ローマ帝国史略


ローマ帝国略年表

BC753

伝承ではロムルスがローマを建国したとされる。
BC509 国王タルクィニウスを追放し、共和制が成立。 
BC494 護民官を設置。 
BC449 十二表法を制定。
BC367 リキニウス法を制定。
BC287 ホルテンシウス法を制定。
BC270 ローマ、タレントゥムを征服し、イタリア半島を統一。
BC264 第一次ポエニ戦争。
BC241 第一次ポエニ戦争に勝利。シチリアを属州とする。
BC218 第二次ポエニ戦争。ハンニバル、アルプスを越えてイタリア半島に侵入。
BC202 ザマの戦い。大スキピオがアフリカに上陸しハンニバルのカルタゴ軍を撃破。カルタゴは本国以外の領土を喪失。
BC149 第三次ポエニ戦争。
BC146 小スキピオ、カルタゴを滅ぼす。
BC91 同盟市戦争。(〜BC89)
BC73 スパルタクスの乱。(〜BC71)
BC60 第1回三頭政治。ポンペイウスカエサルクラッススの三者で権力を分割。
BC58 カエサルのガリア遠征。(〜BC51)
BC49 カエサル、ルビコン河を渡りローマに進軍。ポンペイウスはローマを脱出。
BC48 ファルサロスの戦い。カエサルポンペイウスに勝利する。ポンペイウス、アレクサンドリアに逃亡するも、現地で部下に殺される。
BC44 元老院、カエサルを終身独裁官に任命。ブルートゥスカシウス、共和制の崩壊を危惧してカエサルを暗殺。
BC43 第2回三頭政治。アントニウスオクタヴィアヌスレピドゥスの三者で権力を分割。
BC42 フィリッピの戦い。アントニウスブルートゥスに勝利する。
BC31 アクティウムの海戦。アントニウス・エジプト連合軍、オクタヴィアヌス配下のアグリッパに破れる。
BC30 プトレマイオス朝エジプト滅亡。アントニウスクレオパトラは自害した。内乱の1世紀の終焉。
BC27 オクタヴィアヌス、元老院よりアウグストゥス(尊厳者)の称号を授けられる。帝政の開始。
BC12 ローマ軍、ゲルマニアに進軍。
AD9 トイトブルクの戦い。ウァルスの3個軍団は壊滅。ゲルマニアの属州化は失敗。
14 アウグストゥス病死。帝位はティベリウスに。
31 ティベリウス、奸臣セイアヌスを処刑する。
41 カリグラガイウス)暗殺される。
43 クラウディウスのブリタニア遠征。ブリタニアは属州に。
64 ローマ大火。ネロのキリスト教迫害。
68 ウィンデクスの反乱を契機に、ネロの権威は失墜。ネロはローマからの逃亡を図るが、失敗し自害。ユリウス・クラウディウス朝は断絶。
69 第一次ベドリアクムの戦い。オトは自殺し、ウィテリウスが皇帝に。
第二次ベドリアクムの戦い。ウェスパシアヌスを支持するドナウ軍にウィテリウス軍は敗北。ドナウ軍はローマを占領しウィテリウスを処刑する。
70 ティトゥス、イェルサレムを占領。ウェスパシアヌス、ローマに入城。
79 ヴェスヴィオ火山噴火。
80 コロッセオ完成。
96 ドミティアヌス、暗殺される。元老院議員のネルヴァが即位。(五賢帝時代の始まり)
106 トラヤヌス、ダキアを属州化。ダキア王デケバルスは処刑される。
115 トラヤヌス、パルティアからクテシフォンを含むメソポタミアを獲得。
165 ルキウス・ウェルス配下のカシウスが、パルティアの首都クテシフォンを一時占領する。
175 カシウスの反乱。
180 マルクス・アウレリウス、ドナウ戦線で病死。共治帝コンモドゥスは前線を放棄し、撤退。五賢帝時代の終わり。
193 コンモドゥス暗殺される。
ペルティナクス
ディディウスユリアヌスの短い在位の後、内乱が勃発。
194 イッソスの戦い。セプティミウス・セヴェルスニゲルを滅ぼす。
197 セプティミウス・セヴェルスアルビヌスを滅ぼしローマを再統一。
211 セプティミウス・セヴェルス、スコットランドで病死。カラカラゲタが帝位を共同相続。
212 カラカラ、アントニヌス勅令を発布。ローマ領内の全自由民にローマ市民権を付与。
215 カラカラ、アレクサンドリアの住民数千人を虐殺。
235 アレクサンデル・セヴェルス、ゲルマニアで惨殺される。軍人皇帝時代の始まり。
238 マクシミヌス・トラクス、アクレイアで暗殺される。
プピエヌスバルビヌスの両帝が、親衛隊兵士に殺害される。
