ロケットの作り方〜自作ロケットで宇宙に行こう!


第6話 ロケットの原理〜社会人編

 もし、今が原始時代で、あなたの乗ったロケットが、あなたの家の庭から垂直に打ち上げられるのであれば、問題は無いのですが・・・★

 まっすぐロケットを上に向かって打ち上げると、重力の抵抗が大きく、地球の重力から抜け出すにはかなりのスペックのエンジンが必要なので、通常は斜めに、それも東に向けて打ち上げます。東に向けて打ち上げる理由は、地球の自転を利用して、少しでも推力を稼ごうというわけです★

 幸い、日本の東側には太平洋が広がっていますので、太平洋沿いの別荘地、それも出来るだけ南の方(赤道付近が、地球の重力を最大限に利用できます!)に土地を買って、ロケットを打ち上げるとしましょう★

 さて、問題点がいくつかあります。
 まずは、飛行機。ロケットが飛行機と衝突しては大惨事になってしまいますから、航空局には事前に知らせておき、必要に応じて打ち上げ時間を調整しなければなりません。
次に、船舶。打ち上げ場の近くに船がいては、危ないですし、もしかしたら、あなたのロケットは飛行中に燃料タンクを分離して海に落とす計画かも知れません。落ちる予定の場所に船舶がいても、危ないですね。★

 そして、これまた大きな問題。
 いくら、海の上を飛ばすからと言って、そこは人の土地です。少し飛んだら、もうそこは外国です。あなたにとっては未来を開く最先端ロケットでも、他の国の人から見たら、大陸間弾道ミサイルととられてしまうかも知れません。某アジアの国の、テポなんとかと勘違いされて撃ち落とされても困るので、あらかじめ飛行計画を出して、各国の了解をとっておきましょう。
ちなみにこのテポなんとか。打ち上げた人は人工衛星打ち上げ実験だ!と主張しているようですが、仮に人工衛星だったとしても、無断で、人の頭の上を飛行させたことは許されることではありません。まあ、断ればいいってものでも無いのですが★

 さて、皆さんにお知らせも済みましたでしょうか?
 この計画に関わった人には招待状を出し、安全なところで見学してもらいましょう。
 では、いよいよ、カウントダウン開始です!!★


(次号へつづく)

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