日記

5月31日(月)
 何気なく今日の産経新聞の産経妙を読んでいたら、出だしが

 >帝銀事件や吉展ちゃん事件で敏腕を振るった平塚八兵衛が亡くなったとき、新聞は「最期の名刑事」とたたえたものだ。

 と、普通に書いてあってマジでびびりました。何で、わざわざ帝銀事件を手柄話の例として、持ってくるんですか!?
 以前にも、日記でネタにしたことがありますが、帝銀事件というのは冤罪事件であり最高裁において死刑判決が下された平沢貞通は冤罪被害者であるとの、いわゆる人権派の主張は昭和の事件史を語る上で通説となっていると言っても過言ではないでしょう。

 帝銀事件(無限回廊)

 帝銀事件(事件探究史)

 帝 銀事件−Wikipedelia

 別に私は昭和の名刑事とされる平塚八兵衛の功績を全否定しようとか思ってないですが、帝銀事件が冤罪事件であるとの疑惑が濃厚であるとの言説が流布しており、なおかつその主張の裏付けの主たる要因として警察捜査の問題が指摘されまくっていることを考えれば、無批判に帝銀事件の検挙を平塚の手柄として全国紙の紙面に書き連ねることは社会正義に反するのではと思います。
 もちろん、帝銀事件が冤罪事件ではないという主張があるのであれば、産経新聞内にちゃんと紙面を取って論じればいいのです。冤罪説が主流の帝銀事件について、論理の通った平沢真犯人説が新聞紙上に掲載されるのであれば、私も普通に読んでみたいです。別に私は人権派ではないですしね。
 それにしても、不思議です。
 
何で、そうまでして、産経新聞は帝銀事件を冤罪事件ではないという説を正面から論ずるのではなく、サブリミナル広告のようにさりげなくコラムの中に紛れ込ませようとしているのでしょうか?まさか、産経妙を執筆している記者が帝銀事件が冤罪を疑われていることを知らないなどということはないでしょうし、それでも敢えて帝銀事件が冤罪事件でないと主張せねばならない弱みでも警察OBの圧力団体にでも握られているのでしょうか?
 産経新聞も朝日新聞とは違ったベクトルでの偏りはあるんだなと、改めてマスコミへの不信感が強まる今日この頃です。

5月30日(日)
 

5月29日(土)
 

5月28日(金)
 イギリスで切り裂きジャックについて研究していた男性がモノホンのシリアルキラーとして逮捕されたというニュースに注目です。
 昨今、東京都でマンガとかの性表現について規制するための条例について、ネットであーだこーだ言われていますが、今回の事件のように、連続殺人・・・というか快楽殺人について、詳細に記述された悪趣味な本が、現実の殺人者に影響を与えてしまっているということも、表現の自由を訴える人は目をそらしてはいけない事実だと思います。
 マーダーケースブックとかコリン・ウィルソンの書いた悪趣味本の類を現実の殺人者が愛読していたという事例は現実に散見されます。日本においても、イギリスの毒殺魔のグレアム・ヤングに感銘を受けた女子高生が、これを模倣してタリウムを自身の母親に投与し重態に陥らせました。また、神戸連続児童殺傷事件の犯人であるいわゆる酒鬼薔薇聖斗は、アメリカの未解決事件であるゾディアック事件に影響を受けたと言われています。
 ただ、こういう事例はニワトリが先かタマゴが先かという話になるのですが、悪趣味本を見るからシリアルキラーになるというより、シリアルキラーの素質がある人は同じ嗜好を持つ先人の事績に自然と関心を持つのだと考えるべきなのだと、私は思っています。
 でも、先述の女子高生タリウム毒殺事件(未遂)なんかは、グレアム・ヤングの事績を知らなければ、少なくとも手間暇かけてタリウムをわざわざ入手したり(こんな劇薬を一般人に販売した薬局はドアホだろ)はしていないことは断言出来る訳で、子供がシリアルキラーについて書かれた本とかを夢中になっている風景はよろしくないなーと私も思ってしまいます。
 ただ、何ででしょうかね。東京都の条例改正の話は、あくまで児童ポルノ(というよりマンガとアニメの性描写かな)に絡んだものであり、こういう猟奇殺人とかの残酷な表現に対しては、全然言及されてなくて、何書いても野放しでもOKみたいなイメージなんですよね。いや、別に私も自分の立ち位置としては、表現の自由万歳で妙な規制は反対というポジションなんで、別に規制しろって意見してるんじゃないのですが・・・。

5月27日(木)
 

5月26日(水)
 

5月25日(火)
 

5月24日(月)
 

5月23日(日)
 

5月22日(土)
 以前の日記でも書いたことがありますが、代理ミュンヒハウゼン症候群という症状によって女性容疑者が、点滴に汚物を混入するという手法によって、複数の自身の子を殺害、あるいは殺害未遂した事件の一審の判決が下されましたね。検察の求刑懲役15年に対して、判決は懲役10年となっています。
 事件の初報があった頃から、ある程度予想していたことですが、案の定検察はこの女性に対して死刑や無期懲役になるような求刑を行うどころか、殺人罪での起訴すらしませんでしたね。普通に疑問なのですが、代理ミュンヒハウゼン症候群というのは、そもそも刑法上の心神喪失にあたるような症例なのでしょうか?
 事件の報道を見聞きしていると、この女性の犯行は計画的であり、また自身の行いが罪に問われるべきものであるとの自覚もあったと想定されると率直に思います。実際に死去した四女への犯行を容態が悪化したことによって途中で止めているとの被告側の主張自体が、こういうことの裏付けなんじゃないかなと。
 新聞記事とかで検察が求めていた求刑は厳しいみたいな論調ですが、こんなの全然厳しくないですよ。これ、自分の子供が被害者だから辺にこの容疑者の女性を擁護するような感情が生まれるような人もいるのでしょうが、この点滴事件が血縁関係のない第三者が起こしたのだと仮定すれば、確実に殺人罪で起訴されていたことでしょう。
 日本において、母親から子供に対する卑俗殺人が起きたら、何故か殺人罪ではなく傷害致死罪で起訴されるという慣習は、どう考えてもおかしいと思うのですが、こういうことに対して問題提起をする大手マスコミが皆無だということはどういうことかと。こういう本当の弱者の声なき声を伝えることこそが、マスコミの重大な使命の一つだと思うんですけどね。