251 デキウス、アブリトゥスでゴート族との戦闘中に戦死する。
260 エデッサの戦い。ヴァレリアヌス、ササン朝ペルシアのシャープール1世にに敗れ捕虜となる。
ポストゥムス、ガリア帝国を建設しローマから独立。
268 ガリエヌス、僭帝アウレオルスが籠城するミラノを攻囲中に暗殺される。
269 パルミュラのゼノビア、ローマから離反し東部属州を占領。
273 アウレリアヌス、パルミュラを占領。
274 アウレリアヌス、ガリア帝国をローマに再統合。
285 ディオクレティアヌスカリヌスを破りローマを統一。軍人皇帝位時代の終わり。
286 ディオクレティアヌス四分統治を開始。(西マクシミヌスコンスタンティウス、東ディオクレティアヌスガレリウス
304 ディオクレティアヌスガレリウスの連名でキリスト教禁止令を発布。最後のキリスト教徒迫害。
305 ディオクレティアヌスマクシミヌス退位。第2次四分統治体制。(西コンスタンティウス1世セヴェルス、東ガレリウスマクシミヌス・ダイア
308 カルヌントゥム皇帝会議。ディオクレティアヌスの仲介も四分統治体制の崩壊は決定的に。第3次四分統治体制。(西セヴェルスマクセンティウスコンスタンティヌス1世、東ガレリウスマクシミヌス・ダイヤリキニウス
312 ミルウィウス橋の戦い。コンスタンティヌス1世マクセンティウスを破り西方を支配。
313 リキニウスマクシミヌス・ダイヤを滅ぼし、東方を支配。
コンスタンティヌス1世リキニウス共同でミラノ勅令を発布。キリスト教を公認。
324 コンスタンティヌス1世リキニウスを滅ぼし、ローマを統一。
325 ニケーア公会議。コンスタンティヌス1世、キリスト教の教義論争に介入。アリウス派を異端とし、アタナシウス派を正統と決定する。
330 コンスタンティヌス1世、ビザンティウムに新都コンスタンティノポリスを建設。
337 コンスタンティヌス1世の死後、クーデターで皇族の大量粛正。帝国は三分割される。(コンスタンティヌス2世コンスタンティウス2世コンスタンス1世
340 コンスタンティヌス2世コンスタンス1世の統治するイタリアに侵入するも戦死する。コンスタンティヌス2世の旧領はコンスタンス1世が占領。
350 ゲルマン人のマグネンティウスコンスタンス1世を暗殺し、帝位を僭称。
ムルサの戦い。コンスタンティウス2世、僭帝グネンティウスを破り帝国を統一。
363 ユリアヌス、ペルシア戦線で戦死。ユリアヌスの異教復興の試みは挫折。
364 ヴァレンティニアヌス1世ヴァレンスと帝国を分割統治。
375 フン族、東ゴート族を服属させる。ゲルマン民族大移動の始まり。
376 西ゴート族、ドナウ河を渡河しローマ領内に侵入。
378 ハドリアノポリスの戦い。フルティゲルン率いる西ゴート族がヴァレンスのローマ軍を撃破。ヴァレンスは戦死。
382 テオドシウス1世、西ゴート族と同盟部族条約を結び、トラキアでの定住を許可。
394 テオドシウス1世、西方でエウゲニウスアルボガストを滅ぼし、帝国最後の統一を達成。
395 テオドシウス1世の死後、アルカディウス(東)、ホノリウス(西)が帝国を分割継承。
409 ヴァンダル族、アラニ族、スエビ族、ガリアからローマ領内に侵入。
410 西ゴート王アラリック、ローマを占領、略奪。
418 西ゴート王アタウルフ、南ガリアのナルボンヌに定住。
431 エフェソス公会議。ネストリウス派は異端とされ、ネストリウスは追放される。
439 ヴァンダル王ガイセリック、カルタゴを占領し、ヴァンダル王国を建設。
451 カルケドン公会議。ネストリウス派、単性論を異端とする。
カタラウヌムの戦い。アエティウス、西ゴート族、フランク族と協力して、アッティラ率いるフン族を撃退。
453 アッティラ急死。フン族の王国解体。
455 ヴァンダル王ガイセリック、ローマを占領、略奪。
471 レオ1世アンテミウスの東西ローマ軍、ヴァンダル族に敗退する。
476 オドアケルロムルス・アウグストゥルスを退位させ西ローマ帝位をゼノンに返還。西ローマ帝国の滅亡。
486 フランク王クローヴィス1世、最後のローマ領主シルガリウスを破る。西方のローマ領の喪失。
493 テオドリック1世、イタリアに東ゴート王国を建設。
532 ニカの乱。
534 ベリサリウス率いるローマ軍、ヴァンダル王国を滅ぼす。

