エイリアン2 (オリジナルモールド)


オリジナル・モールドからのレプリカヘッド2体。
右がフォーム・ラテックス製、左がファイバーグラス製。
ゴキブリを思わす造型がナイスです。


右列は詳細写真。クリックすると拡大されます。→

 1986年の映画 『エイリアン2』 に大挙して登場(実は同時に写っていたのは最高でも6体程度らしい)したエイリアン・ウォリアー。
 1作目が重厚なゴシックホラーとすれば、ジェームスキャメロンの2作目は痛快なアクション大作で、これでもか! これでもかっ! という作りはこの手の映画の良いお手本となり、『バイオハザード・シリーズ』等ゲームの世界にも甚大な影響を与えたようです。

 この続編でのエイリアン造型に関しては、産みの親であるH.R.ギーガーは一切ノータッチ。頭部フードをとっぱらったゴツゴツしたモールドは、監督のJ・キャメロンのアイディアです。ちなみに、あのエイリアン・クィーンもキャメロンのアイディアであり、デザイナーとしてもかなりイケてる人といえるでしょう。
 実際の造型はスタン・ウィンストン・スタジオが担当。スタント用スーツは暗闇でほとんど画面に映らないことを前提に製作されたため、ボディ部分は黒のライクラ生地にフォーム・ラバーをところどころ張り付けただけという実に粗末なシロモノ。エイリアン・ファンの間では、以前からシリーズ最高の手抜きスーツとしての栄誉を授かっております。(^^A

 上の写真はオリジナル・モールドからのプロップ・レプリカ2体。右は以前から所有しているフォーム・ラテックス製のもの、左は最近入手したファイバー・グラス製のヘッドで、いずれもUK製。元々のモールド自体は同じですが、比較してみるとラバー製の方がレストアしたモールドを使っている分フォルムが綺麗に出ており、さらにペイントもオリジナル通りの上、ネックが付いていることもあって、もし入手するならこちらをお勧めしたいところです。(ただし、すでにUKでは製造が終わっていますが。(^^A)
 左のファイバー・グラス製の方はヘッドだけでネックがないのと、ペイントも若干オリジナルとイメージが違うのが難点。ただし、材質がファイバー・グラスだけあって歯が非常にシャープな上、メンテナンス一切不要というのが結構良いかも。こちらの方はまだ入手可能のようです。
 エイリアン・ウァーリアーに関してはスーツ一式コレクションしているという猛者もおられますが、どちらにしても数はそんなには出てないようで、貴重品と言えるでしょう。

 上記ヘッドをジックリ眺めてみると、その造型のセンスにしたたか感心するとともに、市販のフィギュア等との相違に嫌でも気付かされます。巷に出まわっているエイリアン関係のアイテムのほとんどがこの「2」を基本としている割には、正確な造型は伝わっていないようで、実にいい加減なモノが多いです。本物をもっと研究して、良いものを出して欲しいと思う今日この頃でありまする。^^
2002.10.13 加筆訂正
MASKS
return to menu