏の名前を知ったのは95、6年頃。当時国内ディーラーで扱っている方がおり、早速注文したものの、やはり配送のトラブルで1年待っても届かず、結局キャンセルとなってしまったことがありました。イギリスはこの手のトラブルが多いのか分かりませんが、これから入手をお考えの方は、やはり語学に堪能なベテランの方に頼んだ方が無難。例え保険がついていても、トラブル時には現地と英語でのやり取りは必須のようですので。(^^A さてヘッドですが、ご覧のように、頭部ドームや網目状の膜まで見事再現したコダワリのスーパー・ディテールは圧巻で、さすがにエイリアンフリークの手になるものだけのことはあるわいと感心しきり。とりわけ側面から見たときのシャープなフォルムはカッコイイの一言で、『エイリアン3』の丸っこいラインとはまた違った魅力があります。材質はファイバー・グラス、ラテックス等ですが、歪み防止にネックのラテ部分もガラス繊維でラミネートされ、質感は全体的にカチンコチン。内部にはバリなども多い上、ドーム部の網目状の膜はホコリ厳禁ということで、保存にケースは必須と言えるでしょう。 このヘッド、通常版は"口閉じ"タイプなのですが、管理人が入手したのは特別仕様の"オープンマウス"タイプで、インナーマウスもしっかりと再現されているのが嬉しいところ。ペイントの方は映画と同じ通常版の茶系ですが、これ以外にギーガーを意識したダーク・カラーバージョンも存在し、好みでオーダーできるようです。 ともあれ、90年代から蒐めはじめたエイリアンヘッドコレクションも、ここに来てようやくのことで1〜4をオリジナル・モールドで曲がりなりにも一応のフルコンプ。いや〜、昔だったらこんなものが手に入るとは想像もできなかっただけに、ちと感慨深いものがありますなぁ。今後も"念ずれば必ずGET"を信条にやってけそうな2002年の初頭でした。^^ 2002.1.20
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