"Topic of the Day"


【私の支えB】
(註:私の支え@とAは、BBSをご覧下さい。)

今回は、愛媛からの素敵なお手紙の紹介です。先日私は、友人で東京医科歯科大学の看護学生Oさんの作ったアンケートにお答えしました。
その時の設問に

病気に対するまわりの人の偏見を感じますか。
 1.はい 2.いいえ 3.どちらともいえない

というものがありました。
私は迷わず2を選択しました。

勿論実際には、奇異の目や幼児を叱り付けるような言動を受けた事に対する落胆の気持ちなど、色々な思いがあります。
しかし、それをも払拭して2を選ばせてしまうのは、色々な方達の励ましの言葉に他なりません。

そして今回ご紹介しますのは、そんな私の気持ちを最も決定づけました、愛媛大学医学部看護学科4回生 秋山研究室の皆さんから頂いたものです。

文章そのものも、実にあっぱれなレベルです。
と同時にそこにたくされた、学生さんとしての謙虚な姿勢と、真摯なまでの向上心は、我々障害者を一社会人と捉え、共に歩んでくれようとする共感・愛情に満ち満ち、大きな感動を与えて下さると同時に、私に社会における病気による偏見を忘れさせてくれました。ありがとうございました。ではご紹介します。【舩後】


舩後靖彦様、奥様へ
朝晩の冷え込みに秋を感じる季節となりました。
舩後さん、奥様いかがお過ごしでしょうか。
先日は、お手紙と、お写真をありがとうございました。
西条市で舩後さんと初めてお会いした時には、学生全員、緊張してしまい十分にお話することが
できませんでした。(残念!!)

舩後さんが、自由自在に「伝の心」を操ってコミュニケーションをしたり、プレゼンテーション
を行っている姿を見て、難病を持っていても、いろいろな機械を使ったり、工夫をすることで、何
でもできるのだと知りました。
「告知」についてのプレゼンテーションを聞いて、私たちの中で、「告知」は一度きりのものだ
というイメージがあったのですが、そうではなく、それを出発点として患者さんが納得するまで、
継続して行うのが、本当の「告知」だと分かりました。これから先、医療に関わるもの(看護師・
保健師)として、この視点を持っているのと持っていないのとでは、患者さんへの関わり方も大き
く変わってくると思います。
先生の授業や、画面を通してでなく、病気と向き合って生きておられる舩後さん自身の言葉で直
に教えていただいたことが、私たちに素直に“そうなんだ”と感じさせてくれ、とても大きな収穫
となりました。(まさに、経験者は語る!ですね。)
また、舩後さんとお会いした時の印象や、プレゼンテーションのところどころにちりばめてある
ユーモアから、明るくて面白いかただな、きっと、私たちの想像もつかないくらいにつらくてどう
しようもない時もあっただろうに、病気なんかに負けていないなぁと思いました。
舩後さんの奥様におかれましては、お会いすることはできませんでしたが、心のこもったお手紙
をいただき学生一同感激いたしました。また、その文面から奥様も明るくてユーモアにあふれた方
なのだということが伝わり、さぞかし舩後家は楽しいだろうなと想像しています。
今回、私たちは難病をテーマに研究を進めるという機会に恵まれました。まだ研究は始まったば
かりですが、舩後さんや奥様との出会い、他の難病を持った患者さんとの出会いを大切にして、実
りの多い研究となるよう努力するとともに、難病とともに生きている患者さん達から多くのことを
学び、自分たち自身も成長していきたいと思います。
お手紙、お写真、本当にありがとうございました。
季節柄、お体ご慈愛下さい。
                                  かしこ
平成14年10月10日 
愛媛大学医学部看護学科4回生 秋山研究室
上本菜々実 大内緩奈 佐倉真由美 又吉倫子

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