555

ローマ軍、東ゴート王国を滅ぼす。 
568 ランゴバルド王アルボイン、イタリアに侵入しランゴバルド王国を建設。
584 マウリキウス、ラヴェンナ総督府を設置。
591 マウリキウス、カルタゴ総督府を設置。
610 ヘラクレイオスフォカスから帝位を簒奪。
614 ササン朝ペルシアのホスロー2世、エジプトから聖十字架を奪う。
619 ササン朝ペルシアのホスロー2世、エジプトを占領。
628 ヘラクレイオス、ササン朝ペルシアのホスロー2世を破り、東方の領土を奪回。
636 ヤルムーク河畔の戦い。サラセン軍にローマ軍が敗北。
638 サラセン軍、シリアを占領
642 ローマ軍、アレクサンドリアから撤退。エジプトを喪失。
653 ローマ教皇マルティノス1世をコンスタンティノポリスに連行。
655 帆柱の海戦。コンスタンス2世、サラセン軍に敗北。地中海の制海権を喪失。
677 ウマイヤ朝カリフのムアーウィア1世、コンスタンティノポリスを包囲。(〜678)
679 ブルガール族、バルカン半島に侵入し定住。
711 ユスティニアヌス2世、ブルガリア王テルヴェルの支援で復位。
717 ウマイヤ朝カリフのスレイマーン、コンスタンティノポリスを包囲。(〜718)
718 レオ3世、ウマイヤ朝のコンスタンティノポリス包囲を撃退。
726 レオ3世コンスタンティヌス5世の連名で聖像崇拝禁止令を発布。
740 アクロイノンの戦い。レオ3世、ウマイヤ朝の軍勢を小アジアから駆逐。
747 ケラミア港外の戦い。コンスタンティヌス5世、キプロス周辺のウマイヤ朝海軍に勝利。
751 ランゴバルド王アイストゥルフ、ラヴェンナを占領。ローマ、イタリア北部の拠点を失う。
782 コンスタンティヌス6世と母后イレーネ、アッバース朝の皇太子ハールーン・アッラシードに屈服し、アッバース朝に朝貢する。
787 第二次ニケーア公会議。イレーネ、聖像崇拝禁止令を解除。
800 フランク王カール1世、西ローマ皇帝を自称。
811 ニケフォロス1世、ブルガリア王クルムとの戦いで戦死。
815 レオ5世、聖像崇拝禁止令を再開。
823 ミカエル2世、ブルガリアの援軍によりトマスの反乱を鎮圧。
843 ミカエル3世、聖像崇拝禁止令を解除。
853 ミカエル3世、ローマ海軍を派遣してエジプトのダミエッタを攻撃。
888 バシリカ(皇帝法令集)を発布。
917 アケロスの戦い。ブルガリア王(皇帝)シメオンにローマ軍敗北。
943 クルクアス、イスラム勢力よりシリアを奪回。
962 ザクセン朝のオットー1世、西ローマ皇帝を自称。
1018 バシレイオス2世、第一次ブルガリア帝国を滅ぼす。
1040 ブルガリア、独立。
1042 セルビア、独立。
