エレファントマン!

デス・スタジオ製「エレファントマン」

エレファントマン(1980)

 デヴィッド・リンチの出世作『エレファントマン』、映画に登場する実在したフリークス、ジョン・メリックの悲惨な生涯をほぼ忠実に再現したもので、観客の涙腺をいたく刺激したものでした。中にはその「お涙頂戴」的な側面を批判した映画評も目に付いたりしましたが、もともとリンチがそういうタイプの映画監督ではないことは『イレーザーヘッド』1作を観れば明らか。言ってみればメリックの生涯があまりに悲惨過ぎただけのことであり、リンチの責任というより、この映画を企画したメル・ブルックス(だったっけ?)の責任でしょうな。たぶん。
 
 余談ですが、私はこの15年ほどの間にジョン・メリックに近いくらい顔の変形した方を3人も見掛けており、そのお一人はつい2駅ほど隣に住んでおられます。生まれつきか、何らかの事故に遭われたのかは不明ですが、顔面は倍近くに膨れ上がり、眼や唇の位置も激しく歪んでいるという悲惨な状態。それでもちゃんとスーツを着て、周囲の視線にじっと耐えながら毎日通勤されているその姿を見るとき、ある種の感動を覚えながら、ふと思い出すのは「フリークス=神」という言葉でした。悪夢的現実世界は、こんな風に無力な神のみを産み出し続けるのでしょうか?(ちなみに、他のお2人も、日中、平然とご自分の仕事をされておられました)

 左のマスクはデス・スタジオから1984年頃リリースされたもので、もちろん絶版。ディスプレイ用というより被るため(!)に造られたもので、眼はアイ・ホール状態のため、手近にあったおもちゃの眼球を入れてみました。
 ・・・しかしこれを被って遊ぶとは・・・なんて罪作りなんでしょーか。(←って言いながら、買ってるオレって、いったい・・・。(^-^;)

PS エレファントマンマスクについては、これ以外のバージョンも当マスクセクションにUPしてありますんで、興味のある方は以下のリンクから跳んでチェックしてね。(2009.9.6 追記)

    ■メリック(ジョー・ライリー版)
    ■エレファントマン25周年記念版(イマジネイティブ・クリエーションズ版)                                                 

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