プレデター

プレデター レプリカヘッド
(ディセプション リミテッド)

 牙はレジン製。ちょっと可愛い過ぎる気もするが、丁寧な塗装が施されている。






特徴的なドレッドヘアはフォーム製。数は省略しているが、ディスプレイとしてはこれで十分だろう。
 『プレデター』の1作目が公開されてから、もう結構経つ。B級SFアクションホラーとしてはなかなかに楽しい作品ではあったけれど、このレゲエ風エイリアンが今日のような定番キャラに発展するなどとは、当時誰が想像しただろうか。映画は結構当たって2作目も作られ、これもそこそこヒットはしたが、当時はシュワちゃんの引き立て役のイメージが強かったように思う。一般に認知された最大の要因は、やはり玩具メーカーのケナーとコミック出版のダークホースコミックスが企画したあの「エイリアンVSプレデター」にあるのではなかろうか。

 「エイリアンとプレデター、戦ったらおもろいやんけー」という大阪商人的発想(?)に貫かれたこのアイディアはいつのまにか日本でも受け入れられ、まんまとブランド化した感がある。
 いわばピンではマニア受けしかしなかった芸人がコンビを組んだら一挙にブレイクしたようなもんである、、、というか、次々と発売されるコミックやおもちゃを買ってるうちに、既定事実として客はすっかり洗脳されてしまったといった方がいいだろうか。いや、おそろしいものである。まぁ、皆さん結構楽しんでるだろうからまったくOKなのであるが。^^

 ともあれ、
「エイリアンVSプレデター」以降、エイリアンで発売されているグッズはプレデターでも出される場合が多くなった。もちろんプレデター単体でも結構な数の関連アイテムがリリースされているけれど、エイリアンと比べると、どうもこれはという決定的なものは出ていないような気がする。
 強いて挙げれば、ガレキではビリケンやアルゴノーツ製のもの、プロップ系ではスタン・ウィンストンのモールドを使用した例の等身大フィギュアやヘンリー・アルヴァーツ原型のマスクが代表的なところだろう。
 この等身大とコレクターマスクは、本来なら1/1の究極アイテムになるはずだが、量産品のためか仕上げがやや粗く、いまいちの感があるのが正直なところである。

 これ以外にいわゆるプライベートマスクがいくつかリリースされている。SFマスクカンパニーのプレデター2マスクなどのように非常に完成度の高いものが多いが、いずれも知らない間に出ていて、知らない間に絶版になっているという風で、入手は極めて難しい。

 さて、上に掲げたものもそんなプライベートマスクの一つ。ご覧頂いてお分かりのように、オリジナルモールドを使用した2,3のバージョン(スティーヴ・ワン製作のレプリカを含む)を別にすれば、1作目タイプのマスクとしては、たぶんこれが決定版ではなかろうかと思えるほどに完成度の高いマスクである。
 
ペイントはクリーム系のベースに茶系のドットがちらされ、口内は綺麗な桜色で、牙はレジン製、特徴的なドレッドヘアはフォームラテックスで造られている。オリジナルを良く研究・把握しており、全体のバランスが実に良い。まさに実物通りのカッコ良さで、プレデターファンならずとも相当満足できるマスクではなかろうかと思う。^^

 製作は過去にフランケンシュタインのマスク1個のみリリースしているディセプション・リミテッドというところで、原型はハリウッドのFXアーティスト、リチャード・エスリッジ。私の入手したヘッドのペイントは
「アメージング・フィギュアモデラーズ」等でおなじみの名手ステォーヴ・リオハスが手がけたもので、非常に丹念かつキチンとした塗装が施されている。FX系アーティストとはまた雰囲気が違っていて、これも非常に面白いと思う。

 このレプリカは、数年前、ライセンス取得用にフル・コスチュームが3体、マスクが6個製作されたとのことで、現在はすべて個人コレクターの所有になっている。結局ライセンスは断念したようだが、埋もれてしまうにはあまりに惜しい造形である。

 、、、と思ったら、最近入手した情報なのだが、当マスクと非常に良く似たマスク(未確認だが、たぶん同じ原型だと思われる)でキバとペイントをやり直し、さらにトゲなども付け加えた改良版が製作される計画が進んでいるようだ。アメリカのガレキメーカーと国内の某有名ショップで限定5個づつ計10個リリースされ、価格は20万円台になる見込み。興味をお持ちの方はショップにコンタクトをとってみると良いだろう。

 ということで、プレデター1作目の決定版マスクとして当サイト一押しのこのレプリカヘッド、ちと値段の高いのが難点ですが、チャンスがあったらぜひ1個どうでしょ?^^

2003.10.25

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