5月21日(金)
 

5月20日(木)
 

5月19日(水)
 

5月18日(火)
 

5月17日(月)
 

5月16日(日)
 

5月15日(土)
 

5月14日(金)
 GW中に、何となく手に取って読んでいた井上靖の代表作の一つであるおろしや国酔夢譚を読破しました。
 江戸時代の伊勢の廻船商人だった大黒屋光太夫とその部下達がアリューシャン列島のアムチトカ島(当時はロシア領、現在はアメリカ領)に漂着し、紆余曲折を経て日本に帰国するまでの経緯を描いた作品です。歴史にちょっとでも詳しい人なら、大黒屋光太夫の名前は知っていると思いますが、光太夫は実在の人物であり、この小説で述べられていることの大まかな流れは実話に基づいています。みなもと太郎のマンガ風雲児たちでも、大黒屋光太夫の人生が描かれていたので、それで知った人も多いことかと思います。
 光太夫はアムチトカ島から、カムチャツカ半島に渡り、オホーツクからイルクーツクを経て当時のロシアの首都だったペテルブルクにまで赴き当時のロシア皇帝だったエカテリーナ2世に直接帰国を嘆願し、ついに日本へ帰還したという、現代の尺度から見ても信じられない凄まじい経歴の持ち主です。
 光太夫の苦難の道のりでの一番のびっくりは、アムチトカ島において現地に滞在していたロシア商人の迎えの船(光太夫達もこれに乗る予定だった)が沈没した為に、光太夫一行はロシア人と協力して自力で船を建造したということです。作中では、そんなに凄いことという感じでは描かれていなかったですが、ロクな設備もないところで、よくそんなもんを作ったなと。あと、ロシアにおいて日本という存在はそれなりに知られており、イルクーツクには光太夫以前の漂流者の子供がいたり、光太夫の協力者となるキリル・ラクスマン(日本史の教科書にも出てくるアダム・ラクスマンの父親)が長崎の出島からオランダ経由で入手した日本の地図を持っていたりとか、IT革命(懐かしい単語だな)どころか産業革命以前の世界でもワールドワイドなネットワークはあったんだなと、全然知らなかった訳でもないですが、やはり凄いなーと再認識させられました。
 後、このおろしや国酔夢譚が書かれた当時は歴史研究が進んでいなくて、実際にはある程度自由に生活していたらしい(伊勢にも一時帰郷したり、江戸でも親族と面会したりしていたことが判明しています)光太夫は、この作中では軟禁されて生涯を終えたような記述になっていると聞き及んでいましたが、別にそんなことないですね。確かに、幕府の監視下におかれていてそれなりに不自由だったろうとの推測こそ書かれていましたが、それはただの推測であり記録がないから良く分からないといったのが実際の記述内容でした。
 話は全然違いますが、井上靖のとある作品(私に直接面識がある人なら分かるでしょう)って、個人的に凄い影響を受けているんですよね。でも、実際に井上靖の作品で読んだのって、これが2作目だったりします。その内、しろばんばぐらい、読んでみようかなー。

5月13日(木)
 

5月12日(水)
 

5月11日(火)
 

5月10日(月)
 

5月9日(日)
 ハートキャッチプリキュア!の最新話「涙の母の日!家族の笑顔守ります!!」に感動です。
 つぼみとえりかのクラスメートのななみが、亡き母への思いと母に会いたいと無理な願いを泣きながら言う妹との板挟みになっている姿に心を打たれてしまいました。ラストでちゃんと仲直りして、ななみが亡き母から教えられた笑顔でいることの大切さを妹にも伝えてハッピーエンドという流れも含めて、現段階における今期のプリキュアの最高傑作はこれでしょう!
 今期のハートキャッチプリキュアは、キャラデザをどれみシリーズと同じ人にしていることに端的にあらわされていますが、今回のエピソードでその傾向は確信になりました。どれみシリーズでも、はづきちゃんの思い人だった矢田くんも母を亡くしている(継母はいます)のですが、授業でお母さんの顔を描くように言われたことに反発して、関先生にこういう子供のことを考えてくれないんだと言うのですが、実は関先生も片親の家庭で育った経歴の持ち主であり、悲しいことであってもそれに目を背けて生きていくことは出来ないといった趣旨のことを矢田君に教えさとしていたエピソードがあったのを思い出しました。
 翻って、昨年のフレッシュプリキュア!は薄々分かっていたことではありますが、相当のがっかり作品だったというのが浮き彫りになってきますよね。あれはあれで子供には人気だったんでしょうが、子供向け=子供だましではないんだというのは、重ねて強く言っておきたいところです。

5月8日(土)
 

5月7日(金)
 

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5月5日(水)
 

5月4日(火)
 

5月3日(月)
 

5月2日(日)
 

5月1日(土)
  

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