日記

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 シルバーウィークで大阪に帰省したついでに、新作のアニメ映画心が叫びたがってるんだをなんばで観てきました。
 単純に話は凄く面白かったです。主人公の成瀬順は過去のトラウマから声を発することが出来ないのですが、その成瀬さんが歌うことだけはトラウマ スイッチを刺激しないということが判明したことからみんなでミュージカルをやろうというのは、めちゃんこ強引な筋書きではあるものの、すんなり話に引き込 まれました。ミュージカルって、普通の学校のクラス単位の出し物のレベルじゃないよね。
 ただ、題材が青春ということもあり、リア充爆発しろという気持ちを無視することが出来ない作品でもありましたね。主人公の成瀬さんは作品序盤で はわたもてのもこっちサイドのキャラだったこともあり、最後まで好感度は落ちませんでしたが、ヒロイン・・・じゃなくて王子様担当の坂上くんは「許せな い」の一言ですわ。成瀬さんがクライマックスで罵倒しまくってましたが、あんな程度で坂上くんの罪は購えないですよ。もう一人のメインキャラの男子田崎さ んは、まあOKかな・・・と思いかけましたが、特に気がある訳でもない仁藤さんに言い寄っていたのがでかいマイナスでした。
 最終的に成瀬さんは失恋しちゃう(すいません、モロネタばれですね)訳なのですが、そういうストーリーであるなら、どちらかと言えば母親との関 係をもうちょっと描いた方が良かったのにと思います。そもそも、声がだせなくなった原因は家族関係のトラブルな訳で、親子の関係がおまけみたいな扱いだっ たのは恋愛ものにした方がウケがいいからなんでしょうね。
 そんなわけで、さぼりがちなアニメの感想もちょっとは書いておきます。

乱歩奇譚 Game of Luplace
 今時の10代の若者には全く分からないと思いますが、江戸川乱歩という作家はライトノベルというジャンルがない時代にライトノベル的ポジションに位置した過去の小中学生を相手に荒稼ぎをしていた売れまくった作家さん(私がお子様だった頃には故人の筈ですが)なんですよね。
 原作が古臭い・・・というか普通に古い作品なだけに、どういう味付けのアニメになるのかと思っていましたが、何かすげー微妙な作品でしたわ。登場人物の名前が乱歩作品からとられているぐらいで、乱歩先生の原作が使われている話がどこにもない(私は乱歩ファンではないので違ったら指摘して下さい) んですが!?
 コバヤシ少年が興味のない人間の顔が判別できていないという演出(明確には描かれていませんが、おそらく本当にコバヤシ少年は見分けが出来てない と思われます)は、良かったと思うのですが、最後までコバヤシ少年を上手く作中で活躍させることが出来ていなかったように思います。
 普通に昔の少年探偵団みたいな話をアニメでリメイクするぐらいで良かったと思うんですけどねー。少年探偵団の団員を全員萌えキャラにするだけで、普通に売れるアニメが作れるような気がするのは私だけでしょうか?

ベイビーステップ
 マガジンのアニメ化作品はどれも順当に面白いですね。原作を凄く丁寧にアニメ化していて非常に好感が持てました。原作の展開が遅いのもあって、アニメももうすぐ原作に追い付きそうなので、3期はまだ先かな。
 それにしても、丸尾君は凄いですわ。のほほんとした絵となっちゃんとイチャラブするリア充ぶりから伝わりにくいですけど、とんでもない根性の持ち主ですよね。まあ、才能も凄いんでしょうけど。こういうのを見ると、自分は絶対にテニスプロにはなれない(いやなりたいと思ってないけど)なと分かっ て、ある意味安心です。

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