らぶらぶゲーム天国


ドルアーガの塔(FC・ナムコ)

 小学生時代の私にゲームの魅力を叩き込んだ名作・・・・でも、今ならクソゲー。

 主人公ギルを操り、ドルアーガの塔の頂上に捕らわれる恋人カイを助けるのが目的のアクションRPG。一見、西洋風に見える世界観ですが、実際は古バビロニアのギルガメッシュ神話をモチーフにした作品です。
 ドルアーガの塔は全部で60階あり、それぞれの階には、条件を満たすことにより宝箱が出現します。基本的な流れとしては、宝箱と鍵を回収→次のステージに進むということになります。
 ポイントはこの中の宝箱を出現させる条件です。ここら辺は近年のゲームファンには付いて行けない世界でしょうが、正真正銘ノーヒントです。我々プレイヤーは出来ることを全て試して、ひたすら試行錯誤を繰り返すという苦行の連続です。

 グリーンスライムを3匹倒す → カッパーマトック(1階)
 ブラックスライムを2匹倒す → ジェットブーツ(2階)

 序盤のこの辺は、普通にしてても分かるでしょう。

 しかし、

 歩きながら呪文を3回盾で防御する → ホワイトソード(5階)
 鍵を取らずに扉の前を通過し敵を全滅させる → レッドシールド(13階)

 といった、宝箱を出現させる条件がまともなプレイとかけ離れたステージが目立つようになってきます。

 更に

 3回上、右、下、左の順にギルを動かす → ゴールドマトック(29階)
 セレクトボタンを押す → パール(31階)
 マトックで壁を壊して外壁を一周する → ブルーネックレス(46階)

 ここまで来ると通常のゲームプレイとは関係のない、嫌がらせとしか思えない条件のステージが続出。特に31階の宝箱出現条件は、FC版ならともかく元のアーケード版の場合、筐体によっては1Pセレクトスイッチが存在せず、クリアーが不可能という、どうしようもないトラップです。

 伝説では、アーケードゲーマー達は宝箱の出現条件を他人に知られないようにするために、段ボールを頭から被って、ゲームセンターでプレイしていたと言われます。

 しかも、この宝箱、ものによっては苦労して出現条件を発見しても、取ってしまったらダメなものまであります。メジャーなところでは、ポーションオブエナジードレイン(ギルのHPを下げる・・・厳密には指定した値に設定するという効力ですので、極端にHPが低い場合は取った方がいいです)。それとポーションオブデス(タイムが高速で減る)。

 しかも、これだけ苦労して宝箱を集めても59階の最終決戦の条件(スーパーハイパーナイト→スーパーウィザード→スーパークォックス→ドルアーガの順に倒す、ちなみに全ての必要アイテムを入手してないと倒せません)を満たさず、59階をクリアーしたり、60階で間違った行動(カイ・イシターに剣をあてる、壁を壊す)をすると、ZAPと画面に表示されて、重要な宝物が没収されて序盤のステージに強制送還されてしまいます。

 当時は、今と違ってゲーム雑誌も攻略本も存在しません。・・・冷静に考えると、このゲームを発売するにあたって、攻略本を前提としていないというのは、何かが間違っています。
 とにかく、自力で必死になっていたのを覚えています。しかし、当然ですがそんなことで素人の小学生がクリアーなんて出来るはずがありません。ここら辺が、メーカーとユーザーと出版社の思惑が一致したようで、ついに攻略本が発売されました。
 驚喜して、攻略本を買い求めました。苦労してドルアーガを撃破。カイを石から元の姿に戻してギルとカイが並んだEDを見たときは、ゲームをクリアーするということの達成感に心から酔いしれてしまいました。約20年過ぎた今でも、EDの音楽を口ずさむ事ができます。

 古き良き時代の思い出です。

 

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