怪人フランケンシュタイン/生きかえった死体

“怪人フランケンシュタイン”
(ダレル・ビィダーリ原型・製作)

特製 "血染めバンデージ" 付き。
血糊は赤インクかもね。^^

映画の1シーンから。
左のMASKと比較すると
かなり正確であることが分かる。
 50年代、60年代のアメリカB級SF、ホラー映画に関しては我が国では長らく等閑視され、映像ソフトの出ていないものが非常に多い。代表的な1本である 『大アマゾンの半魚人』 にしても、過去1作目はなんとかビデオ、LDで発売されたものの、続編2本は結局未リリースのまま。DVD時代になって、こういったものにも日の目を浴びるチャンスが来るかとも期待したのですが、今のところそうでもなさそうなのが残念なところです。(^^A

 さて、B級と言えばAIP。ここにご紹介するAIP/1957年度作品
『怪人フランケンシュタイン/生きかえった死体』 (原題:I WAS A TEENAGE FRANKENSTEIN) もそんな中の1本。

 
フランケンシュタイン博士の子孫が自動車事故で死んだ若者を蘇らせるというストーリーは、いかにもという感じですが、登場するモンスターの、まるで
"やけくそ" で造ったみたいな超チープなデザインがもう最高で、もともとはハマー・プロの 『フランケンシュタインの逆襲』(57)のエピゴーネンながら、まるっきり違うテイストの映画になってるのが面白いところです。

 ちなみにフランケンシュタイン博士役としてあのウィット・ビッセルが出ているのが嬉しいところ。年少のころ、TVシリーズ
『タイムトンネル』 の所長役としておなじみの俳優さんであり、この年代のジャンル映画にたくさん出演してくれています。最近はこういうベテラン俳優もだんだん少なくなってきて寂しいものですね。

 なお、この作品には、映画製作者からクビにされた特殊メイクアップ師が新たなメイクアップでモンスターを作り、殺人を繰り返すという楽屋オチ的かつマニアックな続編
『怪物を作る男』 (1958年,原題:How To Make A Monster)があり同じフランケン君が再登場。興味のある方は輸入ビデオで観てみるのも一興でしょう。^^

 さてさて上のマスクは、この 『怪人フランケンシュタイン』 を立体化したダレル・ビィダーリ原型・製作のディスプレイ・マスク。この TEENAGE FRANKENSTEIN のマスクとしては、バリー・エヴァンやフィル・ニコルズのものがリリースされていますが、 それらと比べてもこのビィダーリ版はなかなかの出来。リー・ロメアーなどのような特殊メイクのプロのテクニックはありませんが、ファンが好きで造ったものだけにオリジナルの映画にかなり忠実に製作されており、非常に好感が持てる造型になっています。大きさはやや小さめで、髪は黒茶、濃い肌色に紫でアクセントを付け、血染めの包帯までちゃんと付いているのがマニア心をくすぐりまくります。
 
 いかにも手作りという感じが泣けるアイテムで、Bムービーへの愛がヒシヒシと伝わってきます。しばらくは入手可能なので、B級映画好きの方にぜひオススメしたいところです。^^

2002.7.14
MASKS
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