1054 ギリシア正教会とローマカトリック教会の分裂。
1071 マンジケルトの戦い。セルジュク・トルコのアルブ・アルスラーン1世ロマノス4世のローマ軍敗退。小アジアの領土を奪われる。
1082 アレクシオス1世、ヴェネチアに関税特権を付与。
1095 クレルモン公会議。ローマ教皇ウルバヌス2世の提唱により十字軍のエルサレム派遣が決定。
1096 第1回十字軍。
1099 十字軍、エルサレムを占領。フランク人はエルサレム王国、アンティオキア公国、トリポリ伯国、アルメニア王国、エデッサ公国といった十字軍国家をシリア各地に樹立。
1116 ポリュウポトスの戦い。ローマ軍、セルジュク軍を破り、小アジアの領土を回復。
1137 ヨハネス2世、アンティオキアを占領。
1204 ヴェネチア主体の第4回十字軍、コンスタンティノポリスを占領し、ラテン帝国、テッサロニカ候国、アテネ候国を建設。ローマ帝国、一時滅亡。ローマの皇族はニケーア帝国、エピュロス帝国、トレビゾンド帝国などの亡命政権を樹立。
1205 テオドリス・ラスカリス、ニケーア帝国を建設。
1211 メアンダー河畔の戦い。テオドリス・ラスカリス、ルーム・セルジュク朝軍を破り、小アジアに勢力を伸ばす。
1261 ニケーア帝国のミカエル8世、ラテン帝国を滅ぼし、コンスタンティノポリスを奪還。ローマ帝国再興。
1282 シチリアの晩鐘。ラテン帝国再興を目論むシチリア王シャルル・ダンジューに対し、ミカエル8世の支援を受けたアラゴン王国が反乱を扇動。シチリアはアラゴン領となる。
1326 オスマン・トルコのオルハーン、ブルサを占領。
1340 アンドロニコス3世、エピュロス帝国を併合。
1354 オスマントルコのオルハーン、内乱中のヨハネス5世への支援を名目にダーダネルス海峡を越えて、ガリーポリを占領。
1362 オスマントルコのムラート1世、ハドリアノポリス(エディルネ)を占領。
1371 ヨハネス5世、オスマン・トルコに服属し宗主権を承認。
1389 コソヴォの戦い。
1396 ニコポリスの戦い。オスマン・トルコのバヤジット1世にハンガリー王ジギスムントの指揮する十字軍が敗北。バルカン半島におけるオスマン・トルコの優位が確定する。
1402 アンカラの戦い。ティムールにオスマン・トルコのバヤジット1世敗北、戦死。一時的にオスマン・トルコの脅威が消失。
1439 ヨハネス8世、東西教会の統一を名目にフィレンツェで十字軍の派遣を要請。
1453 オスマン・トルコのメフメト2世、コンスタンティノポリス攻略。最後のローマ皇帝コンスタンティヌス12世は混乱の中で行方不明に。ローマ帝国の滅亡。

 

 

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